読書日記:同志少女よ敵を撃て 動機を階層化すること
戦争映画を観るのとは違い、読むのは難しそうだと考え、本を手に取るのを一瞬ためらった。
しかし、いざ読み始めると、戦争で親と村を失った主人公のセラフィマがどう生きていくのか気になり、苦なく読み進めることができた。
少女セラフィマは親と村を奪った仇を討つことを目的とし、狙撃兵として訓練を受け成長する。
その仇こそ当時の彼女の撃つべき”敵”だった。
狙撃兵の訓練を終え、作戦に参加する前。
教官イリーナに戦う目的を明確にせよと言われ、「女性たちを守るため」だとセラフィマ答