⑨入院2日目、出産と急遽退院

しばらく娘と家族3人で時間を過ごさせていただき、次女が一旦退室。
少しして、小さな棺桶に入り、頭に可愛い帽子をかぶり、布に包まれて戻ってきました。綺麗なピンクのお花を用意してくださって、主人と一緒に飾る。

数時間後には業者の方が娘を引き取り、火葬の日まで会えないということだったので沢山お話をして写真を撮って過ごしました。
長女のお迎えのため主人が帰って、次女と二人。

師長さんが部屋に来て、私の血圧と体温を測って安定していることを確認。外にいた院長先生に何やら話して、また部屋に。
「amaccoさん!今日退院していいって!帰る?それがいいよ、お姉ちゃんも居るし、おもちゃも沢山あるでしょ?今夜家族でみんな過ごして」と言って泣いてくれました。

「よく頑張ったね」と泣いてくださって、私も涙。検診の時から必ず師長さんがついてて下さったので、もしかしたらシフトの調整してくださったこともあったのかな、と思います。
業者さんには翌日家に娘を迎えにいただくよう手配してくださって、ありがたくそのまま退院させていただくことに。

家族にとっても、長女にとっても、本人にとっても、この判断は正しかったんだよ。3人目も取り上げるから、待ってるね。必ず立ち直れるから大丈夫よ。と言って送り出してくださいました。

産む前は、痛くて辛くて絶望的なものを想像していた私。心温まるお産にしてくださった産院の皆様と、娘の強さ優しさ。そのおかげで心が満たされて感謝の気持ちいっぱいでの退院でした。

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