性的逸脱の話（双極性障害）

公開する理由

双極性障害の躁状態の時に経験した「性的逸脱」について、
周りの理解がなくつらい思いをしている方や自分自身を責めている人、
知識を広めるために公開します。

性的逸脱行為とは

私の言葉・解釈で簡単に説明すると、

・不特定多数の人と性的関係を持つ
・性的な言動を言いふらす
・不倫や浮気を普段なら絶対しないのに病的に行う
・SNS上に自身の性的な写真を投稿する
・露出の多い服装をする（軽度）

といった、性に関して分別のない行動をすることを言います。

性的逸脱行為の原因

・双極性障害の躁状態
・認知症患者

私の性的逸脱行為

私は「性的逸脱」という言葉を知りませんでした。
自分がそういう状態になってることを、毎週行っていたカウンセリングの先生に話したところ、それが「性的逸脱行為」であること、「躁状態に出ることがある」ことを知りました。

離婚後最初の躁転で、私は「夫からの解放」「孤独の解消」「愛情欲求」これらが原因だと思いますが、アプリを使って不特定多数の男性と関係を持ちました。

1ヶ月に40人くらいのスピードです。1日に3人と関係を持つこともありました。
それもみんな知らない人で、初めましてでした。

今思えば、というか普段ならありえない話ですが
その時は自分じゃ制御なんかできず狂ったように男性と会っていました。

性的逸脱なんて概念を知らなかった私は、
「こんなに求めてくれる人がいる」「これなら寂しくない」「今なら愛されている必要とされている」と喜びを感じていました。

でも相手が帰ると一気に虚無感に襲われて、時間の許す限りもう1人、もう1人と、呼んだりしていました。

お金を稼ぐ

ちゃんとしたサイトではありますが、自分の性的な写真を売ったりライブ配信の副業をしたこともありました。躁状態にこれをすると、月に15万ほど急に稼ぐこともありました。

普段の正常な精神状態ではありえません、絶対不可能です。（私は）

また、不特定多数の人と会う時に優しい人からお小遣いをもらうこともありました。お金が絡むと危険なのでやめた方がいいです（そもそも初対面で会うのもだけど）

自分ではコントロールできず、治療も特にない

先にも書きましたが、自分でコントロールすることが難しい病気です。

私はあの状態が「性的逸脱行為」であることを知って病気だったんだと衝撃を受けて、それからはもうその状態になったことはありませんが、みんながみんな「性的逸脱行為という病気」であると知ったからってなくなるわけではありません。

性的逸脱の治療（特効薬など）はなく、躁状態によるものなら双極性障害の治療、またはカウンセリングなどを行うしかありません。

もし周りに、いつもじゃないけど人が変わったようにに性的な話や行動をする人がいるならばそれは病気かも知れません。

本人が表向きさほど苦しんでいなくても病気かもしれません。

ただただ気持ち悪いとか、軽蔑するとかじゃなくて、
性に関することじゃないところで何か悩みを抱えているかもそれないので
よくよく見てあげてほしいなって思います。

これを読んで自分が性的逸脱行為をしているかもしれないと思ったなら、恥じたり自分を責めるのではなくて「頑張ってきたんだな」と自分を受け入れて、その上でこれからどうしたらいいか考えて欲しいです。

性的逸脱はある種の自分を傷つける「自傷行為」です

（私の解釈）

これを読んで自分が性的逸脱行為をしているかもしれないと思ったなら、恥じたり自分を責めるのではなくて「色々頑張ってきたんだな」と自分を受け入れて、
その上でこれからどうしたらいいか考えて欲しいです。

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