だれの葬式にも行ったことがない
祖母が正月に救急車で運ばれた2年前から定期的に恐怖に襲われる。
その恐怖は「人の死を味わったことがないことから生まれる未知への怖さ」と「自分をここまでつくってくれた人のこれからがない寂しさ」という、気の沈み方でありソワソワ感だった。
もうすでに親族や友達を亡くしている友人たちに、ソレを相談する最近は
とても涙ぐむ毎日で
自分自身の均衡が、バランスが歪んでいく感覚。
他人である死さえ心が締め付けられて、目頭に水分が集まってくるのを
悪いことだとは思わないけれど
他人である私