自分の頭で考える
教典 17 「自分の頭で考える」
何が正しいか正しくないか。何が正義か悪かなんて誰にもわかりません。
もし、神がいて、神の教示(ことば)があったとしても私は一考し、それが正しいか正しくないかは自分で決めます。
私もあなたと同じです
自分が正しいと思う事を信じ正義とする。
これは、マンガ「デスノート」の最終巻でニアというキャラクターが主人公にむけて放ったセリフです。
人というのは、案外、自分の頭で考えているようで流されやすいと思う。
特に、自分が尊敬する人の言葉というのは信じやすい。
きっとそこには、
自分が尊敬する人に間違いはない!
尊敬する人を否定することは自分を否定することになるから、尊敬する人が言うことは全て正しい。いや、正しくなければならない。
ちょっと、宗教・思想っぽいですよね。
でも、これって、逆にいえば
自分の頭で考えていない
とも言えるのでは?
たぶんですけど、
尊敬に値する人にとっても、よほど、胡散臭い教祖様でないかぎり
「俺・私の言う事を鵜呑みにされても困る」
って思ってると思いますよ。
だって、たぶん、自分の経験や考えをもとにアドバイスはするけど、それを絶対信じろ!とか、自分の言うことが絶対正しいとか、一言も言ってないし、書いてませんよね。
信じるか信じないか。正しいか正しくないかは本人が決めること。
これは基本だと思う。
そうしないと、万が一、自分が尊敬する人が道を間違えり、自分の考えとにズレが生じたら混乱してしまうと思う。
その時になって、自分の頭で考えたって、絶対正解にはたどりつけないんじゃないかな?
だって、その時点で、尊敬する人のことまるごと信じてるわけだから、あらゆる言い訳や理屈を並べて正当化するでしょ?
疑え・・・とまでは言わないけど、なぜそれがそうなるのか?
なぜそれが正しいと思うのか?
本当にそれが正しいのか?
私も、そこそこ本を読むし、実際、今回デスノートからのセリフを引用しているので、あまり説得力があるとは言えませんが、
それでも
自分の頭で考える
そして、自分の責任において判断し・行動する。
ことを心がけている。