スクールカウンセラーになる前に大学院でやっておきたかったこと 3選
スクールカウンセラー歴5年目突入のめえこです。
スクールカウンセラーとして学校に配属されるということは
教職員の働く現場にポンとカラダひとつで入ること。
(どの仕事もカラダひとつで入るわけですが)
つまり、心理職として一緒に働く人がいない状態です。
もちろん配属によってスクールカウンセラー二人体制ということは
あるのですが、自分が働く日には同じ心理職がいないことがほとんど。
「あれ、どうだったっけ?」
「この場合どうすべきかな?」
と疑問がわいても聞く人がいない!
スクールカウンセラーになりたての時はとくに迷うことが
多いと思います。
今回はとくに自分が大学院の時にこうしておけばよかったなーとつくづく私が感じることについて書いてみます。
「時間よ戻れ!」は出来ないので
まだスクールカウンセラーになる前に間に合う方のご参考になれば
1.WISCの検査練習&知識を深める
「学校現場でWISC読めない心理職は話にならない。」
WISCは必須中の必須。
勉強している先生方も多いので、心理職は検査値から一歩すすんだ解釈の仕方・支援の方法のアドバイスを伝えられなくてはいる意味がありません。
ご存知の方もいると思いますが
WISCの勉強会って一日〇ン万円するんですよね。
知識が身についてなければ、卒後にさらに時間もお金も必死の巻き返しが必要になります。
私自身、大学院時代に手をのばせばWISCがそばにある環境で、もっと友達同士で検査をとりあったり、もっと勉強しておけばよかったなあと後悔ですね。
2.学校・教育に関する授業の履修
学校に配属されても学校であたりまえのことが「?」だと他の先生達やクライアントとなる親御さんと話にならないことがあります。
質問するのもよいですが、わからないことが多いのは何より自分がつらい!
大学院で教育関係の授業を履修したり、実習で教育関係を希望することも出来ます。
授業で「どんなことが求められているのか?」「どんなところが大変なのか?」って学んでおくだけでも、配属されたあと動けるスクールカウンセラーになります。
もちろん授業と現実は違いますが、基本だけでもおさえておきたいところです。
さらに、もしも大学や大学院で教職の授業が履修できるのなら、授業によっては教育関連で働く糧になるはずです。
私の知り合いのSCになってから学校や教育のことを深めるために教職をとったというツワモノもいます。
3.実習は子どものクライエントを希望する
えらべるのであればですが。
子どもとの関わり方や面接のすすめ方をSVをおして深く学べるなんて、やっぱり大学院ならではだなと。
実習はすばらしいものです。
今となっては。
もちろん、実習で大人をえらんだ場合も親御さんとの面接にいかせるわけですが。
プレイセラピーや箱庭療法などをしっかり体系づけて学べるのは大学・大学院のメリット。
学校現場では設備として整ってなかったとしても、子供との関わりを学ぶ上で土台になります。
私自身、今思えばもっと率先して勉強しておくべきだったなと思います。
まとめ
スクールカウンセラーになると心理職の視点からのアドバイスを現場でもらうことは不可能。
スクールカウンセラーを目指す人は肝に銘じて、大学院で貪欲に学んでほしいなって思います。
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