ネイチャートレイル番外編(馬たび)@秋の阿蘇
どこまでが阿蘇?
阿蘇山って、皆知ってるとおり、めっちゃくちゃ大きい!!
阿蘇本丸が既に大きいのに、その周りのカルデラがホンマ大きい!!
カルデラの中に人は畑をつくって暮らし、
その外輪山(阿蘇山噴火の残ったところ)の上を牧草地として牛を放牧。
皆火山の中で生きている。
なんて心温まる風に書いたけど、
九州を南北に引きちぎろうとする力のおかげで
阿蘇山の噴火はものすごい破壊力。
その大量の粉塵が積もって今の大きなカルデラ平野ができたらしいので、
破壊と再生の火の山としか言いようがない。
いつかまたこの破壊の噴火が起こる時がくるらしい。
TVで特集してた。
その時のゲストの方々が言葉を失ってたのが忘れられない。
だって、、、怖いよね。
生き残れる気がこれっぽっちもしないよね。
デジタル化の時代に想像外の景色
馬の牧場は外輪山の上の草地にある。
この辺りはグーグルマップでは道も少なく、緑色にのっぺりしている。
普通、こんな場合は山がちで森が広がっているのだけど、阿蘇は違った!
外輪山をつづら折りで登り切って“緑色部分”に突入すると、
どこまでも続く金色の草原。
その中をジェットコースターのように登ったり下ったりする道が通る。
独特にウニョウニョした形の根子岳が視界の角で見え隠れする。
根子岳のおかげで次元間違ってる感が倍増する。
うわー、とか、すごーい、とか言ってると、
馬が暮らす牧場が突然現れる。
乗馬1日目(並足で1時間半)
さんざん迷って、一日目なので並足だけの最長コースにした。
ウェスタン式の牧場なので、私たちは“ガールズ”と呼ばれる。
少し恥ずかしい。。
牛のための牧草地を借りているのだそうで、
一面、草原がひろがっている。
今はススキの穂の銀色と、セイタカアワダチソウの黄色、点在するアザミの紫が混ざり合って、輝くような草原模様。
風がフワーって通り抜け、その行く先をススキの穂が教えてくれる。
その風の中にいる感覚が気持ちがいい。
お馬のポクポクのリズムも丁度よい。
お馬はセイタカアワダチソウが好きらしく、
時々食べようと、端っこへ寄っていく。
ダメだよ。
気持ちはわかるけど、でもダメ。
いろいろな感情を手綱で伝えながら、
乗せてくれる感謝を直接撫でて伝えながら、
1時間ほど歩いて回って帰ってきた。
最後の厩舎へ戻る道に入ると、これまでと一変、
トットコ歩き出すお馬さん。
帰りたいのね、、
その気持ちもよく解るよ。
ありがとう。
乗馬2日目(基本並足、時々早足、お試しで駆足で1時間半)
牧場で泊まり、草原の夜を満喫し、気合を入れた二日目。
今日は早足に挑戦する。
鞍には掴んでおけるポッチリがあるので、きっと大丈夫。
今日のお馬の名前はBL。
昨日練習したんで手綱も大分使えるようになったし、
歩き出しはスムーズ。
景色を堪能する余裕もある。
でも、「走ってみましょうか」で状況は一変。
何だかわからないままに体がボンボンされる。
ポッチリを握って耐えるしかない。
ちょっと焦る。
ちょと走って、、を繰り返すうちに、
同じボンボンされてても、
何とか気持ちよくボンボンされるようになってきた。
でもポッチリは手放せない。
その先の駆足のお試しのときがやってきた。
BLは嬉々として走り出す。
早足と全然違う!
滞空時間が長すぎて、自分の体がどこかへ行ってしまいそう。
凸凹した場所を駆足したときは、
流石に「怖い~」って声に出してしまった。
それと同時に友人の馬が大きくよろけた。
落馬する!っと思ったけど、友人は見事な手綱さばきで体勢を整えていた。
すごいよ、それ!
これで気力をすっかり使い果たし、
あとは並足、時々早足でのんびり帰ってきた。
のんびりしてると景色を楽しめる。
ガイドさんが「良いお顔ですね。これまでと全然違う」と言ってくれました。
だって緊張してたから。。
牧場の動物たち
馬の厩舎には入れないので、外からお顔だけ撫でる。
最初はお馬さんたち、興味を持ってくれて顔を近づけてくれるんだけど、
すぐに眠い~となり、動かなくなる。
その中一人顔をブンブン振り回しているBL。
ご飯をガブガブ食べ、鼻を手当たり次第にこすりつけ。
どうも痒いらしい。
すぐ隣にはウォンバットがいて、ぐいぐい来る。
めっちゃ鼻を突き出してくる。
撫でてあげたいけど、前歯が凄すぎて、、
でも貼り紙には
「とても怖がりです。」
・・・そうかな~?
ヤギさんは木の周りをグルグル、グルグル。
グルグル、グルグル。(反対回り)
これは流石に見てて可哀そうになってきた。
他にも犬が4匹いるんだけど、
走り回って、なめまわって、もうよくわかんない。
彼らのお相手はとても出来ない。
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