雑文 #219 夢
夢はどうしてみるんだろうか?
眠ってるときも脳が働いているから?
少し前まで、私の夢は忙しく、眠ってるときでも脳がバタバタしていて疲れが取れやしなかった。
最近は落ち着いたけど、まだ夢をみる。
私の夢の傾向に、「その人を忘れそうになると夢に出てくる」というのがある。
対象となる人は、もちろん親しかった人が多いがすっかり忘れてた人もいる。
なんで出てくるのか、わからない。
ここのところ、もう会えない人が繰り返し出てくる。
ちょっと前まではあの子だったし、いまでは専らあの人だ。
あの人の夢なんかみたくないのに、毎晩のように出てくるのは、じつは私が相手を想ってるからじゃなくて、私はあの人を忘れそうで相手が私のことを思い出してるからなんじゃないか?などと半ば本気で考えている。
違うかな。
映画「TENET」を観た。
映画館に行くのはじつに一年ぶりくらいに近い。
息もつかせぬ内容で、ついていくのに必死だったけど、150分、集中して観た。
アクションが苦手なのにこの映画に限っては退屈にならずに手に汗握って観ていて、あっと驚かされたり鳥肌が立ったり、久しぶりに外で感情が動いたと思う。
何せ私の大好物のタイムパラドックス・パラレルワールドが絡んでる話なので、ワクワクしてしまう。
私はSFが好きなのだ。
クリストファー・ノーラン監督はすごく頭の良い鬼才なんだろうな。かつて「メメント」という作品を観て、これもまたタイムトラベルの話なのだが、おもしろすぎて、観終わった直後借りたDVDをもう一度頭からフルで観直した。
散りばめられた布石がすごいのだ。
もしも並行世界があるのなら…
考えてもしゃーないけど、私はいくつもの世界を思い起こしてしまう。
1. 結婚して子どもをふたり生んでいた。上は男の子下は女の子。いま上の子が中学生。
2. イギリスに住んで造園の仕事をしていた。パートナーはスコットランドの島出身の人でよく一緒に旅に出た。
3. 中学のときドラムに目覚め練習を始め、高校卒業後渡米して憧れのドラマーに師事して、日本に戻りいろいろなミュージシャンのサポート。2028年、ついに念願のくるりのサポートをする
…夢みがちだよね。