愚痴の聞き役〜アダルトチルドレン〜
前回の記事でアダルトチルドレンについて書いてから、さらにYouTube等で情報収集をしたり、記事を読み漁ったりしていました!
アダルトチルドレンには6つのタイプがあることが新たにわかりました!
参照:https://s-office-k.com/news/archives/7696
私の場合は(4)ケアテイカー(5)ピエロが当てはまると感じました。
母親と二人になると必ずと言って良いほど、愚痴と悪口だったと思うくらい、強い記憶が残っています。父親と義母についての愚痴。同意をしないと、突き放し、軽蔑、不機嫌。いつの間にか反対意見は言わず、相手の意図することを先回りして汲み取り、自分の本音とは別に、相手に合わせてそれっぽい意見を言って同調。すると褒められる。和やかな雰囲気になる。またこれは大人になってからもですが、家族で集まって誕生日会などを行う際に、実家に行くと、キッチンで一人で不機嫌マックスな顔で料理を盛り付けている母親の姿。気を遣って「手伝うよ」という弟たち。私は「手伝うよ」という言葉も言えないくらい、嫌な気持ちになり、体が硬直してしまう。またあるとき、私が県外の大学に通っているときに帰省をして居間で寝ていると、夜中に仕事から帰ってきた母親に起こされて、開口一番一方的に愚痴を言われた経験もある。表面的には、うんうんと同調して聞いていたが、心の中では、「この人本気かよ。熟睡している娘を起こして、気を遣うこともせず自分のことばかり話すなんて、私を吐け口にしか思っていないな〜」と冷静に考えていた。
なぜこんなにも昔のことを思い出すのかと考えたが、長男が6歳となり、車内で二人で移動するシーンが増え、親子で会話をするという、私の子供の頃を思い出すシチュエーションが増えたためだと思われる。
大人になった今でも、相手の意図することを先回りして、それっぽいことを発言するというくせは抜けておらず。深い関係となる友人関係は非常に少ない。長年の友人や私のことを親友だと思ってくれている友人でも、私は心の底では全く心を許していないし、本音を話していない。これって自分の中では当たり前だったのだけど、周りの友人を見ていると、親とも友人とも素晴らしい関係を築いているらしいということを知り、驚くことが多い。幸い結婚後から、この性格?は改善している気がする。リアルポジティブ人間の旦那さんと結婚して、色々なことをそれこそ親のような感覚で教えてくれる旦那さんには本当に感謝しかない。この人でないと私の旦那さんにはなれなかったなと思っているほどです。結婚後は、数は少ないけれど、本当に心からの友人が1人できて、信頼関係を築けている。
夫婦仲が悪く、外出すると車内で夫婦喧嘩が始まってしまい、子供がわざとおどけて空気を和ませたり、あまりにも険悪だと、体が硬直したように何も話せなくなってしまったりという記憶が多い。また、若い頃はキレやすかった父親は、キャンプ場の隣の方とかと喧嘩をしたり、走行中にカーチェイス?をしたりということもあった。
その頃から険悪な空気が苦手だし、誰かが叱られたり、喧嘩をしていると、私が責められているような気持ちになり、私が嫌われているのではないかと考えたりして、不機嫌な人のご機嫌を取ろうとしたりしたこともった。そんな性格のせいか、私は私が嫌いな人・苦手な人から好かれることが非常に多い。心の中では、不機嫌で、愚痴っぽくて苦手と思っている人に、嫌われないようにご機嫌を取るので好かれてしまう。本当にクズだなと思うけど、私のことを親友と思っている友人を心の中で嫌っていることも多い。
書き出してみると、うわ。自分最悪と思ってしまうけど、私はこういうふうにして生きてきたし、これまではこのようにしか生きられなかった。
でも、ここ最近は、友人は多くはいらない、自分の嫌な場所には行かなくても良い、不機嫌な人のご機嫌は取らなくても良い、大切な人との時間を優先してもよい、わがままをいったり、人に迷惑をかけてもよい、このようなことを数年のうちに無意識のうちに実践するようになり、少しずつ改善してきているように思う。
具体的には、土日は家族と過ごしたいので友人との約束は入れなくてもよい。実家に週一度夕ご飯を囲みに行っていたけど、行かなくなった。(子供だけ行きたがれば、父親に迎えにきてもらい行かせる)。母親の愚痴に同調をしない、意識的に逆の意見を言う。夏前まで、一緒に仕事をしていたので、愚痴も多く聞いていたけど、「◯◯さんは本当に調子が良くて、話しても話しても全然行動が変わらない、その人の部下もかわいそう、頼りにならない」などよーく言ってきていた時期があった。初めは、なんとなく合わせて話していたけれど、あまりにしつこいので、ある日「その人の悪いところをずっと言うのではなく、よいところに注目してあげて、その話をしたら?私以外の人にも悪いことばかり言っているといつまでも良くならないよ」と毅然とした態度でいうと、なんだ・・・みたいな反応で、それ以降その方の話しはしなくなった。これは成功例。
失敗例は、ある日父親が母親にブチギレてお皿を割ったりしたことがあったらしい、その話を聞いていた私は本当に辛くなったが、なんとか父親を庇おうとして冷静に相手をしていた。父親は私と重なる部分があるなと感じることが多く、自己中で気分屋な妻に合わせて、同調して、逆らわないように生きている彼を軽蔑して、落胆して、そして共感する部分が多くある。父親を庇った私に、母親は気分を害し、不機嫌になった。不機嫌になった空気に耐えられなくなり、私は涙が止まらなくなった。絞り出すように「昔から、夫婦喧嘩を見るのがつらかった。私は、人に本音が言えない、溜め込んでしまう。お父さんの愚痴や悪口を私に言わないでほしい。」これで察してくれ〜と願いと込めて、伝えた。その際に30分ほどの距離のところに仕事のセミナーに出かけていたのだが、道中涙が止まらない。母親は「私にも愚痴くらい言わせてよ」と吐き捨てるように言ったけど、泣き止まない私を見て宥めてくれるた。なんとセミナー中も2時間以上涙が止まらなかった・・・周りの人は不思議に思ったことだろう。
帰り道、過ちを犯す。空気を悪くしてしまったことについて、罪悪感を感じ、父親の肩を持ったことに罪悪感を感じた私は、さっきはごめんねと謝ってしまった。そこから、驚くべきことに母親はまた父親の愚痴をマシンガントークで、ずっと話し出した。
あ、伝わらなかったんだ。この人に何を言っても、目の前で泣いてもだめなんだ。
表面的には否定しないように受け答えをする。心の中は、「この人すごいな。。。私のことも理解していないし、私は話したことも理解するつもりはないんだ、私は吐け口なんだな。」
昔のことばかり思い出してしまい、辛くなることもあるけれど、同じことを繰り返さないためにも、今の自分には、過去を振り返り、過去の自分を慰めてあげることが必要なのかなと思っています。アドバイス、共感などあればお気軽にコメント等いただけると励みになります。