アフターピルを飲みました
今日、人生ではじめてアフターピルを処方してもらった。
避妊せず外出しをし、さらには排卵日がかなり近かったからだ。
土曜日に行為があり、不安なまま日曜の朝を迎えた。
直前で抜いた時にチョロっと出てきた白い液体。
ギリギリ間に合ったと言っていたが、本当だろうか。
わたしだけが不安だった。
隣でタバコを吸い始め、ゲームを起動した。
わたしだけがリスクを負っていた。
日曜日の朝ベッドの中でひたすらに調べた。
外に出すこと、排卵日のこと、そしてアフターピルのことを。
排卵日とほぼ被っていたのに気づき、
すぐに病院を探した。
まだ日本ではドラッグストアには緊急避妊薬は売っていない。
クリニックに行って8千円~1万5千円ほどを出して処方してもらわなければならない。
ずっとどこか他人事だと思っていた。
日曜日、わたしの住む田舎はクリニックはほとんどが休診日であった。
ネットで処方してもらうにも、8800円の薬代に加えて速達代が1万円近くかかる。
速達してもらわなければ翌日配達となり、さらに妊娠の可能性を上げる。
もう、どうしようもないのだろうかと思った時、
低用量ピルの話を友人とした時に教えてもらった土日祝もやっているクリニックを思い出した。
調べてみるとアフターピルを処方できるとのことだった。
予約画面に移ると今日の予約は残り2枠。
とにかく急いで早い方の時間を選択し、登録を行った。
なんとかギリギリで取れた予約だった。
クリニックの先生に怒られるかと思ったが、そんなことはなく、
低用量ピルの方が避妊効果があるので考えてみてくださいね、と最後に言われただけだった。
8500円を支払い家に帰った。
アフターピルは100%避妊できるわけではない。
まだ次の生理がちゃんとくるまで不安は伴う。
彼には言えていない、し、何事もなければ言わない気がする。
お金は請求しない。
泣きつきにも行かないし、しばらくは行為もしない。
ハグもしたくないし、キスもしたくない。
会いたい気持ちはゼロではないけど、気持ち的に会えない。連絡さえ取りたくない。
親にも言えない。言いたくない。
泣きそうになりながらクリニックに行き、帰りも泣きそうになった。
日曜日にやっているクリニックがなかったら
予約が全て埋まっていたら
わたしはどうしていただろう。
どうなっていただろう。
アフターピルは、現在日本では気軽に買えない。
ドラッグストアに試験的に売り出したという記事も見かけたが、私の住む地域には売っていない。
だからクリニックに行かなくてはならないし
料金も自費でかなり高い。
ドラッグストアなどで安く売ると
悪用されるという懸念点があるという。
それならばとにかくもっと
日曜日や祝日にもやっているクリニックをまずは増やしてほしい。
そしてクリニックでもっと安く処方できるようにしてほしい。
どんな都会田舎に限らず、だ。
自分を守れるのは自分しかいない。
だからといって、“一度守れなかった自分”を守るための唯一の道を閉ざさないでほしい。
アフターピルでなんとか守らせてください。
殴り書きでも早く伝えたかったのです。
また編集を重ねると思いますが、情報に間違いがあれば教えてください。