中華屋の娘(2~5歳頃)

両親はその頃そんなに仲悪くなくて
父は厨房で作り
母は接客、出前、と忙しそうにしていた。
会話もちゃんとしていた。
私はいつも厨房で食事をとっていました。
にぼし、かつお、トリの出汁からスープを作っていて
その時のにおいが忘れられません。
両親とも料理上手。
とても繁盛している中華屋さん(ラーメンとかオムライスもある)でした。
母は10代で結婚し
父は12か13歳くらい年上でした。
背が小さくかっこよくはないけど社交的。
調子よいことをよく言っていた感じの人でした。
その後、父は脱サラではなく入サラし隣の県で食品会社の会社員になりました。
家族3人で引っ越しました。
そこそこいい感じの店だったのに、なんででしょうね。
父のものか一軒家も建っていてそこに住みました。
新築ではなかったのでもともと建ててあり誰かに貸していたようです。

新潟県から富山県へ引っ越し。
そこから私の暗い時代のはじまりなんです~~
母は本当は父とは結婚したくなかったんだって。
私が出来て仕方なく結婚したと何度も聞かされていたっけなぁ~~
他にいいなという人はいたけど父の勧誘?がつよくて「関係」を持っちゃって、ていうなまなましい話をする母でした。
つづく

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