雑文 #50
春になる前に一時もやもやと、具合悪くなるよね。
あの感じ、早く味わいたい。だって早く春になってほしいから。
私は一月をほとんど殺してしまった。ような気がする。
無意義に過ごしてしまった。ような気がする。
あっという間に過ぎ去った。確実に。
本日休演というバンドがとてもいい。
まだ生で観たことはないんだけれども、来月サンフジンズと対バンするのだ。そのライブに私は行くのだ。
一度ラジオで聴いていい感じだったから、CDを買ってみたらこれが私的に大ヒットだった。
どうやら京大生(在学中なのか?)の5人の男性から成るバンドで私が買った『けむをまけ』は2ndアルバムだ。
サウンドは、フォークロックというのかオルタナティヴというのか私には音楽用語はよくわからんけれども、抽象的な言葉で言えば、エキゾチックなのに日本的でノスタルジックな音楽だ。
妙にレトロ。若者たちが作っているのに。まるで私の生まれたような時代か、それ以前へ遡っているようだ。
見たことあるような、半分妄想かもしれないような、記憶の引き出しの中をいじられたような、情景が浮かぶ。
くるりを聴いたときに感じる懐かしさに近い。
京都の魔力だろうか。
「けむをまこう」がとても好き。
https://m.youtube.com/watch?v=NE6wPknNHJo
ライブの際に、もう一枚のアルバムを(たぶん売っているだろうから)買おうと思っているけれど、もうその前に買ってしまいそうだ。
なんだか最近ぜんっぜんいいものに出会わなかったから、ありがたい。
映画観てもダメ。本読んでもイマイチ。私的ヒット作がない時期だったのだ。
ほんっとうにおもしろくなかったのだ。
あーおもしろくなーーーい!と叫びたいほどだったのだ。
叫ばなかったけど。
春が立ったようだね。
この雑文も50回目。
こんなもん書くにはなんの苦痛も伴わないけど(伴ってたら書かない)、こつこつと雑文 # 50まで来た。
このまま叫ぶことなく、ただこつこつと、ああこつこつと、春を待ち(3月のライブを待ち)たい。