地域猫活動が上手く進んでいても蛇口を閉めないとね❗
地域猫発案者の黒澤泰様は現在も地域猫活動の普及に務めていらっしゃいます。各地のセミナーに引っ張りだこです。
今、多頭飼育崩壊が問題になっていますが、やはりそれが地域猫活動にも影響していました😢
今回は黒澤様のブログにその問題が取り上げられていましたのでご許可を頂き転載させて頂きました。
これより黒澤様のブログです。
昨日は「地域猫活動収束後に見えてきた多頭飼育と予防対策」と題した台東区地域猫セミナーの収録がありました。15回目の開催(ここ2年は中止)ということでしたが、コロナ禍なので対面ではなくやむを得ず配信方式に変更されました。
台東区は公園、霊園、商店街、寺社、町会等地域に合った形で地域猫活動を実施し、ほぼノラ猫によるトラブルは収束しました。ところが、その後室内で猫を多頭飼育する人達の存在が見えてきたことから、飼い主の知識不足によるノラ猫発生の構図が浮かんできました。ノラ猫発生源の飼い主である蛇口部分を閉めないと限りなく続きます。
ノラ猫対策と同時に飼い主への啓発(猫の生理、生態、不妊去勢手術の必要性、半ノラにしない飼い方等)をより充実させることが重要と考えます。
今回のセミナー対象者は、台東区地域猫ボランティアさんだけではなく一般区民、福祉・医療関係者ということだったので、地域猫活動を知ってもらう基本的な話と多頭飼育問題、予防対策、相談を受けた数々の多頭飼育事例などを紹介しました。
3月18日(金)より、YouTube台東区公式チャンネルで配信されるとのことです。
「ノラ猫発生サイクル」の構図を作りました。
地域猫活動の実施でトラブルも猫の数も減り安心していたら、なぜか同じ方向から猫がやってくることが分かり、調べてみると家の中で猫を多頭飼育している人の存在が見えてきたのです。
不妊去勢手術もせずに数が増え過ぎて世話ができなくなり、外へ出したり、放置してノラ猫を生み出していたのです。
これではいくらノラ猫対策を一生懸命やっていても終わりはありません。「ノラ猫発生サイクル」を分断することが、問題解決につながります。
ノラ猫を誕生させないためには、ノラ猫対策と同時に発生源となっている蛇口を止めるための飼い主への啓発が最重要であることが明確になりました。
これは行政の得意分野ですから飼い主にしっかり浸透する手法を考えて、たっぷり汗をかいてもらいたいものです。
黒澤様のブログは以上です。
皆様もお住まいの地域にあっ、これは多頭飼育かな?と思われるおうちがございましたら、優しく飼い主様にお声がけしてみて下さい。飼い主様も本当は困っていらっしゃるかもしれません。その話の内容で行政に連絡して差し上げて下さい。
猫は野良猫も含め動物愛護法で守られています。無闇に飼い主さんから引き離しはしません。
ボランティア団体さんと連携をしていると思います。
私達の目で少しでも不幸な動物、なりそうな動物を守りたいのです。
何卒、何卒宜しくお願い申し上げます🙇
最後までお読み頂き有り難うございます。
心より感謝しております🙇