日記:尊厳とタートルネック猫
最近は読書と勉強で完璧に昼夜が逆転した生活を送っている。5時前に寝て、昼過ぎに起きるとか。まぁそんな話はどうでもいい。冬はなんといっても夜が長いありがとう。17時過ぎにはもう真っ暗だ。寒いことは勿論、そんなとこも含めて冬が好き、愛してる。けれど、15時にもかかわらず西日のような日の差し方をしてくるのだけは、妙に焦燥感に駆られるから辞めてほしい。
色々と出費が重なり今月の十日までは節約生活を送っている私。お金より大事なもんは〜とか愛はお金で買えない〜とか言うけれど、なんだかんだお金は大事だ。一人暮らしを始めてからこれで何度目の生活の危機かもう分からないが、つくづく思うのは、無駄は生活から削ろうと思えばいくらでも削れるんだよなということ。
居酒屋やカフェに行かなかったり、服を買わなかったり、趣味を楽しまなかったり、外食をしなかったり。でも我慢の連続は、思ったより精神がやられる。少しのご褒美に、慰めに、息抜きに、ときめきに、何も買わず食べず。こういう無駄や娯楽を省いた暮らしは、’生活’と呼ぶより、どちらかというと’生存’に近い。
この種の話をする度に、昔見た生活保護受給者の贅沢についてのツイートを思い出す。ネットで探ってみたら運良く見つかったので下に貼っておく。
贅沢(ここで言うクロワッサン)は尊厳だ。
私達が、ただ生き延びることだけを目的とする他の動物とは違う、人間としての尊厳。高校の時、古文の先生が’無駄は生活を豊かにする’と言っていたし、私もそれには賛成している。
私達を生かしているのはきっと、大義名分でもなく、待ち受ける一大行事でもなく、一目惚れして買った服だったり、寒い日に自販機で買って飲むココアだったりするんだろう。
ちなみに、今度お金が入れば、黒のタートルネックのセーターを買おうかなと思っている。今も持ち合わせてはいるのだがもう少し保温性のあるモノがほしい。黒のタートルネック、かっこよくない?なんか洗練されてて大人って感じがする。ほら、スティーブジョブズも着てたしさ(?)
私は有り難いことに着痩せする人間なので、普段はその恩恵を受けて世界に隠しているのだが、実は、憎ましい事に悩ましい事に、肩幅と胸板はなかなかどうして存在感を持っている。
なのでセーターなんかは丈で合わせて着るとパツパツになる、つらい。かといって今度サイズを上げると丈が長くなる、つらい。なんで?
よし買うぞ!とお店に入って、申し訳ないと思いながら綺麗に折り畳まれた洋服を試着室で着ては、なんか違うなと棚に戻す。じゃあこれかなと思って試してはまた棚に戻す。店員さん、仕事増やしてしまってごめんよ。ちゃんと買う意志はあるんだ許しておくれ。
そんなこんなで探し始めてから二ヶ月弱ほど経ったけれど、出来れば厚手がいいとか、これはシルエットがとか、色々注文も相まって未だしっくりくるモノに出会えていない。誰かおすすめがあったらぜひ教えてほしい。
そういえば人に伝えたタイミングで思い出したが、私の年齢は猫に換算すると一歳半らしい。これからは何事に対しても、私一歳半なので、というスタンスで臨むようにしよう。