お昼寝のモヤモヤ解消!日中の睡眠(お昼寝)の回数と時間
以前、「赤ちゃんのベストな睡眠時間」という記事で日中と夜間の睡眠時間の合計を月齢別に紹介しました。
トータル時間に問題がなくても、お昼寝の正解がわからなくて困っていませんか。
そこで今回は、日中の睡眠(お昼寝)の回数と時間の目安をお伝えします。
■ 日中の睡眠の特徴
生まれてきたばかりの赤ちゃんは寝たり起きたりを繰り返し、不規則なリズムで毎日を過ごしています。
だいたい生後3~4ヵ月頃で昼夜の区別がつくようになり、少しずつ生活リズムが整ってきます。
昼夜の区別がつくというのは、日中よりも夜間のほうがだんだんまとまって寝てくれるようになったなぁという感じです。
睡眠ログを付けている方は、ぜひ見返してみてください。
「夜間に寝ないからお昼寝をさせない」、「昨日の夜は睡眠時間が短かったからお昼寝すればさせればいいっか」という話をよく耳にします。
しかし、日中の睡眠と夜間の睡眠では役割が異なります。
日中の睡眠は学習したことや記憶したことを整理する時間になります。
一方で、夜間の睡眠は成長のための時間です。
また、日中の睡眠と夜間の睡眠は相互に影響しあいます。
お昼寝がぐっすりだと夜のねんねもぐっすりに、逆にお昼寝ができないと夜の睡眠トラブルにつながることがあります。
日中の睡眠と夜間の睡眠は別のものと考え、同じくらい大切にしていただきたいです。
■ 月齢別の日中の睡眠の回数と時間の目安
さっそく月齢別の日中の睡眠の回数と時間の目安をチェックしてみましょう。
「時間」は一回の日中の睡眠(お昼寝)の時間の目安であり、日中の睡眠時間の合計でありません。
最初にお話ししたとおり、生後すぐは寝たり起きたりを繰り返しているため、日中の睡眠は確立されていません。
生後6ヵ月頃にかけて日中の睡眠が3回になり、朝寝・昼寝・夕寝が確立されます。
生後9ヵ月頃には夕寝がなくなり、日中の睡眠は2回になります。成長とともに体力がつくので、1歳半で1回、4歳くらいで昼寝はなくなります。
日中の睡眠の回数は個人差や環境で変わるので、表は目安としてとらえ、お子さまの眠い合図をよく観察しましょう。
また、日中の睡眠の回数が減るタイミングですが、変化は急には起こりません。
寝ない日もあれば寝る日もあるという時期が続きますが、それでOKです。
寝なくても夕方にぐずぐずするようなら、暗いところでゆっくり過ごす時間があるといいですね。
■ お昼寝しない、、、という方へアドバイス
お昼寝は難しいですよね。私も身をもって経験しているのでよくわかります。
とにかく活動時間をみながら、毎日がトライ&エラーです。
赤ちゃんがお昼寝もぐっすりできるよう、ママとパパがサポートしてあげてください。
日中のぐっすりねんねのためのヒントを書いておくので、参考にしてください。
睡眠環境を整え、日中の睡眠も夜間と同じ環境で寝かせましょう。特に遮光は大切です。(生後3ヵ月までは明るいところで寝かせましょう。)
ねんねルーティンは簡単なものでOKなので行いましょう。
活動時間を意識しながら疲れすぎる前に寝かせましょう。
寝る前にお菓子などの糖分が多いものを食べるのは避けましょう。
寝る直前に激しい遊びやスクリーンなど刺激の多いものを見るのはやめ、トーンダウンしてから寝ましょう。
なお、夜セルフねんねする子でも抱っこや授乳で寝かせてもOKです。
特に夕寝は一日の疲れがたまっている時間帯で寝るのが難しいので、なんでもいいから寝かしつけましょう。
赤ちゃんに「じょうずにおねんねできるよ」と声をかけてみてください。(起こさないように心の中で唱えるだけでもOKです。)
これまで日中の睡眠は大事だとさんざん言ってきましたが、ここでマジメなママとパパにアドバイス。
昼寝は毎日(しかも1日に何回も!)のことなので肩の力を抜きましょう。
ママとパパがハッピーなことも赤ちゃんのぐっすりねんねには大事なことです。
たまにはおでかけして気分転換して楽しみましょう。
外出するときは朝寝をしっかりしてから出発し、夕寝までには家に戻るようにしましょう。疲れているようなら就寝時間を早めます。
次の日はおうちでゆっくり過ごしてくださいね。
参考文献
『ママと赤ちゃんのぐっすり本』 愛波 文 著
『ぐっすり眠る赤ちゃんの寝かせ方』 愛波 文 著
赤ちゃん及び保育者(ママ、パパ)に関して不安や心配がある場合は、医師等の専門家に相談しましょう。
本記事の内容については注意を払って記載していますが、アドバイスを実行する際は読者の方の判断で行ってください。