ちょこの口呼吸
おととい、口呼吸が始まったので、ちょこ(アメリカンショートヘアーの女の子)を動物病院に連れて行った。
ちょこは先日17歳になり、現在闘病中。
甲状腺機能亢進症、心肥大、腎不全となり、胸に水が溜まるようになった。
水が溜まるので心臓のポンプを強化させて排出能力をあげたいが、心臓が肥大しており壁が厚く、そこに更なる負荷をかければ逆流したり心臓そのもののダメージが明らかに進むのでそれをする訳にはいかない。
でもほっとけば胸水が溜まり、胸が圧迫されると、独特な咳き込みがあり、ちょこの場合は右耳をやたらと痒がり、カショカショカショと口の中にずっとなにかが入っていて気になるかのように口を動かし、そして口が半開きになり閉じなくなる。
通常猫が口呼吸をする事はないので、口呼吸が始まったら緊急事態である。
現在ちょこに胸水が溜まらないようにするために利尿剤を使い、尿からの水分の排出を増やす事で体内に溜まる水を増やさないようにしている。ただこれは腎臓へ負担をかける。
ちょっとでもましな臓器に頑張って貰う事で対応するしかない。
水が溜まる速度を遅らせるだけなので、いずれ溜まってしまう。
そういう訳で口呼吸が始まったちょこを連れて、おととい動物病院に行き、胸水を抜いて貰った。20日ぶりの病院。今回は60ml採取できたらしい。全部は取りきれなかったとの事。
これでしばらくは良くなると思った。
ちょこは病院に連れて行くために車に乗せるだけで息が荒くなってしまうので、病院通いは必要最低限にしたい意向がある。
おとといの病院行きも、家で安静にした方が良いのか、病院に連れて行くべき状態なのか、過去に病院で抵抗して結局水を抜くことができなかったりしたのでもっとぐったりしてから連れて行くべきか、、などと考えを巡らせた挙げ句、いやいやそもそも体力なくなるのはまずい状況じゃんそれじゃあかんやんと自分の脳内で右往左往した挙げ句病院行きを決定した。
暴れすぎて危ないから水が抜けない日もあったから、抜けてホッとしたのだ。
これで楽になるはず。と。
なのに口呼吸が治らない。
なのでまた本日も病院へ。
毎度毎度毎度、処置の最中に亡くなる可能性もあるからと、リスクが非常に高いからと念を押される。
この度に心臓が冷える。
ただ祈る。
無事に今日は35mlお水抜けました。これで少しでも楽になると良いのですけどと言われる。暴れて呼吸が荒いのでギリギリまで酸素室に入れておきますねと。
次回の病院通いでまた悩むんだろうな。
ただ辛そうなのをなくしてあげたいだけなのだ。
こうしたい、とちょこが言ってくれたら尊重するんだけどな。
ちょこが楽に過ごせますように。
次回にでも、どうやって家で猫に酸素を吸わせるかの試行錯誤について書く予定。