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アメリカ大統領選 #19 BREAKING: Trump Assassination Attempt トランプ元大統領の暗殺未遂事件

7/14(日本時間)、私は近くのスーパまで妻のパシリをして家の駐車場に戻ってきた時、妻から、”トランプ元大統領が撃たれたけど、耳をかすめただけで助かった。ただ聴衆の一人が亡くなり、犯人も射殺されたらしい”、と聞いた。おそまつなことに、私は先週の大統領選の動きをNOTEにまとめて投稿しようと、書き留めていたメモを読み、NOTE記事を書いている途中で、買い物に行くまで最新ニュースは見ていなかった。

あわてて、Rumbleのダン・ボンジーノ氏の悲痛な放送と、ショーン・ハニティー氏の切り抜きニュースをみて、私の感想、見方をまとめてみた。おそらく、我が国の他の識者と比べると、大きく”的をはずした”記事になるのをはじめにお断りしておく。

まず、表題ボンジーノ氏の悲痛な表情を見て頂きたい。まるで、”トランプ元大統領が暗殺されたのではないか”、と思えるほどの、ボンジーノ氏の打ちひしがれ、悲痛で、混乱し、憤りを抑えきれない表情のボンジーノ氏は見た事がなかった。小さい声で、”トランプ氏に電話しなきゃ、、、、でもトランプ氏は病院でまだ治療中だろうし、心配する支持者からの電話が殺到しているだろう、、、”、とつぶやいた。

この暗殺未遂事件に触れる前に、我が国ではあまり知られていない(つまりアメリカメディアを伝言ゲームしているだけの日本メディアは伝えていない)トランプ元大統領の人気の秘密について説明したい。それは、”民衆のための政治信条とこれまでの実績”に共感しているのと合わせて、あるいはそれ以上に、実はトランプ元大統領の”人を大切にする、”博愛”、”友情”、に心底ほれ込んでいる人が多くいる、ということだ。

一例をあげると、ボンジーノ氏は、”自身がガンにおかされた”、と告白したとき、トランプ大統領から、”大丈夫か?俺にできることがあったら何でも言ってくれよ、、、、”、とたしか15分間くらいの長い電話をもらった、と放送で伝えた事がある。ボンジーノ氏はもちろんトランプ支持者ではあるが、必ずしも、全ての政策や信条に賛同しているわけではない。時にはトランプ批判もするし、特に、自分自身が下院議員選挙に立候補し、連邦選挙を経験したことから、トランプ元大統領の選挙選の戦い方に、思わず不満をもらすシーンもここ最近見られた。しかし、この電話のように、トランプ氏の人間味溢れる暖かい友情、その人柄には全幅の信頼を置いているように思う。

もう一つの例は、”被害者を救う会”の会長であるに西岡力(ツトム)氏のトランプ大統領(当時)と拉致被害者家族との会談の話。”拉致”とは言うまでもなく、北朝鮮による、”なんの罪もない無辜の我が国の国民を拉致する”、という悪烈卑劣なテロ行為の事。”当初、トランプ大統領とはわずか数分の挨拶程度の予定だったが、大統領は、椅子に座り、拉致被害者家族の訴えを真摯に聴き、さらに帰国後は手紙で、”安倍総理から拉致を聴いていたが、あらためて、みなさんの悲痛な声を聴き、被害者を取り戻せるよう、安部総理と力を合わせる”、との暖かい手紙を書いてくれた、とのこと。島田洋一先生によると、西岡氏は被害者家族と日本政府との窓口のような仕事をしているため、現日本政府に対してあまり批判的な事は言えない立場にある、との事。しかし、オバマ大統領が訪日した時は、拉致被害者との会談は、わずか数分の挨拶(立ち話)で終わった、と証言されていたように記憶する。

この他にも、どうしたトランプ元大統領の人を大切にする、暖かい人間味を訴える人は多い。

また話はそれてしまうが、同じ人間味を感じたのは、暗殺されてしまった安部元総理だ。(トランプ元大統領は、”彼ら”がシンゾウを暗殺した、と発言したと記憶するが、”彼ら”は具体的に誰をあるいはどの組織を意味したのかは分からない)この話は、確か山口敬之氏が紹介していたと記憶するが、東北大震災の後、安倍元総理(当時は自民党は下野し、自身野党議員の一人にすぎなかった)と世耕議員が、救援物資をトラックに詰め込み、自らトラックを運転して被災地に赴いた、のは知る人ぞ知る、有名な話だ。(安倍総理ご自身は、この事を自らは紹介はしていなかった、と記憶するが)。その何回目かの被災地救援活動のとき、ある避難場所で、一人の小学生の女の子との会話を改めて思い起こす。(この話を思い出すと、今でも涙を禁じえないが)

