春の陽に 懐メロ聴き聴き 足踊る
雨が続いた翌朝、久しぶりに関東に青空が広がりました。
通勤時、電車に揺られいつもと違う風景は、おそらく学生さんたちの多さ。
進級、入学したフレッシュな学生さんたちを見て、学生時代の自分を思い出しました。
一番思い出深かったのは、音楽部に入っていた時のこと。
音楽部は楽器演奏をするバンドチームと歌を歌うシンガーズに別れ、年末の定期演奏会発表に向けて練習をします。
新入生はバンドをやりたくて入部するのですが、それは叶わず、強制的にシンガーズに入らされます(楽器を奏でるのは先輩たちの特権)。
しかもシンガーズはただ歌うだけではなく、先輩が作った振り付けで踊りながら歌うのです。
今ならハロ○ロや、○○○フォーティなんちゃら等、大人数でフォーメーションダンスをしながら歌うのはメジャーでしょうが、当時、なんでこんな創作ダンスみたいなことしなくちゃいけないんだ?と思いつつ、先輩にしごかれながら練習していました。
今、空を眺めていると、あの時練習中に見上げた春の空を思い出し、あの時の曲が頭の中でずっとリフレインしていました。
無性に曲が聴きたくなり、YouTubeで見つけました。
この曲に、どうして踊らなきゃいけないの?
と、手強い振り付けに悪戦苦闘していました。が、どうにか頑張り、その年の定期演奏会で歌い踊りました。その後、上級生になってようやくキーボードを担当しましたが、不思議なもので、一生懸命歌って踊っていたシンガーズが恋しくなっている自分に気がつきました。
先輩にしごかれていた当時は思い出すのも辛かったこの曲。
今久しぶりに聴いて、足取り軽く心も上がっていました。
若かりし頃のいい思い出です。
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