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近くのS谷のはなし 10月あたま

写真はスギエダタケ


サルナシの実が、、

今日の始まりでガッカリしたことが。

サルナシの実が、、サルに食べられていた。

食べられるところまで熟れているはずだったので

とても楽しみにしていたのに。。

 

まだ食べ頃でない頃のサルナシの実

そりゃあ、サルが生きていけるなら嬉しいことなんだけどさ。

一つだけ食べてみたかったんだよ。。

 

ジイソブ、最後の頑張り

もう実が出来ている子も。

小ぶりなお花が多いこの谷で、

私たちを毎年楽しませてくれる“おジイさん”。

かっこいいツルニンジンという名前があるのに、

ジイソブの呼び名の方が馴染んでしまっている。

 

“おジイさん”と思ってるけど“おバアさん”だったりするのかと

あの実を割ってみたい衝動にかられますが、

株の数が少ないので今は我慢。

 

調べると、花粉を運んでもらうターゲットはキイロスズメバチ、とある。

なので、中を覗き込むときは気を付けましょう、と。

だからこんなに大きなベルなのか。

 

S谷にはキイロスズメバチも時々来るけど、

“おジイさん”の存在に気づいてるのかな。

  

チヂミザサ、急に大きくなる

いつも地面を這っている、波打つ葉が綺麗なチヂミザサ。

そんなチヂミザサの背丈が急に大きくなる季節。

花茎がぐんっと伸びる。

花も他のイネ科より大きめだし、いつもの清楚さはどこへ。。

そのギャップに結構驚く。

こんな小さくてかわいい葉っぱなのに。。

花に近づいてみると、モフモフしたものが。

モフモフは雌しべ。雄しべはぶら下がる。

イネ科の花はすごい造形。結構複雑よね。

モフモフや“のぎ”(もみ殻みたいな部分からビュンって伸びた長い棒状のもの)がピンク色になる子もあり、

イネ科の中では華やかな子。

 

ヒメクグのポンポン部分

カヤツリグサ科の中で珍しく可愛らしい子。

名前にヒメと付けたくなるのもわかる。

雌花を出したばかり?綺麗な色してた。

こちらの花にも近づいてみると、小穂からピュンピュン出ているものが。

こちらも雌しべ。

最初は薄緑だったポンポンが、

雌しべが出ると白をまとったポンポンになり、

更に雄しべが出ると茶色っぽいポンポンになる。

 

それより何よりポンポンの下からビューンと3方向に伸びる苞が面白い。

120°ずつでなく、180°+90°+90°に近いのも、

3つの苞の長さがそれぞれ違うのも、

バランス悪くて、何でそんななん?って理由を聞きたい。

なんでそんなマチマチな苞持ってんの?

 

ホシホウジャクの幼虫とアカガエル

私はスズメガ大好き。

毛虫や甲虫の幼虫は苦手だけど、

スズメガの幼虫となれば話は別。

 

ホシホウジャクの幼虫はどこか愛嬌があって、

誰が見ても、見るに堪えるのでは?(希望)

この子はヘクソカズラの葉っぱにいた。

 

イナバウアー中のホシホウジャクさん。
しっぽを拝見。意外にしっぽはブツブツ。
足のしわがかわいい。


お顔を拝見。先の小さい黒い点が目かな?



目の前のカリガネソウには

ホシホウジャクやアオスカシバの成虫が!

ホバリングに見とれてしまう。

この調子で毎年来てほしい!

 

カエルは沢の上流に一匹でいた。

ヤマアカガエルかタゴガエルかで先輩たちは話し合ってましたが、

ヤマアカガエルで決着した模様。

お腹の色とか、目の横から体に沿ってのびる線が、、とか

仰ってたけど、写真で見ると、ちょっとよくわからない。

暫くじっとしてました。疲れるよね。

皆に観察されすぎてお疲れなのか、

手の上で放心中のカエルさん。

ごめんね。。

でも、気を取り直し、元気に帰っていった。

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