【プレイ記録】真・女神転生4【総プレイ90時間】
【注意】
この記録には作品のネタバレを含みます。
プレイ後の感想のみのため、あらすじや世界観は割愛させていただきます。気になった方は公式サイトやトレーラーを見てみてください。【参考サイト】にURLを貼っています。
初めてのnoteのため誤字脱字やメチャクチャな仕様を大目に見てくれると嬉しいです。
【はじめに】
せっかく数十時間も作品にのめりこんだのに、Twitterにしか感想が残らないのは物足りない。
そうだ、noteに長文記録を残そう。
女神転生のプレイ記録を書くにあたり、まずは自分の自己紹介としてメガテンは初心者、ペルソナシリーズはナンバリングタイトルはプレイ済みであることを述べておく。
今年8月に3DSのNintendoOnlineチャージのサービス終了のお知らせ、またATLUS作品のラストセールに慌てて女神転生シリーズ(以下メガテン)を始めた。真4の前にDSJをプレイして、総プレイ約70時間でクリア。3ルートどれも楽しかった。
真4の初見イメージは「トーキョーをぶっ壊す!」
【感想①~共通ルート~】
<良かったところ>
○システムについて
・悪魔合体
かなり簡単で分かりやすかった。検索・おすすめ・特殊など様々な経路があって面白い。2周目以降は検索合体において、特に低レベルの仲魔を優先的に使いたい時、手早く合体できてミスも減る。
・交渉
1周目は規則性が読み切れずアイテムやマッカを持ち逃げされたり強制戦闘になったりすることが多かったが、バリエーションが多く楽しい。スカウトに成功するともう一体連れてくるのも効率的で良い。スカウトと同時にアイテムやマッカを得ることができるギフトやボーナスも良かった。特にスカウトボーナスはカツアゲが面倒な時のマッカ稼ぎに重宝した。楽しい。
・バトルシステム
弱点やクリティカルで自分の行動ターンが増え、逆に敵に突かれるといきなり瀕死になる。気が抜けず面白い。弱点オートシステムがあるが、ほとんど使わなかった。だいたいの敵は物理で殴れば倒せる。物理反射!?勘弁してくださいよ‼
特定スキルを持つ仲魔がアイテムを使えるのがありがたい。偏ったスキル編成でもなんとかなる。状態異常もわざわざスキルを使う前に回復してくれる印象があった。なんてお利口なんだ。
・バロウズアプリ
自由度が高い。HP・MP・交渉・悪魔合体、どれに重きを置くのか自分で決められる。1周目に仲魔ストックを最大開放したのは無駄だったかもしれない。ストーリーのなかで最初から最後まで一貫して信頼できるのはバロウズちゃんだけだ。
・ミッション
納品クエストが勝手に進行してくれるのは助かる。意識はしていなかったが、ふらっと寄ったハンター商会で気まぐれに納品できる点が良い。
チャレンジクエストは受注するとBGMが変わるのがよい。ハンターとして仕事してる気持ちになるし、少なからず緊張感が出る。ニュートラルルートにおいてクリアしなければならないミッションが多くて頭を抱えたがそれは後述する。
<悪かったところ>
注意:個人の感想であり、作品を貶めたりするものではない。
○システムについて
・バトルシステム
敵のHPがわからない。1周目は攻撃するのに必死で、相手のモーションが鈍くなっているところやターゲット選択で赤く表示されていることに気づかなかった。攻撃の後にいきなり敵が固まって破滅するので、「終わりかよ!」と思う戦闘も少なくなかった。特にサポートがとどめを刺したときはちょっとがっかりした。
セタンタのジャベリンレインでクリティカル突かれてすぐやられる。
・マップ
一番困った!3周目にやっと地理をぼんやり把握した。目的地がわからないどころか、目的地がわかっていても方角がわからなくてたどり着けない。ターミナルを使っても俯瞰マップに出たら思っていたのと違う地点に出てしまうこともしばしば。つらい。
俯瞰マップがわかりにくい。縮小マップやタッチで地名や施設名を出してほしかった。助けてバロウズちゃん!
カメラワークになれるまでに時間を要する。特に部屋から出てきたときの向きが気になった。設定で下画面のマップも回転してほしい。地図の読めない女なので……
・シンボルエンカウント
カメラワークの位置によってはトラップホールがわかりにくい。そしてトラップホールからの離脱方法がいまいちわかっていない。連打?
