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雑文 #144
半年ぐらいずっと、長い文章を書いていなかった。秘かな日記とかも書いていなかった。これはなかなか記録的なことである。あ、手紙は書いたけど。
8月ぐらいから、心的余裕がなんかなかった。その日その日で精一杯。あくまでも、私のキャパシティせいである。たぶん。
もっと寛容になれたなら。
もっと鷹揚になれたなら。
もっと鈍感になれたなら。
違ったと思う。
区切りなようなものの、片鱗が見えてきた。
ずるずる引きずるのは格好わるいけど、私にはスッパリ割り切れないことがあって(かと言ってすごい割り切れることも別にあるけど)、その、割り切れなさに見切りをつけて、次に一歩進む気配が出てきたというか。
「監獄のお姫さま」観ていると、かわいいおばさんになりたいなぁって素直に思う。
生の音楽を観に行くと、心に何かのエッセンスが浸透して次への活力になっていると素直に感じる。
話してて楽しい友だちと会っていると、素直に楽しいと思う。
家族は大事だなと、アホみたいに基本的なことを普通に思う。
ああ、2017年が終わってしまう。
2018年が始まる。
こんなに先が見えない(良い意味でも悪い意味でも)四十ウン歳の自分であるなんて思ってもみなかった。
どこにいても、私の根っこは変わらない。けど環境は変わり続けるのである。
それを、ビクビクと感じるかワクワクと感じるかは、その人次第なんである。