ブラック企業の社長に見せたい京都の寺の掲示板
京都の街を、取材がてらブラリと歩いていて、ドキリとしました。
「あなたは
ほんとうに
人を人として
見ていますか」
(真宗大谷派正善寺の掲示板より)
人を見下して接していないか。
なんぴとにも、思いやりの心で接しているか。
タクシーの運転手さんが道を間違えた時、上から目線で文句を言っていないか。
レストランで覚めたスープが出て来た時、大らかに対応できているか。
心の中に、ついつい、
「お金を払っている客なんだぞ」
という慢心した自分がいます。
そんな愚かな自分に、グッと突き刺さるような言葉です。
さて、
これほど「働き方」が見直されている時代になっても、
まだブラックと呼ばれる職場があります。
きっと、経営者が、人を人としてではなく、単なる道具として見ているからに違いありません。
使えるだけ使って、壊れたらポイッ。
そんなつもりなのでしょうか。
私の友人も、それで「うつ」になりました。
私自身も、サラリーマン時代に上司のパワハラで倒れて生死を彷徨ったことがあります。
誰もが、人が人らしく生きられる世の中になることを切に願います。