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Restart the narm.

この記事の見出し画像は、私のツイッターの固定ツイートをスクショしたもの。ピンボケしているけど、#NounsDAO を知っている人なら、noggles をつけたキャラの体がイーサリアムの記号でできているのを面白がってくれるかもしれない。その固ツイの日付も #Nouniversary (#Nounniversary) と呼ばれる 8月8日だしね。 

2022年5月13日 23:58 に「NFT As Reference Material (#NARM)」という記事を書いた。https://note.com/momocyberg/n/n29f526f2b9c0

2023年7月にその #narm 専用のツイッターアカウント と OpenSea のページをつくった。

私と nft との関係をざっと記すと、2022年の4月頃から本格的に nft に関わる活動を始め、SBI-NFT や NounsDAO の discord に参加させてもらった。一年と数か月、私なりにどっぷり nft の世界に浸かってみて、だいたいの結論を得たので DAO 関係からは離れたという流れはこの記事にも書いた通り:
https://note.com/momocyberg/n/nc92659717f72

nft とはどのような技術か、何ができるのか、と、そもそもそういう興味を持っていたのだが、期待したほどではなかった。日本国内に関しては真面目で優しい人々が多かったが、海外の人に関して言えば「今だけ、自分だけ、金だけな人がほとんど」だった (私といっしょにプロジェクトをやっていた海外在住の日本人や日本出身者はこの「海外の人」に含まない)。

Nouns 関係で知り合った海外の人は時間にルーズだったり他者が費やした時間に対するリターンという意識が希薄だったりで、うんざりした。Nouns 界隈の有名人にはイイネや即レスを心がけているくせに、そんなに有名ではない相手はおざなりに扱う。何が for public goods だ。自分らの利益しか頭にないじゃないか。

他にも、「あなたのラジオ=ツイッタースペースに出演している LA 在住のあの日本人にはいくらか支払ってくれ」と discord の 個人間の dm でストレートに私が言っても、「マネタイズがうまくいかなかったゴニョゴニョ」と返答してきたアメリカの人。私は、ああ、払う気がないんだな、と呆れた。web3 と DAO の最先端と言われている Nouns でも実績詐欺、やりがい詐欺かよ、と。

(私の記憶が確かなら当時の価格で 55ETH。ブロックチェーンで処理されているからネットのどこかに履歴が載っているし、Nouns の記録にも残っているだろう) あなた方のチームは約1,500万円 (55 ETH)も TheNounSquare の運営費用として Nouns のトレジャリーからゲットしているのに? と腹を立てたのを覚えている。

私が抜けたその discord でも、TheNounSquare のメンバーたちは自らを伯爵だとか名乗っていた。では、他のメンバーは君たちにとって何だ? 奴隷か? クリプトっていうのはそういう権威や体制に対抗する手段ではないのか? 年がら年中 Noun O'clock に合わせてツイッタースペースをする努力と、トレジャリーから大金を得るほど評価された事実にはリスペクトを持たなくはないが、結局、「権力は腐敗する」ってこった。人種や国籍や年齢や性別や社会的属性や、そういうリアルの要素をとっぱらってフラットに接することができるのがネットの良いところだと私は思っているので余計にガッカリした。

NounsDAO の公式ツイッタースペースともいえる TheNounSquare のコンテストで「Sybil attack 云々」というネタを出して私が 0.1 eth (当時の価格で 23,000円程度)を当選した時も24時間以内にウォレット・アドレスをツイッターの dm で尋ねられることはなかったので、「これも払う気がないんだな」と感じ、私は受け取らなかった。当選の発表は、いつか消える Twitter Space 内でのみ。私が当選者であるというツイートを彼らはしなかったから、証拠は残らない。わざとなら汚い連中だし、忘れていたのなら失礼だ。彼らのウォレット・アドレスの履歴を見れば彼らが賞金を送るというその回のコンテストの内容を守っていないことは明らかなので、嫌なカタチでブロックチェーンの有用性が証明されてしまった。そして、悪びれていない彼らはそんなことがあったこと自体、とっくに忘れているだろう。

