前髪の乱れは精神の乱れ



自分の気分、基、精神状態が可視化されるものは人によって様々だと思う。肌が荒れる人もいれば、部屋が散らかる人、足が重くなる人いろいろですが、私は前髪が乱れる。
昔好きだったYoutuberか誰かが言っていた。「前髪の乱れは心の乱れ」
私まさしくこれ。
中学生くらいからこれ。小学生のときは身だしなみは最低限でそこまでこだわりや丁寧さがなかったが、中学生になると周りの影響や自己意識が強まり自分の外見を整えようとしだす。
私の場合それは前髪へ注力された。
かなり活発な部活動に所属していたため美容院に行くタイミングがほとんどなかった。かなりのどストレートなので梳かせば外へでても問題ないありがたい髪質なのでずっとロングだった。が、しかし前髪は生活への支障がでるため切らねばならない。

何年経っても忘れることがない衝撃的な出来事が中学1年生の学内での合唱コンクール前日に起きた。目にかかりそうなくらい前髪が伸びていたことと、翌日の合唱コンクールに向け元美容師の母に前髪を切ってもらった。
私的ベストは眉がギリ隠れるくらい。短かすぎず、かつ長持ちする長さ。

まあびっくり眉全開。鏡の中には当時人気だった三戸なつめがいた。
翌日学校に行くとクラスメイト、部活の先輩たちに笑われた。かわいいね~なんて言われたけど本人からすると馬鹿にされてるとしか思えないのでその時から前髪は絶対に自分で切ると誓った。

髪型含め自分の外見は自分には見えないんだからなんでのいいじゃないか、という言葉はよく聞く。そして当の私も思うし言う。でも、見えないから、見られるからとかそういうことじゃなくて、そこに気を配れる、時間を割けるほどの精神的余裕があるかどうかが重要なんだと思う。

コンタクトを装着したり日焼け止めを塗ったりはこだわりというよりも必要なこと。それ以上のメイクやヘアセットはしなくてもなんの問題もない。
そういう絶対に必要ではない、個々人の判断でする、しない、仕方などがある行為に思考・時間・コストをかけられるのは生命力が溢れている時しかできない。
もちろん、それらをしない人が怠けてるとかやる気がないとかそういうことではない。それ以外のことへこだわりをもっていたり重要性を見出している人がいるから。

私の場合、外見へのこだわりは同年代の人たちと比較すると低いと思うが、それでも自分的ベターな状態でいたい、とは思う。
となると前髪が重要になる。

前髪のサイドが薄い、密度がバラバラ、長さがそろっていない、これらがすっごく嫌。だから前髪が量、幅、長さ、全てが均等な状態になっているときは凄く気分が良いときだし、いい状態の前髪を見ると嬉しくなり気分が上がる。

というわけで気分が落ち込みパジャマで一日過ごすときは案の定髪型なんて直さないので前髪は散らかっている。

外に出るとき、誰かに会うときは全然気分が乗らなくても前髪だけは整えよう。

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