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まじかよホラー体験

大物忌神社におまいりしたあと、時間があったので近くの観光スポット「十六羅漢像」を見に行くことに。
十六羅漢像はなんと母と父が結婚前にデートした場所なんだそうで。
(しぶい…)
整備されててすっかりデートスポット仕様になってる~とか母がはしゃいでました。

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鳥海山は昔よく噴火してたそうで、溶岩が海まで流れ込み、冷えて固まって奇岩ができたんですって。
地球じゃないみたいで想像力をかきたてられる(*'ω'*)

ふと見ると、石積みをしてあるところがいくつも。
母に「これなあに?」と聞くと「水子さんとか、幼くして亡くなってしまった子どもとかを弔う意味だねえ」と。
あれか、賽の河原。

観光して宿について、しこたま酒を飲んで床に就いたわれら親子。

そして事件は夜中に起きる。。。



まず母の壮絶な唸り声で目を覚ましたわたし。
その唸り声はひとのものと思えぬ声で、「あ、これは祓ったほうがいいかも」と直感的に思ったくらい。
ま、ここは冷静に「どしたん?大丈夫?」とか言って起こしたわたし。
「はっ……――――――すぅ……」とすぐ寝た母。
ひとまずほっとして、わたしも寝ることにしました。

しかし…

ある物音でまた目が覚めます。
ぽつ…、ぽつ…、ぽつ…、
一定間隔で畳に水が垂れる音
部屋の中から音がします。
ちょうど母の枕元あたり。

そういやポット置いてたな。
えーお湯が畳に漏れてる???
やだー起きたら畳がびしょびしょだったら。
ちょうどトイレに行こうと思っていたので、起きてポットの注ぎ口の下あたりを手探りでガサガサ触ってみました。

? 濡れてない…

濡れてないならまあいっか、とトイレを済ませて部屋に戻ると、もう音はしませんでした。
音がしないならいいや、と再び寝るわたし。(ずぶといw)

極めつけは…

トイレから戻って寝入りばな、身体がずんと沈み込む感覚がしました。
そのとき「ドン!!!」と窓が鳴りました。
けっこうでかい音。
鳥がぶつかったんかいな、かわいそうに、と思って寝るわたし。(本当にずぶといww)

明け方6時、朝風呂に行こうとひとりで支度をはじめて気づきました。
窓に子どもの手形がいっぱい付いとる・・・
まあでも朝風呂行く。(気にしないんかーーい)



朝風呂から帰ってくると母が起きていて、ひどい顔で「眠れた?」と聞きました。
わたしは前日より寝れたのでわりと爽快だったんですが、じつは母はうなされて以降一睡もできなかったようで。
畳にぽつぽつ水音が響いてたのも、聞こえてたけどこれはマズイと思って無視してたんだそう。
(わたしガサガサ触っちゃったけど…)
あとで聞くと夜中じゅう母は腕を引っ張られたり、白い脚に跨がれたり、さまざまな霊障にあってましたw

やー、これ、十六羅漢像でついてきちゃったやつだよね。。。

後日この話を母が友人に話したら、その友人もお母さんと一緒に十六羅漢像に行ってお母さんの様子がおかしくなったことがあるとか。
ここはどうやら「親子」で行くとこうなるみたいです。
とくに「母」に惹かれるのでしょうかね。
恋人同士とか友人同士なら大丈夫っぽいんですけど。
そんなに強いちからはないみたいで、くっついて家まで来るとかはありませんでした。
きっと十六羅漢像周辺にしかいられないんだろうな。

ここまでハッキリした心霊現象は初めて体験したので、わたしは驚きとともにちょっと感動!(*'ω'*)
いや、感動している場合ではないのだが。母ごめん。
みなさまもちょっとした霊場に行く際は、それなりに下調べをしたうえで訪れることをおすすめいたします☆

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桃缶
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