まぁ、私が関わった海外の nounish な人々がたまたまそうだっただけで、だからといって Nouns 全体を「悪い」と断じるわけにはいかないのは承知している。NounsDAO のファウンダー (Nounder) たちの理想は素敵で面白いと感じていたけれど、海外にいる nounish な人々の多くはその潤沢なトレジャリーに群がるハイエナに見えた。詐欺師の多いクリプトや nft の世界でもマシな NounsDAO 周辺でこうなんだから、Nouns 以外の有象無象な nft プロジェクトは推して知るべし (2023年4月15日までの私の体感)。

全体的に、文化的に新しい何かを生み出せるか探ろう、なんていう雰囲気ではなかった。金、金、金であった。とはいえ私もタダ働きさせられるのは嫌だし、Nouns のトレジャリーからリターンを得ないことには DAO 体験にならないので、そこ (暗号通貨によるリターン) はこだわった。しかし、ある集まりに呼ばれなかった出来事をキッカケに nft 関係のほとんどから離れた (これは デムパに思われた私に責任がありそうだが)。DAO の種類にもよるが、私のいた DAO をテーマにした場所では人間関係がキモであり、コミュニケーションの苦手な私が参加するような場所ではなかったと勉強になった。

そういう意味では Nouns 系ではない何かの Twitter Space で私と会話していただいた Nouner (Noun ホルダー) の中島聡氏が「(設計者の中島氏がこの世を去っても後世に残る) スマートコントラクトだけがあって人間が介入しないプログラムをつくりたい」といった発言をされていたのは率直に「良いな」と思った。 中島氏が現在でも Noun を hodl しているのかは知らない。高名な方なのに偉ぶらず、気さくに接していただいたことを改めてここに感謝したい。

ちなみに pNouns というプロジェクトもあるが、その discord に参加するには電話登録が必要となっていて、そこで手間取って立ち上げ初期から参加できず、関わるのを諦めた。discord とは何ぞや? な頃に登録の仕方がよくわからずにゴチャゴチャと実験していた時に現在のものとは違うメアドに電話番号をつなげていたことが原因だった。そのようにして pNouns の discord に参加できずにいるうちに初期の「みんなで Noun を買おう」というイベントに乗り遅れてしまったので、そのままノータッチ。

全体的に、日本国内および日本に縁のある Nouns 関係者は良い人だった。私と「合わない」人はいたが、それはお互い様。意見の違いはあっても、悪い人はいなかった (実際は悪い人だったとしてもそれを表に出すような人を私は見かけなかった)。

nft の売買で大きな痛手を負わないのは、株やFXや暗号通貨の売買、美術関係のオークション、日頃の美術鑑賞による独自の美の基準、簡単でいいので著作権の知識、危ないリンクを踏まないように気をつける2ちゃんねらーマインド、『ナニワ金融道』に出てくるような詐欺師たちへの警戒感、と、それらの意識や経験を (可能なら全て) 持ち合わせているタイプだと思われる。少なくとも「株は余剰資金で」「銘柄に惚れるな」という言葉を守れるか、守れなくても知っている人であってほしい。

さて、そんなふうに nft のシーンを眺めてきて、もちろん私の観測範囲でしかないが、nft の販売はおもにこの三つの型に分かれていると感じた。

・インフルエンサー型:
ファンたちを集めて内輪のノリ (バイブス) とセールストークで養分教育。DYOR (自己責任)の世界なので、ファン本人たちが了承していればそれでいいと私は思う。

