
雑文 #251 五月の雨の土曜日
毎日雨か、またはいかにも降りそうな曇り。昨日は風も強くて参った。空気が重くてじめじめする。
気づいたら紫陽花が咲いてた。咲きたての紫陽花はとてもかわいい。
友達へのプレゼントを買いに街に出たら、土曜日だ、混んでいて、デート中のカップルがいっぱいいたなぁ。
ふたりの女友達へのプレゼントを選んで、しばらく買ってない自分への服(めっちゃ安いワンピース)を買って、速攻ターミナル駅を出る。
買い物は、ここ数年めっぽう苦手。なぜだろうもうウキウキなんてしない。必要に駆られてするだけ。コロナ禍よりちょっと前からそうだった。対面じゃなくネット販売でも好きになれない。なるべく短い時間で選んで、あんまり考えないでポチることが多い(だから失敗もする…涙)
なんか気持ちがソワソワするんだよね。それは昔みたいなウキウキ含んだソワソワじゃなくて、もう短時間で済ませたーい、居ても立っても居られなーい、みたいな。
でもね、旅行で遠くに行ったときだけは、その土地での買い物を楽しめるんだよね。心に余裕ができる。精神上の問題かな。それとも東京にはモノが多すぎるのかな。
しばらく行ってなかった友人のバーに寄った。変わっていたのは、ノンアルコールしか出していないということ。正直間がちょっと持たない感あるけど、カフェ感覚にしては長めの二時間半いた。ご近所だったら、もっとこまめに通えるのだけれどね。
いろいろ工夫してやるしかないらしく、日替わりでバイトさんが入ってる。これまではほぼ友人ひとりでがんばってたけど。その、今日のバイトさんは22歳の大学生だった。お話するのにちょっと気遣うよね。ま、向こうも気遣ってくれてるんだろうけどね。
彼の大好きな話題をしていたときは、生き生きしてたので、やはり年齢関わらず好きなことの話をしているのって聞いてる分にもいいなぁと思った。
私はイマイチ調子が乗らず、彼みたいに生き生きと好きなことの話ができなかったと思う。
周りの人たちを楽しませられなかったと少しだけ落ち込む。
私は「聞き上手」のタイプではないらしいから、ちょっとおもしろおかしく話をしたり、ポンと変なことを言うのが良いみたいだ。それが調子悪いと、口が重いのだ。ほんのり凹む。
お酒が入らなかったこともあるかも。
逆に下戸の人が飲みの席にいるとき、こんな心持ちなのかなって改めて想像した。
楽しけりゃ飲めても飲めなくてもいいんだけどね。
雨は止まないね。
紫陽花はどんどん、花をつけていくことだろう。
五月の海が見たい。
>あなたの顔が映る夕暮れ 五月の薫りは風に乗り
浮き沈み 地図の端っこで動かなくなって 待つことに疲れて
沈む夕日と一番星が 出会うように 地図の真ん中で
大好きな曲。くるりの「五月の海」の一節。