俯瞰マップにおいて、エネミーはプレイヤーが通行できないところを貫通して襲ってくる。ずるいぜ。
エストマソードの使い勝手が悪い。俯瞰マップならともかく、3Dマップにおいては技術と慣れを要する。そして悪魔が一斉に襲ってくるとエストマソードも形無し。数の暴力の前では無意味だ。使用するのも手順が多く、正直潔く戦闘した方がいいのではと考えるほどだ。クイックボタンが設定できると良いと思った。
○ストーリーについて
〈良かったところ〉
・東のミカド国
導入がとてもわかりやすく、世界観に没入しやすかった。東のミカド国は東京と違って街の中を見て回ることはできないが、街の人たちに話を聞いて回れるのがRPGっぽくてかなり良かった。
・池袋のセイオウボ戦
カガは登場から死亡フラグか敵対フラグを感じ取っていたが、かなり好きなキャラなのでイザボーの交流がもっと見たかった。
・黒きサムライとギャビーとリリス
同じ顔がたくさんあって、指導者の顔と倒すべき敵の顔が一致して戸惑うキャラクターたち、かなりいいですね。
・赤玉製作所
ドン引きされると思うが、かなり性癖な展開である。もっと尺が長くても良い。ユートピアを創るために多少の犠牲は仕方ない。たとえそれが、生かすべき人間を人間として扱わないことだとしても。
多数を生かすための少数の犠牲、人体実験、洗脳教育、ディストピアSFが前面に強く出ていてかなり性癖な展開だった(2度目)ダンジョン内に子供の日記や被験者の手記がほしい。如何にして赤玉製作に至ったのか気になるので詳しく教えてほしい。タヤマ好き。
赤玉ってどんな大きさなのだろう。想像としては梅ミンツくらいで、スーツのポケットからフリスクみたいに出しているのが理想だ。赤玉製作所の話はいくら読んでも面白い。かなり性癖な展開なので(n回目)
・悪魔人間と家畜人間
ここもかなり好きなポイント。主に赤玉で使役していたはずの悪魔が、環境の変化により優位存在になる。悪魔と同等、支配する側に立つには悪魔との合体で力を得なければならない。しかしそれにはリスクが伴い、人間の尊厳を失う。尊厳を捨て人間ではない存在になり支配者となるか、支配され搾取されるが人間として生きるか。究極の選択の果てをみれて良い。
市ヶ谷駐屯地で悪魔人間の合体に失敗してオンリョウになっている愚かな人間の成れの果てがいて良かった。
・リリスの洗脳やヤソマガツヒのトンチキシーンが面白いのでもっとほしい。猫さんなんだぞぉ~(CV.神谷浩史)
〈悪かったところ〉
・天使マンセマット
あなたどういう気持ちでシュバルツバースから東京に来たんですか?DSJでは上位存在ぶっていたのに今作ではタヤマにいいように使われていて少しがっかり。声優の変更もあまり……
・砂漠の東京~爆炎の東京
世界観がガラッと変わる。何かつながりのありそうな新キャラの登場もあるがもっと掘り下げてほしい。
リモコン目当てにお使いをこなす作業。悪魔人間アキラのキャラが良かったので掘り下げがほしい。
ここの掘り下げ不足を感じているのは、自分がその場のチャレンジクエストの多くをスルーしていたからかもしれない。
・各種エンディング
思うところが多々あるのでルート別に後述する。
【感想②~ロウルート~】
システムについては述べたので、分岐後については主にストーリーについて感想を記す。1周目クリアからの時間が空いているのでかなり短いです。
1周目はロウルートで約31時間でクリア。
分岐後、イザボーがいきなり出てきて戦闘になるのがつらい。難易度が高いのではなく、これが噂の真4のトラウマかと地獄をたたきつけられた。未来の選択を違えたとしても、自害させることはない。が、戦闘となれば全力で倒させてもらった。単騎で挑んでくるのではなくイザボーらしい仲魔を使役して立ち向かってくるのが良かった。倒したが。
四大天使含む天使と悪魔王のビジュアルがあまり納得できていない。前知識として新規ビジュアルの悪魔がいるのは知っていたが、ボスの多くがあのビジュアルだとは。悪魔王の第二形態はなぜ腕を主体にしたのか。
