でっぱり方より、へっこみ方が魅力。
でっぱり方より、へっこみ方に、そそられてしまう場合もあると思う。
女性のプロポーションの話ではなく、キャラクターに関してのことだ。
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ハンサムさんで頭脳明晰でフィジカルエリートでもありお金も持ってまっせな人は、もちろんその世間的な長所としてのでっぱった点も、とても魅力的なのだが、人知れず抱えている闇や欠落というへっこんだ部分にこそ、際立った引力が存在するのではないかと思う。
「幸せの形は一つしかないが不幸の形は人の数だけある」という箴言もあるように、でっぱり方は、およそ等し並なものだが、へっこみ方は実に様々だ。
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何かしらの疵、へこみ、汚れ、欠陥。
それが代え難くカッコよくて、得も言われずカワイイ、と内心では感じていることも、本当は多いのでないか。
「いいひとなんだけどね~。あそこだけがね~。惜しいよね~」と、楽し気に陰口を叩かれているとしたら、その「惜しいよね~」の部分が、その人の最大の魅力なのだと思う。