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手先だけで生きろ

私がnoteをはじめるキッカケとなった友人の言葉「手先だけで生きろ」

あと1週間で私はスペインのバルセロナへ行く。夫がMBA留学するため、1歳半の息子と共に付いていくのだ。私は英語がさっぱり話せないのが負目だったが、スペイン語(というかカタルーニャ語らしい)だから負目に思う必要は無くなった。どの道さっぱり分からないということね。グラシアス。

これまでの人生、手先と口先だけで生きてきた。仕事もパティシエ・バーテンダー・アクセサリー制作・百貨店販売・OLと点々としていたし、バンドで歌ったり絵を描いたりしていた。

せっかくの機会だから、現地語を学ぶべきだと皆が言う。私もそう思っていた。だが勉強したくないオーラは全開である。そんな私に向かって友人が言ってのけたのだ。

手先だけって決めていきなよ。

苦手に取り組むのは時間の無駄とのこと。約2年間の留学が終わったら、スペイン語圏からは出るだろう。それなら手先を使うことだけって決めてスペインを学べば行った甲斐もある と言うのだ。

サイコーじゃないか。

料理とか工芸とか、ピンチョスとかパエリアとかってことでしょう?突然私の未来が明るくなった。友人は更に言った。

ピンチョスをブログにしなよ。noteが良いよ。

YouTubeもやってほしい。帰ってきたらデリバリーやりなよ。

持つべきものは友とは よく言ったもので。そんなこんなで道が開けた私は、スペインでの生活について記事にしてみることにした。

果たして日本の家庭料理しか作れない主婦はスペインで何を作れるだろうか。1歳半の息子を連れての海外移住はどうなのか。奥義ポケトーク(翻訳機)は活躍するのだろうか。

自分でもとても楽しみ。



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