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澎湖漫步生活 ~ポンフーそぞろ歩き生活~「澎湖編その①」

台湾の離島 澎湖諸島(ポンフーしょとう)は、台湾島の西方約50kmに位置する台湾海峡上の島嶼群。 そんな素敵な島で中文語学留学のため48日間の予定で滞在中。 澎湖の暮らしを肌で感じながら、
現在進行形(2023年3月)の漫步Mànbù(ゆったり散歩)生活を綴ります。

右に見えるは台北101の頭 くっきり見えて感動

思い立ったが吉日

今回、以前から私の旧知の友人やら、ごく一部のお客様にはお伝えしていたが、
一昨年あたりから「台湾の島に行って勉強してくる」と、
ざっくりな事しか言っておらずあまり詳細は語っていなかった。
かれこれ3年ほど前から中国語(台湾華語)を学びたく、自分に合った場所を探していた。
毎日検索しまくり、行きついたのは  ALC(旧)阿甘語学学校中国語科。

私の家族も実は台湾に正規留学をしていて、コロナで大変な時期の渦中に送り出した経験があるので、普通に語学留学といえど、準備や費用の面でも大変なのは経験済みである。
18、19の娘でもあるまいし、なんならアラ還に片足つっこむ程歳を重ねた私が「留学」とな。
しばらくは恥ずかしくてひそかに温めていた。
しかし、ここの学校のサイトをよく見てみると費用が安く、授業内容、生徒さんの口コミも抜群にいいし、住むのも良さそうだし、サイトの運営から滲み出るあたたかな雰囲気ときめ細やかなサポート。

(※学校についてはその時点の情報なので費用や宿舎の変更等要お問合せ下
さい:現在私はサイトの宿舎とは違う場所になってます)


そして何より澎湖(ポンフー)って、えーーーー!どこ?台湾の島??
私の脳みそが澎湖の文字に侵食された。

一ヶ月でもいいから思い切って行ってみたい!と準備をするも、ご存じの通りの世界的パンデミックが起こった。
残念過ぎる想いをグッと飲み込み、オンラインでも学習可能との事で、
しばらくはオンラインで阿甘語学学校の先生とLINEを使った中国語を学んだのだった。

そして三年が過ぎ


台湾人と少しでも話せるようになりたいという想いだけで私のモチベ―ジョンは維持されていた。
オンラインでもこんなふうに学べるのは、コロナになって割と初めの頃からだったので、すごい時代になったものだとつくづく感じながら楽しく充実した授業を週一のペースで受講した。
担当の先生も台湾人だが日本語が堪能で、日常会話やら自分の興味がある分野やテキストに添ってなどその人に寄り添ってくれるオンライン授業である。
時が過ぎ・・・・世の中のコロナの波が収まって来た頃。
満を持して三年が過ぎ、いよいよリアルの澎湖留学計画が実行される運びになった。

初めての澎湖

PENGHU(ポンフー)のモニュメント

正直、ここまで来るまで簡単ではなかった。
吹けば飛ぶような店ではあるが、生業もあるし、大切なお客様もいる。
そしてスタッフの理解、家族の理解、そしてお客様からの理解。
約二ヵ月間の現地滞在を決め、仕事はもちろん様々な段取りやら残務整理やら鬼の形相でこなした。

台北松山空港から飛行機で約45~50分で澎湖馬公空港へ到着
ちょうど春節休みの家族も本土から便乗 馬公空港の風景 
彼女は私の宿舎に二泊して帰った
漁港の街 石巻や女川を彷彿

台湾本土は好きで今まで何度も行った。
けど、離島は今回が初めてである。
この時点で2023年2月12日。夏はリゾート地として賑わう澎湖は冬の閑散期である。
風の島、菊がたくさん咲くことでも菊島とも呼ばれる。
幸運にも到着当時は汗ばむくらいの晴天でこの地に降り立った喜びを噛みしめる。すべてのみんなの顔が浮かび感謝でいっぱいになった。

空港に貼ってあった美しいポスター 思わず写真を

澎湖の玄関口の空港に大きく貼ってあるのだから
きっとこの文に集約されている島だろうと思い写真を撮った。
以下

澎湖是用魚  水和風做成
澎湖人都魚
都是水
都是風
澎湖人都發動引擎
澎湖魚都發動引擎
水的引擎
澎湖的夢都張開翅膀
夢的翅膀
因為澎湖的海
是魚的機場
而天空
是夢降的地方

               詩人 渡也

ポンフーは魚を使う 水と風でできた
ポンフーの人々は魚
すべての水
すべての風
ポンフーの人はみなエンジンを始動
ポンフーの魚はみなエンジンを始動
水上エンジン
ポンフーの夢はみな翼を広げて
夢の翼
なぜならポンフーの海だから
魚の空港
そして空
夢が舞い降りる場所

上記は私なりに素人直訳したものであくまでも詩人 渡也さんのニュアンスと言い回しが違うかと思うので、もし知ってる方、ネイティブの方、
いらっしゃったら教えて下さい(勉強の為にも)
この詩にあるように、海、風、魚、空、そして人。
美しい島であることは間違いない。人も飛びぬけてあたたかい。
実際その通りだった。

澎湖の中心部 馬公市内
古い建物が多い一方、めちゃくちゃ近代的な建物もある
用意していただいた宿舎の近くには国立の澎湖大学があり
学生でいつも人通りがいっぱいで楽しいロード
モスバーガーもあるし、マックもスタバもある
コンビニは歩けばすぐ何件もあり不便なし
立派な映画館、公共施設は立派過ぎるくらい
吉兆の象徴、龍のブロンズ像もあり
武聖廟 ここの前によく美味しそうな出店が出てる
別の廟 ダイナミック! 前の白い建物は食堂
素敵な小道がそこかしこにある
4月あたりからリゾートシーズンになるのでたくさんあるホテルは満室になるそう
漁船の船着き場

各島々にいく大きな船のターミナルもあるが、こんな風景を見るとほっとする。なぜなら私も海の街の出身だから。
飲み物を買ってベンチに腰掛けてしばし風景を楽しむ。

澎湖に初めて降り立った時の印象は、
コンパクトながらも、古き良き建造物と風景、そして近代的な建物の混在。漁業の活気の良さと人々の生きてるパワーをぐいぐい感じた。

今現在で滞在約一か月目。
地理はなんとなくつかんできたが、澎湖が思った以上に広すぎて訪れきれない場所があり過ぎる。
今回の滞在ではきっと全部の箇所は制覇できそうにもない。
ここでは本土と違い、コロナもあってかまだ日本人があまり居ないらしいので、店とかで買い物とか食事するとちょっとだけ珍しがれる。
そんな澎湖にこんな素敵な日本人のガイドもいらっしゃるのでご紹介。
LOVE PENGHUさん 澎湖に関するたくさんの情報を網羅してるので是非、訪問してみて下さい。

先生から借りてきたママチャリを連日発動中なので(この間まで風が強くて漕げなかった)この街の空気感と一体となってきたな、としみじみ。
さすがにバイクは怖くて乗れない。
澎湖でももれなく子供間に挟んで3人乗りは当たり前。
安全面ではアレだけど、こんな大らかな台湾が大好きだ。

一番好きな写真 隠し撮りごめんね おじさん

澎湖編その②につづく


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