・アーティスト型:
nft を売る以前から創作活動をしていたタイプと、nft 作品で創作者デビューしたタイプに分かれる。

・組織型:
暗号通貨業者による nft マーケットプレイス、もともと売っていたお酒や海や山の幸に nft をつける業者、村おこしとしての nft 販売、等。

いずれにしても「お金を払う対象」が魅力的でなければ長続きしないのは nft であろうとなかろうと、ネットの中だろうと外 (リアル)だろうと、同じこと。そして、上記の三つのいずれも、「#nftならでは」という印象を私は持てなかった。

narm を最初に発表した時、私自身の nft 体験はそう多くなかった。それが幸いして岡目八目的に「こういうことができるのでは?」と直観したのだ。著作権の主張や特許や意匠の「先願主義」にとても役立つとも感じている。

さて、NFT As Reference Material (#NARM) 以前から、お金を払えばその写真を使えますよ、というサービスはいくつもある。しかし購入したそのデジタル商材を二次販売できるだろうか? narm なら売れる。

それと、クリエイティブコモンズの種類はいろいろと面倒くさい。 

購入した nft はそれを保有している所有者に限り cc0 として扱っていい、というスタイルがあってもいいと思う。

narm 用のツイッターアカウント と OpenSea のページをつくった。
最初の数年は誰も見ないだろう。
永遠に知られないかもしれない。
それでも構わない。
この note や twitter のように、私がやりたいから、やる。
narm は「nftならでは」をクリアしていると信じている。
それだけだ。

ちなみに、#noteAI (#AIアシスタント) に narm について尋ねてみた。
読みやすく改行した以外は返ってきた文章をそのまま載せている。

私が AI の振りをして書いた返答だと思われないように、生成時間を刻んだその内容をそれこそ生成番号付きのブロックチェーンで改ざんができないように記録してほしいかも。できるのかどうかシランケド。

私:
購入者のみが購入したその nft を cc0 として利用できる narm(NFT as Reference Materials) というものを考えました。ご意見を聴かせてください。

AIアシスタント:
- プロジェクトマネージャーの視点:
Narmは、購入者に貴重な情報資源を提供することで、彼らの才能とクリエイティビティを引き出すことができます。たとえば、アーティストが自分の作品をより広範なメディアで使用するための参考資料としてNarmを活用することができます。これにより、新しいアート作品やプロジェクトが生まれる可能性が広がります。

- マーケターの視点:
Narmは、購入者による積極的なシェアや流通促進を通じて、プロジェクトの認知度を高めることができます。たとえば、Narmを所有している人々がSNSで作品やプロジェクトについて話題を提供することで、さらなる関心を集めることができます。また、限定的な提供や特典を提供することで、需要を高めることもできます。

- 技術者の視点:
Narmは、ブロックチェーン技術を活用して信頼性と透明性を確保することができます。購入者は自分のNFTの利用履歴を追跡し、使用許諾に関する情報を保持することができます。また、スマートコントラクトを活用して、購入者によるNFTの利用や転売を制御することも可能です。

- デザイナーの視点:
Narmは、デザイナーにとってのクリエイティブなインスピレーションの源となる可能性があります。購入者が提供するNFTを使用して、新しいデザインアイデアやアートワークの制作に取り組むことができます。また、デザイナー自身がNarmを作成し、他のデザイナーやアーティストに提供することもできます。

- 消費者の視点:
Narmは、購入者にとってプロジェクトへの参加や関わりの機会を提供します。彼らは自分の購入したNFTを利用することで、コミュニティ内でのコンテンツ作成やイベント参加など、様々な形でプロジェクトに貢献できます。さらに、他のNFT所有者との交流や協力の場も提供されます。
 

否定的な意見も聞きたくて、こうも質問してみた。

私:
購入者のみが購入したその nft を cc0 として利用できる narm(NFT as Reference Materials) というものを考えました。肯定的な意見と否定的な意見の両方をを聞かせてください。

