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更年期の不調を改善する3つの基本対策

元運動嫌い脱サラぽっちゃりトレーナーの真紀です。
40代、50代になるとこれまでにないような不調を感じる女性が増えてきます。
「女性ホルモン」が減ることによって引き起こされることと加齢によることが原因の一つです。
昔は、「おばちゃんたちがイライラして、うるさい」くらいにしか扱われなかったようですが、ニュースや本で取り上げられたり、日本で取り組みが遅れていると指摘される「性差医療」を後押しするため、今後女性の健康に関するデータの収集・分析や情報発信、診療を担う「女性の健康総合センター」が2024年10月に開設されるなど、女性を取り巻く環境は目まぐるしく向上しています。
だから、「更年期だからしょうがない」と不調をがまんする時代では、ないのです。

一方で、私が女性専用ジムをオープンした40歳頃には実は「更年期」のことについてあまりよくわかってませんでした。会員の方々が、「50歳になったらガクッとくるよ。」という言葉はまさに閉経の時期。
更年期のことを知り、我慢したり歳だからで諦めなくていい「対策」があることを知ることで、今まさに悩んでいる人も、症状に合った治療法を見つけて乗り越えてほしいと思います。

今回は3つの対策をお伝えします。
私は医療従事者ではありませんので、治療は医師と十分に相談の上行ってください。


更年期は、閉経を挟んだ前後10年間を指し、この時期には卵巣機能が低下することで女性ホルモンの分泌量が減少し、心身に様々な不調が現れることがあります。代表的な症状としては、ほてりやのぼせ、発汗、イライラ、不眠、抑うつ気分などがあります。これらの症状は個人差が大きく、日常生活に支障をきたすほど重い場合もあります。もしあなたが更年期症状で悩んでいるなら、ぜひこの記事を読んでみてください。

HRT、漢方、サプリメントといった、更年期症状の対策について解説していきます。

ホルモン補充療法(HRT)

HRTは、減少した女性ホルモン(エストロゲン)を薬で補う治療法です。

飲み薬、貼り薬、塗り薬など様々な種類があり、医師の診察のもとで自分に合った方法を選ぶことができます。

HRTは、ほてりやのぼせといった更年期症状の改善に非常に効果的です。

また、骨粗鬆症の予防や、膣の乾燥、性交痛の改善にも効果が期待できます。

HRTを受けられない人もいたり、リスクを把握して行う必要があります。

そのため、HRTを受ける場合は、医師とよく相談し、定期的な検査を受けることが大切です。

漢方薬

漢方薬は、体全体のバランスを整えながら、自然治癒力を高めて更年期症状を改善する方法です。

更年期障害に対しては、主に「気」「血」「水」のバランスを整える漢方薬が使われます。

例えば、冷えやむくみがある場合は「当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)」、のぼせやイライラには「加味逍遙散(カミショウヨウサン)」といった漢方薬が処方されることがあります。

漢方薬は、HRTのように即効性はありませんが、体質に合わせてじっくりと症状を改善したい方に向いています。

また、副作用も比較的少ないとされています。

ただし、自己判断で服用せず、漢方医や医師に相談して適切なものを選ぶようにしましょう。

サプリメント(エクオール)

エクオールは大豆イソフラボンが腸内細菌によって代謝されて作られる成分で、女性ホルモンと似た働きを持つことが知られています。

そのため、エクオールは更年期症状の改善や骨粗鬆症の予防に効果が期待できます。

HRTを受けられない方や、軽い更年期症状を改善したい方に向いています。

エクオールは、サプリメントとして手軽に摂取することができます。

しかし、エクオールはすべての大豆イソフラボンから作られるわけではなく、体質によって効果が出にくい場合があります。

まとめ

更年期症状を和らげる方法は、HRT、漢方、サプリメントなど様々です。

それぞれにメリット・デメリットがあり、どれが最適かは人によって異なります。

ご自身の症状や体質、ライフスタイルに合わせて、医師や薬剤師と相談しながら適切な方法を選びましょう。

更年期を快適に過ごすために、積極的に対策を行いましょう。

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