ラストで、ケガレ(東京)に触れた主人公も消えるのは聞いていない。「消えたくない」と神の戦車メルカバー(ヨナタン)とひと悶着ある選択肢があってもいい。主人公が頂点に立つエンドではなかったので消化不良を感じた。
【感想③~ニュートラルルート~】
2周目はニュートラルルートで約45時間でクリア。ロウ→カオスの順にクリアする気でいたが、意図せずニュートラルルートへ。
1周目の引継ぎがあったにも関わらず、マサカドの要求するチャレンジミッションがあまりにも多すぎる!最低限どれをクリアすればよいか教えてほしい。攻略サイトの助けがなければ諦めていた。
特に写真のミッション各種は見逃すプレイヤーが多いと思う。きっとそうだ。いや、ひとえに自分がこまめにミッションをクリアしてこなかったのが悪い。自業自得である。
○ダンジョンについて
ルシファーパレスとプルガトリウムの両方をクリアする必要がある。ニュートラルルートなのでロウ/カオスルートでラストダンジョンなのだろうと察しがついた。
ルシファーパレスは無限の間の理屈が良く分かっていないままクリアした。ありがとう攻略Wiki。プルガトリウムに比べて中ボス戦闘が少なく、戦闘面については物足りなさを感じた。
プルガトリウムは上下左右反転マップが面白かったが、下画面の2Dマップを見て移動することの多い自分にはこたえた。各種天使戦でバロウズが「同じこと言ってなんだか機械みたいね」というのが良かった。おそらくニュートラルルートのみの演出だと思われる。
どちらのダンジョンにおいても交渉できるかわかる演出がほしい。きっといっぱいマッカを巻き上げることができるのだろう。
○チャレンジミッションについて
・天王洲奇譚→大魔王再誕
本編ストーリー含め、一番難しかった。赤騎士戦はすぐに終わるが、その後のベルゼブブ戦があまりにも鬼畜。
ベルゼブブ戦は最初の数ターンは特に運ゲー要素がある。このクエストで雄叫びのありがたみを知った。メギドラオン3連撃は反射が効かないのでかなりこたえた。自分は毎回使用していたラスタキャンディにこれほど殺意を覚えるとは。
2周目スタメンのルキフグスの射撃反射とファフニールの物理反射がなければ即死だった。MVPだがどちらも電撃で弱点を突かれるという致命的な欠点がある。そこはルキフグスのマカラカーンでなんとか。
感想①を読んでくれて、プレイ済みの人は気づくかもしれないが、かなり性癖のストーリーだった。極限状態、閉鎖空間、なにも起こらないはずがなく……
・サムライ&ハンター共闘戦線
ノゾミ姉さんを人外にしなくてもいいじゃないですか!
○ストーリーについて
ニュートラルルート全体を通して全く納得していない。正直ミカド国とケガレ人(東京人)が共生するのは現実的ではない。
ウーゴの出したターミナルミッションにおいて「数えるのが面倒になってきました」はとても頭に来た。だれのお願いで東京散策していると思っているんだ。新宿フロリダでワインに舌鼓をうっているシーンは一度DSを閉じて深呼吸をする必要があった。
マサカドは結局何者なのか?人類の味方のようなスタンスでありながら、明らかに人類側の見た目をしていない。聖杯を満たす前はともかく、最後にはコウガサブロウのような人型で神聖な見た目になると思っていた。すべての結界を消してくれるが、もうマサカドがいればすべての結界は無意味なような気がしている。
人々の希望という抽象的であやふやなものに賭けるのは納得いかない。別作品を引き合いに出すのは申し訳ないが、ペルソナ5における最後の民衆の手のひら返しに違和感を覚えた自分にはニュートラルルートは向いていなかったのかもしれない。
このルートでは、カロンに21万の借金をしたままエンディングを迎えてしまった。大変申し訳なく思っている。来世に期待してください。
【感想④~カオスルート~】
3周目は各種引継ぎありで約13時間でクリア。
3周目ともなると邪教の館には悪魔合体のNewがでてないかチェックするくらいでスタメンは固定でマーラ様とファフニールの物理反射に任せてオートバトルで事足りる。雑魚戦は物理反射持ちエネミー以外はジャベリンレインで一掃できる。
ラストダンジョン(プルガトリウム)も前周で攻略済みのためサクサク攻略することができた。
