![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63607089/rectangle_large_type_2_0dd8007b0b7c6c287adf409479a57386.jpg?width=1200)
【掌編小説】話す観葉植物♪
『話す観葉植物』が目に留まり、思わず購入。
配達して頂き、玄関先に置いてもらった。
そして、気づいた。
置場所も考えずに購入してしまったと!
「あ痛ッ! 今で、このデカさ! お店の人が『まだまだデカくなりますよ!』って言ってたから、おまえさんには、うちの家、狭いよな~? ゴメンな~」
私が観葉植物に謝ると、
「全然大丈夫っすよ♪」
と、気さくに答えてくれた。
寛容な植物に救われた♪
やがて、我が家にも子供が生まれ、子供の成長と共に、観葉植物もグングン成長。家の隅々まで葉を巡らせた。子供が何か悪戯しそうになると、
「アカンよ~!」
と、優しく寛容に注意してくれる。
妻の入浴中、こっそり私がエロ本を開けたときには、
「ママに内緒でエロ本、アカンよーーーッッッ!!!」
ご近所に丸聞こえッ!
私にも優しく寛容にッ!
今から袋綴じ……。