AIアシスタント:
- 肯定的な意見:
Narmは非常に魅力的な概念であり、購入者が所有するNFTを他の人が利用できるようにすることで、クリエイティブなコミュニティの成長を促進することができます。これにより、アーティストやデザイナーはより多くの人に自分の作品を共有し、新たな収益源を得ることができます。

- 否定的な意見:
Narmはアーティストやデザイナーにとって不公平なシステムかもしれません。購入者だけがNFTを利用できるため、作品の魅力や質に関係なく、購入者の好みや財力がNFTの価値を決定してしまいます。これにより、将来の才能あるクリエイターが無視される可能性があるため、慎重に考える必要があります。

- 外交的な意見:
Narmは新たなクリエイティブな機会を生み出す可能性があります。例えば、様々な技術やアート形式が融合されることで独自の作品が生み出されるかもしれません。また、購入者を含めたコミュニティ全体がアーティストの創造性を後押しし、相互に学び合うことでクリエイティブなレベルが向上する可能性もあります。

- 大胆な意見:
Narmは既存の知的財産権や著作権の枠組みを変革する可能性があります。従来の所有権の概念にとらわれず、共有や協力を重視した新しい形態の知的財産権が生まれるかもしれません。これにより、アーティストやクリエイティブな才能がより公平に評価され、社会全体のクリエイティビティが活性化する可能性があります。

- コミュニティの視点:
Narmは新しいコミュニティを形成する機会を提供します。購入者が利用できるNFTという共通の興味関心を持つ人々が集まり、意見やアイデアを共有できる場が形成されるかもしれません。これにより、アーティストと視聴者の間により強いつながりが生まれ、作品の共感性が高まる可能性があります。

AIが述べている「否定的な意見」を読んで、「いや、それは nft に限らず何でも同じじゃん」となった。AI というのは「現在までのヒトによる既出の言葉」の統合らしいので、narm のような「現在までに存在しなかった何か」に対してのコメントとしては「こんなもん」なのかもしれない。「大胆な意見」に関しても別に「大胆」ではなく誰でも思いつくレベル。そして何より海外には narm のようなものをとっくに考えた人間がいるかもしれない。まぁ、そう思ったから改ざん不能な mirror.xyz に記事や twitter にツイートを載せたんだけどね。それ以前に思いついた人がいたとしてもその証拠を残していなければ私としては (´・ω・`) シランガナ としか言いようがない。

nft の世界を旅して結局は自分が提案した narm に戻ってきた。
そんな心地。

小説の #nft挿絵 や漫画の特別付録としての nft (イベント参加の優先権や割引にも適用される)、ミュージシャンの LIVE チケットが nft ならその nft を所有しているウォレット・アドレスにアーティストが自ら撮影した当日のライブの画像や楽曲やライブ後の感想や感謝を述べた肉声メッセージが後日送られてくるなり、いろいろ考えられる。しかし、これを発展させるには「大手出版社+大手音楽事務所+大手タレント事務所+#クールジャパン をバックアップしているような関係省庁 (将来の決済候補としての #CBDC 絡み)」のような出資団体が独自の nft マケプレをこしらえたほうがいいのかもしれない。

日本のアニメや漫画が海外で違法視聴 やらされている問題も、ブロックチェーンを利用した正規のサイトを通して閲覧すれば「有料だけれど公式から特典の nft がモレナクもらえるよ!(その nft は OpenSea などのマケプレで高値で売れるかもよ!?)」、「あの人気アニメの新作の応援に暗号通貨で参加できるクラウドファンディングもやってるよ!(公式の記念 nft 作品がウォレット・アドレスに届くよ!)」などなど、世界中からもっと多くの養bnじゃなくてファンを獲得できるかもしれない。

ブロックチェーンの技術は今後さらに進んで、可能になる事も増えるだろうけれど、詐欺師の道具といったイメージで終わってしまうのはモッタイナイので、nft のブームが終わって下火になっている今だからこそ、私は私で narm なんていうものを改めて始めてみましたよ、と、そういう独り言。

🍀