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ストレスと体

こんにちは。ももかたまちゅりです(@momokatamachuri)

みなさんは、日常生活において どの程度ストレスを抱えていますか?
「あー、今月はすごいストレス溜まったわあ」と実感することはありますか?
意識下ではストレスを感じてないように思えても、実は体のサインとして 現れていることは多くあると思います。
ストレスを感じないように、脳が勝手に補正したりもする。
そして気づかぬ内に心はどんどん蝕まれ、ある日突然ポキッと折れてしまうこともあります。
折れた心を回復するのには時間がかかる。
でも時間をかけた分だけ、前よりも たおやかになるのかもしれない。
今回は、そんな話。

私は、小学4年生の時に 酷い偏頭痛に襲われました。
学校でいじめにあい、(当時は認識していなかったけど)親から虐待されていたことに重なったからだと思います。
頭の真ん中を、金づちで叩かれてるような痛み。
カーテンの隙間からこぼれる日光がまぶしくて、目が焼け落ちるのではないかと錯覚する。
何度も吐いて「もう死ぬんだ」と本気で思いました。
そんな酷い偏頭痛を、小学生の時に何度も経験しました。
あまりにも酷いので、両親が病院に連れてってくれたのですが、特に原因は見つかりませんでした。

中学になると、蕁麻疹が出るようになりました。
全身が痒くて、血が出るほど掻きむしりました。
これも、病院に行っても"原因不明"でした。

高校の時は、比較的 症状は落ち着いていました。
私が過干渉な親にイライラすることをやめ、アニメにどっぷりハマったおかげです。
ただ、一度だけ 生理で倒れたことがありました。
全身から血の気が引いて、痙攣を起こし ぶっ倒れました。
普段は全然重くない方だったので、病気かと思って病院に行きました。
しかし、これも"原因不明"。

大学生になると、生理が酷くなりました。
半年に1回は倒れるようになりました。
薬を飲んでも全く効かない。
倒れなくとも、症状が重くなり、生活に支障をきたしました。
蕁麻疹も出るようになりました。
偏頭痛もたまに起き、実感としても かなり疲れていました。
大学生の後半になって、一人暮らしを始めてからは かなり症状が良くなりました。

大学卒業後は進学して、2年間はとても平和でした。
この時には両親ともに和解できていたからです。
とは言っても、生理の重さは続いていました。
ただ、倒れることはなかったので 自分のなかでは本当に平和でした。

そして社会人になって、私の症状はまた悪化しました。
偏頭痛、蕁麻疹、生理の重さ……これに胃痛が加わりました。病気のオールスター感謝祭みたい(原因不明だけど)。

私は一応、大手企業と呼ばれる会社に入社しました。
上司ガチャの運が悪く、相性最悪の相手でした。
和解する前の母に出会ったような絶望感を抱きました。
毒親育ちの方に言えば、この絶望を理解してくれると信じてます。(笑)
母と和解した矢先、第二の毒親登場 みたいな そんな気分。
いや、もういいよ。お腹いっぱいだよ。ラスボス倒したはずなのに またラスボスって……いつまで続くんだよ。って話ですよ。

その上司は「仕事が忙しい」と言いつつ、自分で仕事を増やすタイプの人間でした。
口では良いことを言おうとするのですが、行動と全くマッチしていない。
故に、信用に値しない。
自分の非を認められず、感情的で 被害者意識が強い。
「ああ、この人まだ 子供なんだ」と、認識しました。

半年で辞めたくなりました。
半年経った時点で、周りの人に相談しました。
ただ、返ってくる答えは「辞めるのはまだ早い」でした。
たしかに、この会社にメリットはたくさんあったんです。
"安定"という名のメリットが。
給料もそこそこもらえるし、社会保障もしっかりしてる。
直属の上司以外はみんな優しいし……。
そう思ったら、もう少し頑張ってみようと思いました。
ただ、確実に心は蝕まれていった。

先輩や人事の人に、上司についてたくさん相談しました。
返ってくる答えは「まあ、あの人はね……(笑)」でした。
「運が悪かったんだよ」と、「数年経てば上司が変わるから我慢しろ」と、みんな言うわけです。

私は、思うんです。
人間にはストレスを入れるコップみたいなのがあって、生まれたときからその水はたまっていく。
その水がなくなることはないんです。
コップが大きくなることはあっても、水が減ることはないんですよ。
だから人生のなかで、水が大量に注がれれば それだけコップに入る残りの量は減る。
鬱になったり、病気として体に症状が現れるのは「これ以上の水(ストレス)は受け入れられないよ!」と体が警告してくれた証拠なんだと思います。

鬱になった原因と向き合い、自分自身と対話し、コップを大きくすることはできる。
だから私は、親とのアレコレでコップを大きくすることができた。
で、その空いたスペースに 更に水を大量に注ぎ込めというのですか?
と、私はイライラしました。
もちろん、相談した相手が私の事情を知っているわけではないので、仕方ないことだとも思いました。
ただ、誰に相談しても「我慢」という言葉しか出てこないことに この会社の限界を見たような気がしました。
保守的な人が多いんだな、と。
私の好きな"優しい"ではないな、と。

