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五条大橋を見下ろして食べる「半兵衛麩」の「なま麩のおしるこ」

「京都祇園もも吉庵にあまから帖」シリーズでは、主人公のもも吉が作る「麩もちぜんざせい」が名物です。
 その「麩もち」は、第8巻で江戸時代から続く京の老舗「半兵衛麩」さんで特別に拵えてもらっていることが明かされます。
 
さて、その「半兵衛麩」さんのカフェ「ふふふあん」さんを訪ねました。
五条川端通の角にあり、二階の窓際の席からは五条大橋と鴨川が見下ろせます。
そうなんです。
絶景カフェなのです。
 
「あんこ」好きの人たちの間では、長きにわたって議論が続いています。
そう言わずと知れた
「こしあん」VS「つぶあん」
です。
そして、その延長戦上で、もう一つの議論があります。
「おしるこ」VS「ぜんざい」
です。
 
はっきり言います。
私は、どっちも好き!
幼い頃は、粒々が苦手で、「こしあん」「おしるこ」派でしたが、
年を取るにつれて、どっちも美味しいと感じるようになりました。
 
さてさて、「ふふふあん」さんの「なま麩のおしるこ」は、その名の通り、「半兵衛麩」さんの「なま麩」がたっぷり入っています。
「おしるこ」だけだと、サラサラーッと食べてすぐに終わってしまいますが、
「なま麩」の歯ごたえがしっかりとしているので、「ああ、食べた~」という満足感が大きい。
そして、何より、「おしるこ」の舌触りが滑らかで、小豆の甘味が鼻孔をくすぐります。
「あ~幸せだなぁ」
と、つい口に出てしまいます。
そうそう、「なま麩の抹茶おしるこ」もあります。
こちらは、もっと舌触りがよくて、喉にスーッと流れ込むようです。


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