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英国のりんご2024 ご質問にお答えします!

2024年の9月より開催中の
【英国のりんご 2024オンライン講座】
私がお伝え出来るりんご情報を詰め込んだ動画講座です。

今回は、受講者様からのご質問をこちらでお答えします。

ピンクレディーについて

【質問】 英国で店頭に並ぶピンクレディーには、♡マークのシールが貼られていますか?

【答え】はい。
ピンクレディーⓇは、オーストラリア原産で商標登録されています。スーパーマーケットで調べてみたところ、量り売りの場合は1個ずつにロゴであるハートマークのシールが貼ってあります。

パック入りもある。

6個入りになっているものには、包装に♡マークのロゴが印刷されていて、中のりんごにはシールがありません。

スーパーマーケットに並ぶりんごのひとつで、人気があります。

日本でも生産されているので、食べたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。


英国原産のりんごについて

クッキングアップル ロード・ダービー

【質問】 先日、ももさん(私)が現地からライブ配信した果樹園で、りんごの品種、説明プレートに「Spring/春」と表記されていたものがありましたが、どんな意味なのでしょうか?

【答え】 りんごの本で調べたところ、これは食べごろ、シーズンを指しているようです。他のりんごでは、Late Autumn/晩秋、New Year/新年などもありましたが、これらも食べごろを指しているようです。りんごは品種によって、摘む時期と保管できる期間が違います。よって、ヴィクトリア朝の荘園にあった果樹園では、夏頃に摘んで秋に食べる。秋に摘んで冬に食べる。秋の終わりに摘んで年明け、春に食べる。ということが出来るように、りんごの品種を選んで植えておいて、長い期間りんごを楽しめるようにしていました。長期保存するのは、傷のない、木から摘んだりんごや洋ナシが保存用に選ばれます。果物専用の保管庫が特別にありました。ブレナム宮殿のキッチンガーデンに行くと、今でも保管してた場所を展示しています。


エグレモント・ラセットについて

洋ナシのような香り。

【質問】  長野県、飯綱町の果樹園で栽培され、調理用として販売されています。イギリスでは、どのようにして食べられていますか?

【答え】 このりんごは、英国原産のデザートアップルです。コックス・オレンジ・ピピンと並んで人気のりんご。秋になるとローカルの農家で栽培されたエグレモント・ラセットがファームショップに並びます。


ウェイトローズでは6個入りで販売されていました。(10月上旬現在)

旬の時期にだけ食べられるりんごです。平べったくて、皮はざらざらとした日本の梨のような見た目。果肉はクリーム色で柔らかめ、甘い香りがしてとっても美味しいです。日本で購入された方から、「甘みは少ない」というお話をいくつか聞きました。もしかすると、まだ完熟していないのかもしれません。冷暗所に少し置いて、甘い香りがしてきたら食べてみてください。エグレモント・ラセットは、傷んでないものなら冷暗所に置いてイギリスなら数週間(11~12月まで。その年の天候にもよると思う)は保存できると言われています。調理用に使う場合、タルトタタンにすると上品な風味が増してめちゃくちゃ美味しかったです。


ブラムリーについて、りんごの状況。

【長野県在住の方からの情報】
今年は猛暑だったこともあり、ブラムリーの収穫が8月に収穫と例年より早かったようです。エグレモント・ラセットは収穫したばかりのものが流通しています。イギリスではいかがですか?

【イギリスでの現状】

イギリスでは、ブラムリーは一年中スーパーマーケットに並んでいます。今年も英国産りんごが色々と並び始めました。今年はりんごが豊作の年のようです。確かに、村の植物園、果樹園にもたくさんのりんごが実っています。

欲しい分だけ量り売りで買えるのがうれしい。

英国で調理用りんごとしてスーパーマーケットに出回っているのはブラムリーだけです。秋に収穫したものを冷蔵保存技術によって長い間保存できるようになりました。ただ、収穫したばかりの旬のりんごは、濃い緑色で、キリっとした酸味。時間が経つにつれて色は薄くなっていき、甘みが少しでて酸味は弱くなります。今が旬のブラムリーをアップルパイやクランブルにて存分に楽しみたいと思います!


英国産のりんご事情2024

Wonky Apples 本来なら廃棄処分される形の悪いりんごをパック詰めにして販売。
しかも、英国産のガーラ!国内農家をサポートする取り組みが行われています。

オンライン講座でご紹介したとおり、英国では国内産のりんごの需要と供給を増やしていこうという取り組みが数十年の間で行われ、その効果は劇的に表れています。これから10年で国内産りんごのシェア40%を目指します。

今回見つけたパッケージ書かれていたスローガンはこれ。⇩

Supporting British growers, Reducing waste and just as tasty
国内生産者をサポートし、廃棄を減らし、美味しいりんごを提供します。

旬の時期に収穫した国内産りんごをスーパーマーケットでも販売。さらに、形が不ぞろいのりんごもパック詰めにして販売していました!嬉しい取り組みです。

英国のりんご2024年オンライン動画講座。随時受講者募集中です!
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