見出し画像

「ゼロからプラス(ゲイン)」より「マイナスからゼロ(ペイン)」が気になる。


ゲイン(Gain)は「獲得」、ペイン(Pain)は「苦痛」

数か月前にこの分類の仕方を知ってから、気に入ってこの見方で周囲を見回している。
アカデミックな定義とは違っているかも知れないので注意して頂きたいが、私は次のように理解している。

ゲイン:ゼロの地点から上昇して利益や喜びを獲得していく行為、価値観。
ペイン
痛みや苦しみの多い状況から、それらがゼロの地点を目指していく行為、価値観。

例えば、旨さを追求するのがゲイン、空腹を満たすことがペイン。
ボディビルドがゲイン、ジムまで自力で通えるようになることがペイン。

ゲインは利便性や娯楽性や過剰さの追求で、ペインは鎮痛や救済といった行為、というイメージだ。

「救済」と「経済」は分断されている

実の親に痛めつけられる幼児、教師などの大人たちに傷つけられる児童。
人間のせいでただ苦しむだけの一生を終えていく数多の生き物たち。
いつも気になり続けてしまうのは、人間のこども達のことと人間以外の生き物のことだ。
そんなにひどい目に合わなくていいはずだ、と日々思う。
これは、上の分類で言えばペインに属する分野だ。

ペインを志向するタイプの人間は、ゲインにまつわる仕事に、真の興味が持てないのではないかと思う。そして巷間、問題になっているようにペインの仕事は稼ぎが低いことが多い。
命を救済しようとする活動は、経済と分断的に扱われ、逆に「人助けは金のためか」などと誹られさえする。

このジレンマが、世界を閉塞させている大きな要因であると思う。
ペインの範疇でこれから新たな活動をしたい。そしてこの続きをnoteに書いていきたい。

いいなと思ったら応援しよう!