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81 Eating the Cats (猫を食べてる)

今回の大統領選では、まずトランプ大統領候補対バイデン大統領(当時)のTV討論会が、異例に早く行われた。その時のバイデン大統領の対応があまりにお粗末だったため、民主党内からバイデン降ろしが行われた事を我々は忘れてはいけない。以下拙記事を参照ください。

そして、バイデンが自ら大統領候補を辞退し、不思議なことに民主党大会での投票なし(いまだかつてなかった)で、ハリス副大統領が大統領候補に選出された。後に、この無投票での選出は無効と主張し、RFケネディーJr.元民主党大統領候補は、民主党にあいそをつかしトランプ支持に回ったのは、まさに衝撃的だった。

そしてトランプ大統領候補対ハリス大統領候補の大一回TV討論会がMSNBCで行われた。MSNBCの”MS”はマイクロソフトであり、Googleと並びグローバル企業の筆頭であり、自社の権益拡大のためグローバリスト=左翼全体主義の民主党に多額の献金をし協力に支援しているのは衆知の事実。だからMSNBCはレガシーメディアの中でも最も左翼的なメディアとされている。TV討論会の最初がそのMSNBCだった事が、いかにグローバリスト勢力の力が強いか、そしてトランプ大統領候補も、それが分かっていながらでもTV討論会に出ざるを得なかったか、を示している。

その際、トランプ大統領候補は、”オハイオ州スプリングフィールド市で、一部の移民が、住民の犬や猫などのペットを捕獲して食べている”、と衝撃的な発言をした。ハリス大統領は、いかにも小馬鹿にした顔で、例の"CACKLE"(めんどりの鳴き声 クワックワッ)、と笑ったのを私は覚えている。さらにMSNBCの司会者は、”スプリングフィールドの市当局者は、そんな証拠はない”、と証言しているので、それはFake News(虚偽報道)だと決めつけ、トランプ大統領候補の発言を制止した。それでも、トランプ大統領候補はSNSで、そのようなポストがされている、と食い下がった。

私は、全く知らなかったのだが、実はこのTV討論会の直後に、南アフリカ在住のミュージシャンが、”Eating the Cats”、という実に秀逸な歌を作り、欧州とアメリカで大ヒットしていたのだ。私が知ったのは、今朝(12/14)仕事をしながらながら聞きしていた、ランブルのダン・ボンジーノ・ショーだった。番組の最後に、ボンジーノ氏がこのビデオを紹介した。

以下のリンクの番組開始後40分くらいから、このビデオを流している。全て英語だが、字幕つきなので、ぜひ視聴して見て頂きたい。

ボンジーノショー

視聴してみていかがだったろうか?
まるでトランプ大統領自身が歌っているように、その発言にメロディーとリズムをつけ、それに作者が軽いノリのパーカッションとコード、さらに自身のボーカルをつけている。

覚えやすく一度聴いたら忘れがたいメロディー、非常に分かり易い英語(作者は英語ネイティブではないように思うが)、それににゃんことワンコの鳴き声を巧妙につけ、実に巧妙にかつ強烈なインパクトのある歌に仕上げている。

以下のYoutubeから無料で視聴できる。

私はごく単純に、”こんな歌とビデオに仕上げるものすごい才能と技能をもったミュージシャンがいるんだ!”と驚いた。このミュージシャンに興味がわき、XとYoutubeを調べてみたら、南アフリカ在住で、動物愛護運動を支援している、”The Kiffness”(その名前の由来は分からない)という音楽サイトを持っている(本名は不明)人だと分かり、この歌がどれほどヒットしていたのかを知り、自分がいかにアメリカと欧州の民衆のブームを知らなかったのか、恥じ入るばかりだった。

以下、The KiffnessのXアカウント

Xアカウント

The Kiffnessの公式サイト

以下、Xへのポストで欧州ツアー関連をいくつか紹介する。

9/16 南アフリカから欧州ツワーに向けて出発したときは、10万人がフォローしてくれていた。最初のドイツツアーは全て売り切れていた。チューリッヒ(スイス)、クラコフ(ポーランド)、プラハ(チェコ)も売り切れ。残りのライブも残りわずか。写真左がこのThe Kiffnessのアカウントホルダー(だと思う)

9/19 まだライブの残席はある。今夜はケルン(売り切れ)だ。ライブ予定地は、9/18 ミュンヘン、9/19 ケルンを皮切りに、ルクエンブルグ、フランス、ポーランド、チェコ、スイス、イタリア、スペインで16回企画されていたようだ。


9/19 ミュンヘンでの”Eating the Cats”ライブ。)たった1週間前に、私は南アフリカのスタジオでこの歌を作ったばかりだった。


9/19 この男(右)は、ミュンヘンでの最後の3回のライブに連続してきてくれ、一緒に記念撮影をした。(3回各々のライブで記念撮影したことが、二人の持つプリントの中に、さらにもう一回の記念撮影プリンがあることから分かる。

9/22 ベルリンではこの歌をリクエストされた。私は(聴衆)の圧力に負けた。

9/24 ルクセンブルクでのライブで、トランプの似顔絵を描くようたのまれた。似ているかな?(私は良く特徴を掴んでいると思う)

9/27 ポーランドのワルシャワでの楽屋の風景。このポスターをみて、聴衆はあの歌を聞きたがtっていると分かる。

9/28 ”Eating the Cats”ユーチューブで9百万回再生され、41千ドルの売り上げになった。(約6百万円) Xでは11百万かいしちょうされ、他のネット配信では30百万回視聴されているが、収入は$600にしかなっていない。(日本円で、10万円弱)マスク氏はXの広告報酬(の改善)に取り組んでいると思うが、今のところユーチューのほうが遥かに報酬は高い。

9/29 チェコのプラハでの”Eating the Cats”ライブ・

10/5 こうして欧州ツアーは終わった。17日間で16回のライブ。最後のライブをしたスペインのバルセロナ、ありがとう!

最後にライブ以外のポストをいくつか紹介する。

10/22 ペンシルベニア
トランプ大統領: 我々はワンコにもニャンコにも(バーガ)を提供しているぞ (食べるんじゃない、との皮肉)

そして来年2月には英国ツアーを企画しているらしい。
以下のポストは、むろん、ビートルズの”アビー・ロード”のアルバムジャケットのパロディー

11/11 トランプ大統領が不利向いた事(銃弾を逃れた)が歴史をどれほど変えたか、誰にも本当には理解できないだろう。

11/13 Xポスト: 私は、大統領就任パーティーで、”Eating the Cats”を歌うつもりだ、ただし、私のギャラが、オハイオ州スプリングスティーンのSPCA(Society for the Prevention of Cruelty to Animals) 動物虐待防止協会に全額寄付されるという条件でなら。

私はこのミュージシャンは初めて知り、どのような政治信条を持ち、南アフリカでどのような仕事なり活動をしているのか分からない。しかし、いくつかのXポストを見ると、どうも親トランプ(少なくとも反トランプではない)のように思え、なにか親近感を感じてしまう。

どなたか、彼の事をご存じのかたがいらっしゃれば教えて頂けると嬉しい。


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