息子1歳8ヶ月 バルセロナの保育園へ行く
お料理から離れて私生活。
バルセロナに来てほどなくして緊急事態宣言が宣言され、レストランやジム、観光スポットが閉鎖された。週3日預けていた息子の託児所(日本人専用)も休業となってしまった。そして1ヶ月以上、息子と2人で過ごしている。
さすがに私(母)は限界を感じていた。
夫は多忙を極める学生だ。平日も土日もほぼ毎日お弁当を持って登校。深夜2時〜3時まで学校のことをやっていて、朝7時に起きる。(起こす)
家事・育児は私が行う。これはもうワンオペと言っていい。
じいばあも海の向こう
レストランも全部閉まっている
ほこりが湧きやすく毎日の雑巾掛けが必須
硬水のせいでカルキとの戦いもある
調理家電はコンセントさしたら壊れた
(炊飯器・ハンドブレンダー・ホットプレート)
さらに息子はここに来てママママ期に突入した。はいはいし始めの子がやる「後追い」がはじまり、もともと強めな癇癪もレベルアップ。寝かしつけタイムで1時間泣き叫ぶのはざらだ。食べ物やオモチャも投げるようになった。
もうだめだ。母さんは限界だ。
優しさも笑顔も使い果たしていて補充も無い。
そんな時、大切な友人からのアドバイスを思い出した。
体当たりで生きろ
(こちらのブログで書いた。体当たりで生きろ)
思い出した。せっかくの機会だから現地の保育園に行ってもらおうと思っていたのだった。
スペインに来たのにスペイン人に触れる機会を与えていなかったのは完全にわたしの落ち度だ。
そうだ 保育園へ行こう
入園の際には、日本人託児所の先生がいろいろ話をつけてくれたから、すんなり入れた。入園前に私が把握したのは入学金と月謝のみ。あと「託児所に預ける際の持ち物そのまま持っていけば何とかなる」ということ。
(オムツ・おしりふき・着替え一式・マグマグ)
そうして甘えたちゃんを極めた息子を突然、カタラン語(スペイン・カタルーニャ地方の公用語)の保育園へ預け入れた。
別れ際に泣きじゃくる息子。両手でガシッと握った私の手を離さない。
でも心配ない。
息子はすぐころっと遊び始めることを私は知っている。
案の定、15分後には楽しそうに過ごしている動画が送られてきた。よしよし。
問題は私の方だ。先生とコミュニケーションが取れない。「ボンディア(おはよう)」と「アデーウ(さよなら)」しか言えない。
・月謝が現金か振込みかも分からない。持ち物が正解かも分からない。
疑問点は翻訳機を使い、WhatsApp(文)で連絡を取って少しずつ解決することにした。
・連絡帳が無いから、う○ちしたかもお昼寝したかも分からない。
このへんはジェスチャーで尋ねてみた。(ねんねポーズ→腕時計を指さす→首を傾げる)
先生が片手の指を3本立てて、もう片方で0を作った。30分。通じた。
う○ちは息子のお尻を指差し→「カカ?(う○ち)」と言ってみた。通じた。
なんとかなるもんだ。
こうして始まった新しい生活。
息子は逞しく育ってくれるだろう。
私も泣き声を聞かずに家事をしたのは かなり久しぶり。強烈なカルキ落とし洗剤を安心して使えた。やはり適度な距離はお互いの為、と改めて感じた。
※レストランは11月23日から現在、時短営業を再開しています。
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