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P5Rの感想


ネタバレ注意

1周目から シドウパレス攻略までに全コープMAXでクリア した。去年から家族が出来て以来、初めてプレイした長編ゲームとなる。家族(と仕事)に迷惑をかけないよう毎日少しずつプレイして得た達成感がある。それゆえにクリア後はすごく感動してしまった。

このP5Rが終わったら、余暇は勉強やプライベートプロジェクトに使おうと思っていて、しばらくゲームはしない予定だ。

いつかまた2周目をやるよ...!

1周目の実績

・2学期中に全コープをMAX
・クリア時点のレベルは91
・プレイ時間は110時間

正直なところ全コープMAXは無理だと思っていた。ただ残り1日でギリギリ隠者をMAXにすることができた。前作と同じコープイベントはほぼスキップしたとはいえ、プレイ時間が100を超えるとは思ってなかった。ボリュームは相変わらず恐るべし...。

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全体的な感想

良かった。70点くらいかな。既存のシナリオを維持しつつ新しい要素を追加するという点では、バランスが取れたゲームだったと思う。非常に楽しめたゲームだった。インタビューでも「既存を壊さないように3学期を盛り込んだ」とのこと。ただし「あれ?追加要素ってこれだけ...?」と戸惑った。

ダンジョン攻略が改善

最初にやって「あれ?」と気づくのが、前作で微妙だった機能の改善だ。前作をやったプレイヤーからすれば朗報ばかりだろう。たくさんあるが、私が良いと思った改善点をいくつか挙げる。

・銃が使いやすくなった。気にせずガンガン撃てる
・SPの回復手段が増えた
・短調だったメメントスの攻略が面白くなった
・状態異常の技が有効と仲間がアナウンスしてくれる

特にメメントスの攻略は前回の短調だった内容から劇的に改善されている。レベル上げ作業やお金稼ぎがすごくやりやすくなった。これらの作業で無駄に時間を使うことは無くなったと思う。

それ以外でもサブイベントが改良されており、例えばバッティングセンターは打ち放題になった。1周目からコープMAXを狙ったので、あんまりやらなかったけど。

コープイベントはより多く、楽しく

コープを上げられる新キャラクターが2名追加になっている。丸喜先生と芳澤の二人だ。明智もコープの扱いが変わり、ストーリーで自動的には上がらなくなっている。

3キャラクターも増えるのでコープ上げが手一杯になるかと思ったが、実際はコープを上げやすくする改良が加えられていて、思ったより問題なくコープ上げを行うことができた。それでもギリギリだったが...

また、人間パラメータも上げやすくなっていた。これもコープ上げをやりやすくした要因の一つだろう。具体的には、ダンジョンから帰ってきたあと、ルブラン内でなら行動が可能なようになっていた。この時間を使って、知識や優しさをアップすることが可能だった。このおかげか、川上の重要度が下がった。実際、川上のマッサージを夏休み明けに解放したが、それでも間に合った。

三学期キター

楽しめた。いきなり明智が登場して「主人公と明智、この二人のタッグが観れるのか!」と熱くなってしまった。途中からは主人公・明智・芳澤の3名体制で物語が進むのも非常に新鮮。

明智との絆

P5R最高の見どころは、主人公・明智の絆だと思った。まさかの3学期に現れた明智は、主人公が望んだ現実に存在する明智、本当の現実の彼はとっくに死んでいることが判明。このまま敵を倒すと明智が存在しない元の現実に戻ってしまう。PVの冒頭で語られる明智の言葉がここで回収されるのが非常に印象深かった。

ここで情けをかけられて、僕が喜ぶと思ってるのか?そんな哀れみはいらない。そんなためらいはいらないんだよ。

丸喜先生という考えさせられる敵

彼も明智に次いでストーリーに大きく関わる人物だ。3学期は彼が敵となって登場するわけだが、今まで改心させてきた敵と違い、決して"悪"と言われる行為をしているわけではないのが面白いポイント。私利私欲のために悪事を働いていた獅童や鴨志田と違い、世界の人々の願いを叶えるためにパレスを利用しているところだ。怪盗団も本当に戦うべきか戸惑うが、最終的には戦うことになった。

最終決戦で丸喜先生のペルソナが敗れ、彼の手持ちカードがなくなった後、主人公と一対一で殴り合う演出があった。ここは結構熱いポイントだった。

仲間ペルソナの2段階進化が良い

これ最高の改良でしょ!2段階目のペルソナの進化があるだけで超絶満足でした。実は、前作からの一番の不満に感じていたポイントでもある。

例えば竜司のペルソナがセイテンタイセイに進化するわけだが、正直「は?」としか思わなかった。だって「俺のキッドぉぉぉぉ!」が「セイテンタイセーイ!」だよ。全然バトルの盛り上がりが違う。真なんてアナトに進化するとバイクを降りてしまうし。

音楽が最高にCool!

これは本当に文句なしで良い。新曲がガンガン入っていて、バトルのたびに「あ、おれペルソナ5じゃなくてP5Rをやってるんだ!」と盛り上がる。バトル時にかかるこの音楽は Take Over というらしい。

恋人との追加イベント

バレンタインデーが終わり「あ、もうエンディングかな」と思ったら、まさかのホワイトデーが追加されていました。しかもハッピーに終われるように、N股してようとあとでボコられることはなかったです。ディナーの時の演出が本当にデートしているような感じでした。

正直残念だったポイント

芳澤かすみの立ち位置

物語の中での立ち回りがよくわからなかったかなぁ。丸喜先生のお膳立てでしかなかったような印象。正直どんなキャラクターでも良かったのかなと。パッケージのセンターに大きく描かれていた分、残念だった。彼女が参戦したバトルは面白く「サンドリヨンっ!」って叫ぶ時は盛り上がった。ただ、怪盗団に加入するタイミングが遅すぎる...。

インタビューの中でも彼女の立ち位置は迷ったと書いてありました。迷ったが故に、中途半端な位置づけになってしまったか。可愛いだけのキャラクターだったかな。

パレス攻略

結局は前作と同じダンジョンでした。"イシ"を集めるサブイベントがあったが、あまり面白くなかった。面倒くささが増した感じ。

仲間ペルソナの2段階進化のイベントでボイスが当たってない

ここ一番に腹がったったポイント。なんでここケチるし。

別れの挨拶

・別れの挨拶で芳澤とイベントがない(なぜ)
・最後に新幹線のホームで少し言葉を交わすだけ
・現実が無かったことになったので「記憶もあるべき形に戻った?」と疑ったが、そんなはずはない

エンディング

・丸喜先生の最後はもっと良い感じにしてもらいたかった
・タクシー運転手とか...。わざわざタクシーにしなくてもって感じ

総評

冒頭に書いた通り70点。非常に楽しめたが、面倒くさい部分も多かったため。フルプライスなので、どうせならストーリーをもっと掻き回して欲しかった。

最後に

千早は可愛い。

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以上。

Photo by Lweendo Hachileka on Unsplash

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