211107⑥の2 うつろぎ わたしのみる世界
私はあいまいがすきだ。
このことは半年くらいで気づいたのだけれど、逆に言えば、明確なものが苦手だ。
わたしの世界の見方が、すごくあいまいに偏った見方だからなのだと思う。
絵で例えるとすると、私が見えている世界は色んなものがグラデーションになっていて、線がない。(もちろん、全部ではないと思う。) 特に自分自身に対して、そう見る傾向にあるのだと思う。
グラデーションの線が引かれていない世界で、何を切り取っていいのか、すごく難しい。
「黄色を切り取ってください。」
と言われても、赤が混じった黄色の部分もあれば、青が混じった緑のような黄色もあって。どこを切り取っていいのかわからないことがよくある。
私がこんな感じであいまいに世界を見れるのはすごく強みであると同時に大きな弱みであると思った。
何事も決めつけないけれど、言いきれないことがたくさんあるのだ。
我ながら厄介だなと思う。
たぶんこれから少しは、「黄色ですね」って言えるようになるんだと思う。でも、本当は言い切りたくない私をいつまでも私は忘れたくないなと思った。