EU議会選挙 (保守派の揺り戻しを期待)
アメリカ大統領選挙ほどではないにしても、EU議会選挙と欧州各国の動向も我が国の歪んだリベラル左翼政権に影響があるのかもしれない。(個人的にはEUではなく、NATOがもう一つの鍵と思うが)今回のEU議会選挙はEU議会の今後の動向についてはもちろん、私が注目するのはむしろ各国(特にフランス)の政情がどう変わるのかだ。
フランスのMarine Le Pen(マリーン・ル・ペン)氏率いる”groupe RN” (National Rally party)は、現政権マクロン氏のRenaissance partyを中心にした連合政党の倍の30%の得票率を取った。写真はこの結果を喜ぶマリーン・ル・ペン氏(右端の白いジャケットの御婦人、と思う)と、同氏の政党の面々。
この結果、アメリカのTHE EPOC TIMES紙は、現マクロン政権は、フランス議会の解散総選挙を余儀なくされるだろう、と報じている。(6/9)
また現ドイツ政権も過去最低の得票率だった。ただし右翼政党のAIDはスキャンダルで苦しみながらも若い層の支持を集め、2位を占めた。
このように欧州でも、アメリカと同様に、これまでのリベラル左翼政策、特に似非人道主義(と私は考える)の無節操な移民移民政策とそれに伴う社会不安、頻発する暴動を含む治安劣化、に対して、”NO"をつきつけている、という事だ。
一方我が国は、実に情けなくまだまだリベラル左翼が幅を利かせている。最悪、世界の自由主義陣営から我が国だけが、保守揺り戻しの波に乗り遅れ、ひいては今の悪の枢軸国(中国、ロシア、北朝鮮、イラン等)に取り込まれるのではないか、と要らぬ予測さえしてしまう。そこまではいかなくても、リベラル左翼にとり、最後の牙城となり、世界中の左翼勢が日本に集中して影響力の行使をもくろむ事は十分に予想される。
私は、もともと日本のTV報道は見ないし、新聞も全く読まないし感心もない。またここ数週間、日本保守党関連のSNSもあえて見ないように、読まないようにしている。しいて言うと、島田洋一先生と平井宏治氏のXはときどき、フォローしている程度。次の選挙で、日本保守党が候補者選出を公式に表明したとき、再びフォローしようと思っている。だから、日本メディアがこのEU議会選挙をどう報じているのか知らない。(飯山博士がNOTEに投稿されておられるようだが、まだ読んでいない)
ただし、私はフランス語、ドイツ語、イタリア語等全くできない。(アメリカ英語がある程度使える程度)また、EU議会が欧州各国の政策にどのくらいの拘束力をもつのか、各国政府がEU議会にどのくらいの権限を委譲しているのか、知らないので、EU議会についてあれこれ言うことはできない。(推測するに、各国の財政政策、欧州通貨ユーロの金利や発行量等の通貨施策等に限られているものと思う。少なくとも防衛力NATOを制御する権力は与えられていないのではないか。)
私の限られた知識で、EUの高級官僚は、昼休みになると高級レストランで、高級ワインを楽しみながら、人々の生活とはなんら関係のない、机上の空論のような理論を議論するという、彼らにとって自尊心と優越感をくすぐる行為にふけっているだけ、と聞いた事がある。彼らは、しっかり保安された高級住宅地に住み、不法移民から隔絶された平空間で生活しているから、移民がどれだけ増えようと自分達の生活の脅威とはならない。逆に、グローバル企業からは安い労働力が確保されると歓迎され、また今の左翼政権からは、自分の権力保持と利益誘導のためにも、支援されている。
本当にEUが変わるためには、政治家だけでなく、こうした高級官僚を総入れ替えし、民衆のための施策を考え、提言する官僚が必要になるのだろう。そのためには、やはり教育、特に小さい子供たちへの教育が何より必要だと改めて思う。
私は、科学・技術系の大学院生に英語での学術研究発表を指導している。私なりの危機感から、今年からディベート演習を取り入れた。大手メディアの変更報道に踊らされるのではなく、技術者として、データをもとにした議論ができるように、データソースの信頼度の評価、信頼できるデータに基づいた論理の構築、そしてディベート技術の習得、と道は長い。
ただ、結果が出るまでかなり長い時間のかかる政策と違い、科学・技術の世界では、データと確立された理論の裏付けで、ある程度の判断ができる、ように思う。そうしたディベートで習得した様々な技術を、将来活用して正しい政策を見極め、積極的に投票にいく、そんな若者を一人でも送り出したいと願っている。
最後に、上記マリーン・ル・ペン氏の次の言葉で締めくくりたい。(Googleの自動翻訳でフランス語を英語に翻訳した)
Quand le peuple vote, le peuple gagne !
When the people vote, the people win!
民衆が投票すれば、民衆が勝つ!