女性が少ない業界で"女性に対して紳士に振る舞おう"としてくれる会社です。
良い人たちがたくさんいる会社です。
まさにホワイト企業です。
本当に素晴らしい会社だと思う。
だから、この会社は悪くない。
この会社にいる人たちも悪くない。
ただ、私とは合わない。
それだけの話だと、思いました。

自分と向き合った経験が、こんなにも自分の力になるとは思いませんでした。
他人の意見を聞いて、周りの人にも相談して、それだけでも十分 自分としては快挙なのに
さらに、その上で、自分の考えを導き出す。
会社を、辞めようと思いました。

女性に優しくしてくれる会社だから、女性である直属の上司に みんな何も言えない。
言っても、感情的になられると「ああ、そうか」と引いてしまう。
結果、私の上司はやりたい放題。

いろんな人に話を聞けば、私の上司の部下になった人はみんな
笑顔が消え、従属するようになり、なかには辞めていく人も少なくなかったようです。

「この人がいたら、今後もそんな人を大量生産するんだろうな」と思ったので
「どうせ辞めるなら、戦ってからにするか」と思いました。
何も得ないまま辞めるのは、すごくもったいない気がしたから。

そして、母にやったように あくまで私は冷静に矛盾点をつっこむ。
私は、正論でぶん殴るのが得意らしく 効果覿面でした。
「あなたの言うことが正しいとすれば、あなたのこの行動と矛盾するのではないか?それについて教えてほしい、説明してほしい」と。
ただひたすらに「わからないから教えてほしい」と伝えました。
そのうち、相手は答えられなくなる。
自分の矛盾に、首を絞められていく。

幸い、私の上司は悪人ではなかったので、私の話をちゃんと聞いてくれました。
根はいい人だと、知っていました。
根がいいからと言って、クソみたいな行動を許しはしない。
ダメだと思うところは言う。
主観的にならないように、なるべく他人に「こういう言い方は良いと思うか?」と相談するようにしました。

というか、根がいい人なら なおさら 言ってあげないと可哀想な気さえする。
だって、裏ですごく悪口を言われてるんですよ?
根がいい人なら「なんでこんなに嫌われてるんだろう?」と、自分の悪いところがわからず モヤモヤしたまま ただ傷つくだけだと思うんです。

わからなくてクソな行動をしているのか
わかっていてクソな行動をしているのか
この2つには大きな違いがあります。
人は一人では生きていけない。
多かれ少なかれ、人は人と影響し合って生きています。
だからこそ、やっぱり「人には嫌われたくない」と思うだろうし、嫌われている原因があるなら「直そう」とすると思うんですよ。
それで実際、直るか直らないかはべつとして、直そうと思えた時点で それはもう 素晴らしいことだと思うんですよ。

私は、そう思います。
私にも、明確な悪いところがあるなら指摘してほしいと思う。
指摘されて、反省もする。
感謝もする。
指摘してくれた人はきっと、勇気を出して、私のために言ってくれたと思うから。
指摘された内容が浅はかだとイライラしますが。(笑)

私は結局、自分のなかのコップの空き容量と引き換えに 上司攻略作戦に乗り出したわけです。
1年かけて、上司はかなり変わりました。
「やっぱりこの人は、ちゃんと良い人だったんだな」と思いました。
この上司を好きになることはこの先、一生ないですけれども。
後輩に、上司はどうか聞くと 笑顔で「良い人」だと答えられました。
「自分の苦労を同じように味わってもらって、愚痴り合いたい」という気持ちもありますが、ここは素直に 自分の功績だと思って 我慢します。(笑)

コップの空き容量を引き換えにしたせいか、私には明確な病名がつくこととなりました。
1つは、脳腫瘍。
もう1つは、胃炎。
最後に、不整脈。
腫瘍は、ストレスとは関係ないのかもしれませんが……。
生きづらい人生だ。(笑)

私は、お金を貯めて 限りなく 人と関わるのを少なくするのが、将来の夢です。
大切だと思う人とだけ関わる。
そしてゆっくり死ねたら、それがこの世に生まれ落ちてきた意味だと思っています。
精一杯生きて、真剣に人と向き合って、自分と対話した。
誰にも、私の人生を指図する権利なんかない。
自信……というか、満足なんですよね。
私は、私という人間に満足してる。
がんばってきた自負がある。
もう、がんばらなくていいと思う。
そう言ったって、がんばっちゃうんだから。
どうしたって、自己犠牲が得意なんだから。
仕方がないね。

コップはどんどん大きくなっていく。
好きだったことを仕事にできたはずなのに、上司ガチャの不運さで 無関心になりつつある。
だから、辞めるんだ。

私はこの会社が好きだよ。この会社の人も、きっと好きだよ。
でも私は「私を大事にしよう」と強い意思をもたないと、いつまでも自己犠牲にとらわれてしまうから。
私は、私を大事にするために、会社を辞める。
保守的じゃなくて、楽しい道を歩もうとする人たちのそばにいたい。
優しいだけじゃなくて、自分の意思をもっている人たちのそばにいたい。
その方がきっと、私に合ってるから。

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おかもと あとか
サポートに興味をもっていただき、ありがとうございます。いつか 私の文書が、あなたの手元に残る形になって あなたをそっと支えられればと思います。