○ダンジョンについて
かなり駆け足でまわった。3周目にしてやっと地理が頭に入ってくる。
エストマソードのシステムとトラップホールがかなり煩わしい。
○ストーリーについて
一番好みで納得のできる終わり方だった。「FINALに繋がります」でも「これで終わりです」でも良い。ロウルートでは主人公がラスボスを倒しても主人公の上に天使や秩序という上位存在があるが、カオスルートはヒカルの「君は王になるかい?」で終わったので、力のあるものが自由でいられる世界を感じられてよかった。
悪魔と共存という点ではタヤマと重なる部分があるので、結果としてタヤマの小物感が目立ったと思う。
・悪魔王ルシファー
ワルターとヒカルが融合するシーンは「お前と一緒に旅ができて良かった」「年をとったらきっと俺もヨナタンみたいに守るものができちまう」「一番楽しい時に死にたい」と短絡的な考えではなく、砂漠や爆炎の東京を経て熟考したうえでの選択だとわかりやすくてよかった。ビジュアルはともかく、ワルターはワルターの意志でこの選択をしたと思うと感慨深い。
ヒカルがルシファーになった後、新宿に戻りフジワラやツギハギに会っておくべきだった。ヒカルの正体を知っていてもいなくてもどんな反応を見せてくれるか気になる。ねえ、どんな気持ち?
・イザボー戦
あえて冷酷な態度をとって、崩れ落ちるイザボーに刃を向けてみた。結果「あなたはもう人間じゃない」と言われてぐっと来た。こういう絶対に相入れない身内争いを望んでいた。
・東のミカド国
ナラクから悪魔の溢れたミカド国が地獄の有様で良い。城下町で街の人に話を聞けるが、かなりの侵略系SFを感じられる。
ホープは主人公がナラクから出た後に悪魔があふれるのを目撃していたようだ。自由を謳い、世界を破滅へ導く存在を育て上げてしまったことへの罪悪感を抱えながらサムライとして一人戦ってそう。良……
ウーゴはギャビー(天使)から地位や名声を得た人間だったため、天使のいない世界では民からの信頼は皆無でひとり碑文前にたたずんでいるのも良い。
周回しているので、システムについてマンネリを感じなかったといえば嘘になる。しかしストーリーに関しては自分の性癖も相まって、一番地獄を感じられて、一番納得できるポイントが多く、一番好みのエンディングだった。
【総括】
楽しかった!直前にプレイしていたDSJと違って3Dマップだったので慣れるまでにかなり手間取ったが、隅々まで探索できるのが楽しい。ストーリーが進むにつれてNPCのセリフが変わるのでたくさん寄り道してしまった。ワープマップは3DだからかDSJに比べて難易度は低めに感じた。ブラックデモニカやマンセマットも随所に出てきてうれしい。比べてばかりで申し訳ないが、なにせ比較対象がDSJしかないので大目に見てほしい。
どうやらストーリーにかかわる重要な有料DLCがあるらしい。難易度最恐と噂のスティーブン戦もDLCらしい。もう手遅れだよ……
声優がとても豪華だった。個人的にはツギハギ役の山路和弘さんがうれしかった。激渋最高
赤玉製作所、悪魔人間製造所のくだりが一番心躍った。最高だ。とても好みのダークなディストピアを感じることができた。
真・女神転生Ⅳ FINALも用意できている。どこがどうFINALたりえるのか楽しみにしている。
【参考サイト】
公式サイト:https://megaten4.jp/sp/
お世話になった攻略サイト:https://dswiipspwikips3.jp/megaten4/
キャラクターや世界観が気になったひと向け
公式トレーラー:https://youtu.be/6Qk8V3VcGKk
Wikipedia:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/真・女神転生IV
【あとがき】
初めてのnote投稿のため、なにも勝手がわからないままただ思うままに記録を残してみた。
こんな拙くて、わけのわからない長文を読んでくれた人には感謝しかない。
FINALも記録に残す予定である。
コンゴトモ、ヨロシク