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元夫との再会と、記憶を振り返って思うこと


昨日、私はとある大好きな野外フェスにひとりで参戦していました。
そしてたまたま(あっちも来ているのは知っていたけど)偶然会場で元夫と鉢合わせ、離婚以来初めての再会をしました。

少しだけその日のことを書いてみますが、
実はちょっとだけ面と向かって言葉を交わした時だけじゃなく、一万人以上の来場者がいる会場であるにもかかわらず何度もすれ違っていたのです。
何度も元夫を見かけては「わっ…(汗)」と迂回をしたり反対側を向いたりしてできるだけ見つからないようにしていました。これには毎度私は一人で苦笑い。笑
やっぱり元夫婦だからなのか、目に入る。てか慣れたフェスだからか行動パターンが似ている???

困らせないように午前中再会した時以外声はかけませんでしたが、この偶然の重なりに私自身は結構意識をして過ごしてしまっていました。


今年もフェス自体はとても素晴らしく、
(でも音楽については私は詳しく書けるスキルがないので内容については割愛します)
帰り道、同じフェスを観て感動した者同士珍しく元夫とLINEでのやりとりをしました。


単純に感想を言い合えるのは楽しかったし、私の昂る気持ち(ライブの)を共有できたのも嬉しかった。

現実はここまで。予定外に束の間の再会をし、音楽について「良かったよね!」というやりとりをした、というそれだけのことです。


実際に会ってみてどうだった?

この記事は元夫本人も読む可能性があるので恥ずかしいですが、思ったより抵抗はなかった!というか嬉しい気持ちさえありました。未練はないですがなんだかんだ長く一緒にいた人だから気にかけてはいたし、懐かしいというか、元気そうだったことにホッとしたというか。
向こうはどうだかわからないけど、私自身は元夫に対して離婚協議中のギザギザした感情がなくなっていたことに気付けました。


さて、本当に書きたかったのはここからです。

そんな再会があった日の当日、ある読者さんが私のnoteでの最初の記事4つを連続して読んでくださり全てにスキの足跡をつけていってくださいました。

それらは5ヶ月前の記事で、
私自身その時の感情を整理して、大事に残しておきたいと思って書いたものの…内容が重いのであまり読み返すことは無くなっていました。

この記事たちです。↓


4話で完結ものの長文。
年少期からの生きづらさから性格のこと、HSPのこと、双極性障害を患って闘病生活が始まったこと、そして結婚生活から離婚に至った経緯…を自分でも忘れたくなくて大事に大事に書きました。

読むと当時のことを思い出して辛くなってしまう面もあるので読み返すのを自然と避けていた部分もあるのですが、

今回、そのとある読者さんからまとめて「スキ」が届いたことと、久々に夫と再会して浮ついた感情が偶然にも交差したので、「えいやっ」とこれらの記事を読み返してみました。



ざっくり感想

怖々読んだのですが、色々と稚拙な文章が気になる部分がありながらも当時のことがリアルに蘇ってきて、「書いておいて良かったな」と思いました。

とくに当時の葛藤から気持ちの移り変わり、決心に至った経緯についてはやはり今読んでも「うん、これでよかったんだ」と思える文章に整理できていて、自己中かもしれないけれど、私にとっては今でも納得できるものでした。

…でも、ある部分が結構グサグサきたんだよね。

それは「最愛の夫」という書き方をしている部分。
最愛の人を失ってでも取り戻したかった自分らしさ(不安定な体調やメンタルを安定させたい)」等など。

そうなんだよね、最後の最後はどんどん気持ちが崩れていって離れていってぐちゃぐちゃにはなっちゃったけど、あの人が私の最愛の夫であることには変わりなかったんです。最愛の人だったんです。
素直な気持ちでそう綴ってる自分の言葉に、今になってグサグサきた。(悪い意味ではなく)


嫌いになった時期もあった。
別れた後友達関係でさえいられないかもしれないと思う時もあった。
実際に、離れて生活してからどう感じるようになるのか、どんな距離感になるのか想像し難かった。


でも、昨日再会して、さらに偶然にもその日過去の記事を読み返すきっかけがあって分かった。

やっぱり大事に思える人だった。
最愛の夫だったと、思っていてもいいんだと思えた。

それが感想です。


これは別に元夫へのラブレターではない

…ええ。別にそういうつもりで書いているわけではありません。未練がましく思っているわけでもありません。ただ、きっかけが重なり元夫について振り返る機会ができて、今の私が思うことを記事にしてみた。そんな感じです。

元夫からしたらいい迷惑かもしれない。もう私のことはどうでもいいでしょう。私がそうであるように、彼も心機一転新しい人生を歩みはじめている。

だけど、

ずっと嫌いなままでなくて良かった。
嫌な記憶のみが残っていなくて良かった。
彼のこれから先を、自己満だけど陰ながら応援したいと思える、そんな心情を持てていて良かった。


それらをひょんなことから確認した一日でした。


別々の道

まだ離婚して数ヶ月なので交流はささやかに残っているけれど、これから先お互いの新しい人生が進んでいくにつれてきっと疎遠になっていくんだろうなぁと思います。

でも、私は今年も(先日)結婚記念日だった日を覚えていたし、その日は割と泣いた。涙しながら110円で買ったケーキも食べた。
この先も、私は毎年思い出してしまうんだろうなと思います。夫婦じゃなくなって、いつか疎遠になっても結婚記念日・結婚式をした日など今のところの私の人生で一番幸せだった日の記憶は残る。あの頃は幸せだったんだもん。思い出して泣いちゃうくらいしょうがないよね、無理に忘れる必要はないよねと自分に言い聞かせたばかりなのです。

人生一番の幸せだった記憶を上書きできるようなそんな日が訪れるまで大切にさせてもらいます。
大切にしつつ、別々の道を、別々の人生を、豊かなものにしていけるように頑張ろうと思います。



あー、それにしても最高なフェスだったな!
久しぶりに音楽熱が再熱した感もあります。
来月も、一年前から楽しみにしていたあるフェス(ライブ?)があって、実はそれには元夫と二人で参戦する予定です。(離婚前からチケット取ってたから)
豪華ゲストが沢山発表されているので今からとても楽しみです!

今回は小話に付き合ってくださりありがとうございました。それではまた。

momonaga

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