#7 採卵当日

毎日の自己注射を続け、ついに7月末に採卵が決定。
私の行くクリニックは基本的に局所麻酔で、レポを読み漁った私はびびりまくっていた。
直前の診察で、不安で仕方ないんですが、と直談判するも、全身麻酔はリスクがあることと皆さん局所麻酔でなんとか乗り越えられてます、とのことで局所麻酔で確定となってしまった。

直前1〜2週間はnoteやインスタでレポを読み、目を皿にして「大したことなかったです★」との情報を探したが、
「全身麻酔だったので気づいたら終わってました〜」とのレポにぶち当たっては虚無感に襲われていた。笑
そんな中2日前ぐらいに見たYouTubeで、局所麻酔で採卵した方がかなり細かく状況を説明されていて、これなら耐えられるかも、と一筋の光が差したのであった。(大げさ?笑)

当日は私は有給、夫も休暇だったので車で病院まで送ってもらい、採卵中は外で時間を潰してもらった。
安静室に案内されると着替えとヘアキャップを渡され、これが手術感がすごく、緊張が高まる…。
当日は私を入れて3人が採卵で、先に1人が呼ばれていった。
その人はだいたい10分ぐらいで帰ってきたのだけど、看護師さんから痛み止めを勧められても、「全然大丈夫です〜」とはつらつと答えていて、あっという間に安静室からも去っていった(!)
その人の様子を感じて勝手に少し勇気づけられていたら私の番に。
いつもの先生で少し安堵。
先生が色々準備する中で、両肩に立っていたふたりの看護師さんから「呼吸の練習しましょう」と。
長く息を吸って吐くだけなのだけど、ごちゃごちゃ考えなくて済んでとてもありがたかった。
その後採卵が始まり、最中もおふたりの天使がずっと呼吸を促してくれ、上手ですよ〜と言ってくださったおかげで、たまに、ゔっ、となることがあるぐらいで15分ぐらいで採卵は終わった。
あのときの看護師さんたち、本当にありがとうございました。

その後安静室で休むも、なんか気分が悪くて起き上がれない。
貧血のような感じで立ち上がるとクラッとしそうだった。
ペットボトルのお茶とお菓子をいただいたけど手を付けられず、自分で持っていった水筒の温かいお茶をちまちま飲んでいた。

気づけば私の次に採卵した方もいなくなっていて、そろそろ出ていったほうが良いかもと、変に気を遣ってしまい、ごそごそ出て、夫と合流。
採卵した卵胞の数やこのあとの流れを聞いてその日は終了。
全然集中できなくて、このあとの流れの部分はもはや聞くのを放棄していた。笑
診察後は夫が病院の前まで車を回してくれて、とってもありがたかった。
家に帰ってからは作り置きしていたスープやパンなどを食べて少し眠ったりしながら過ごした。 

この日の時点では、できればやりたくないけど絶対に無理耐えられないというほどではないな、という感想でした。


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