Human
子どもの頃オルゴール付の人形がこわかった。
機械の音が人間のかたちをしたものから流れだすこと流れ続けることが。無表情な人形から声の温度も色もないメロディーが巻いたネジ分流れ続けることが生理的にうけつけられなくてずっと泣いていた。
今は泣かないけれどやっぱりすこしこわい。
ガストの猫型配膳ロボットを先日初めて見た。
店員のかわりにロボットが注文した料理を運んでくるしかも喋る。
あれはドラえもんか。ネームプレートが付いていた。「ぷりん」。ボッコちゃんじゃなくぷりんちゃん。
顔がある。表情がある。画面というかモニターというかなのだがにこにこしたりする。
働き方改革の影響や回転率をあげる目的で導入されているとは知っていた。
けれど、それ以上の役割をしている気がした。
受け取るお客さんたちが皆笑顔なのだ、笑顔にまでならなくても一瞬表情が緩む。
撫でている人もいた。ロボットなのに。ロボットじゃない。猫だ。いや、人間かもしれない。たまに怒るし。泣くのかはしらないけど。笑うし。
過去に罪をおかして捕まったことのある旅役者に訊いたことがある。
「一番こわいものって何?」
夏だった。その頃、劇団では若手の役者たちがホラー映画や心霊写真にハマっていて、そこから各劇場などのいわゆる「出る」話などで盛り上がったりしていた。
答えは秒で返ってきた。「人間や」
つまり、“劇場”っていいよね。
劇場とか、祭りとか、やっぱり、劇場とか。
ふふふ。
◆◆◆
以下は、すこしだけ自己紹介 。よろしければお付き合い下さい。
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構成作家/ライター/コラム・エッセイスト
中村桃子(桃花舞台)と申します。
大衆芸能、
旅芝居(大衆演劇)や、
今はストリップ🦋♥とストリップ劇場に魅了される物書きです。
普段はラジオ番組構成や資料やCM書き、
各種文章やキャッチコピーなど、やっています。
劇場が好き。人間に興味が尽きません。
舞台鑑賞(歌舞伎、ミュージカル、新感線、小劇場、演芸、プロレス)と、
学生時代の劇団活動(作・演出/制作/役者)、
本を読むことと書くことで生きてきました。
某劇団の音楽監督、
亡き関西の喜劇作家、
大阪を愛するエッセイストに師事し、
大阪の制作会社兼広告代理店勤務を経て、フリーに。
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lifeworkたる原稿企画(書籍化)2本を進め中。
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