その女の子いわく、「私は両親を亡くしました。でも私のおかあさんは、帰ってきてくれた(遺体となって、という意味)。私の学校の友達は、まだ良心が帰ってきてくれていないのに、、、、、。だから私はまだ幸せです。」この話を聞いて、安倍元総理は、しばらく女の子から背をむけ、壁の方をむいていたらしい。山口氏は、間違いなく安倍元総理は、”自分が号泣するのを女の子に見せたくなかったから”背を向けたのだろうと、と述べておられた。ようやく、女の子に向き直ると、”今してほしいのはなんですか?”、と聞くと、”早く学校にいって、お友達に会いたい”、と伝えた。当時はただの野党の一議員だった、安倍元総理は、”わかりました。小学校を再開できるようにがんばります”とはっきりと伝え、その女の子を勇気づけた。山口氏は、心の中で、”一野党議員がそんなこといって、実際には何もできないだろう”、と思ったのかもしれない。しかし、安倍元総理は、政治力を発揮して、見事に学校再建に取り組み、早期の授業再開にこぎつけた、との事だった。

安倍総理暗殺後、左翼の多くの識者や著名人(中でも一番苛立たしかったのは、名前をあげるのも汚らわしい(と感じる)前文部事務次官)が安倍総理暗殺をちゃかつような発言が目立ち、国葬にも反対した。

私の周りの、自称”保守派”の多くも、おそらくは日本メディアの報道しか知らず、トランプ大統領を、”人種差別者主義者”、”ナチ信奉者”、”外人嫌い”、と評するものが多い、というか、ほとんどがそうだ。どうせ、いくら日本人が声だけにトランプ批判をしたところで、アメリカ大統領選には影響ない、と最近はあきらめ、イチイチそういう輩に説明し、説得するのはあきらめた。この記事を読んでいただけるみなさんには、私の言葉を信用するのではなく、上記の”トランプ支持者の言葉”に耳を傾けて頂ければ、と思う。

つい、トランプ元大統領と安倍元総理の人情話に夢中になってしまい、肝心のトランプ元大統領の暗殺未遂時間から話題がそれてしまった。申し訳ない。ただ、今回のトランプ元大統領の暗殺未遂事件が、支持者からどのように受け止められているのか、紹介したい思いで、思い出話になってしまったので、どうかご容赦願いたい。

さて、ようやく本題の暗殺未遂事件について。

まず、この暗殺未遂の背景には誰が、どの組織が、そして何故なのか、一番知りたいところだが、今のところ、なんらの証拠もないし、おそらくはケネディー大統領暗殺のときのように、結局は、何も分からずじまいで終わるのだろうと予測する。今時点、あきらかになっている事をボンジーノ氏の発言をもとに整理してみる。

・犯人の動機や背後関係は現段階では不明。
・何故このタイミングだったのか(あくまで私の憶測にすぎないが)現地時間月曜からの共和党全国大会前だった。この大会で、トランプ元大統領が正式に大統領候補として共和党から指名され、かつ、トランプ大統領候補が、副大統領を指名する予定。この前でなければならなかった。
 今回の演説会場のレイアウトと警備状況から、決して武器を持ち込み、暗殺を試みるに有利な会場ではなかったように思う。
 さらに、別の記事で紹介するつもりだが、ここ1週間でバイデン大統領の認知障害がアメリカ国民にさらされ、バイデン降ろしが露骨になり、反してバイデン大統領側の必死の抵抗とが、民主党内にも激烈な摩擦を生じてきた。逆にトランプ元大統領側に流れが一層加速するようになってきてい た、という背景がある、と考える。
・暗殺未遂の現場は、厳重に警され、当然のように銃器持ち込みは持ち物検査で厳しく検査されていた(はず)銃撃音は8~10発聞こえたらしい。  
 ただし。何発が暗殺者のものか、あるいはSPを含めて警護部隊のものかはまだ不明)また、どのようにして、その厳しい持ち物検査を抜けて、犯人は銃器を会場に持ち込めたのか、不明。
 ボンジーノ氏は、例えば3Dプリンタでプラスチック製(金属探知機では探知できない)を使ったのか、あるいは狙撃ライフルで会場外(持ち物検査されない場所)から遠距離狙撃したのか、または、警護側に内通者がいて、拳銃なりライフルの会場内への持ち込みを許したのか、は憶測の域を
でず、今は不明とすべき、としている。

内通者がいたのか?


・トランプ側の自作自演の陰謀論節?
 以下、ボンジーノ氏は歯牙にもかけていないので、全く言及していないので、私の考察を紹介する。
 そもそも、今のバイデン大統領と民主党内の混乱ぶり(カオスと言えるほどの)の現状下で、そこまでリスクをとる必要などない。事実、トランプ大統領側のTV宣伝は、トランプ側の主張はいっさいとりあげず、ただただ、いかにバイデン大統領の認知障害がひどいか、バイデン大統領自身の
発言をまとめたビデオに集中している。
 そのような宣伝活動を展開しているトランプ陣営に、自作自演のリスクをおかす理由はどこにもない。
・今後の捜査は、大統領警護のシークレット・サービスではなく、FBI(連邦捜査局)が行うのが、きまり。(シークレット・サービスは犯人逮捕ではなく、あくまで要人警護が目的)
・トランプ元大統領は、共和党全国大会には、”出席する”、と言明したらしい。

GET BIG! (警護対象を体を張って守れ!)
最後に、ボンジーノ氏(元大統領警護官シークレット・サービスの指導教官)の非常に印象的な、SS(シークレットサービス)の標語を紹介したい。
警護官の訓練では、まず”GET BIG!”を体に叩きこまれるそうだ。人間の本能で、何か大きな音(例えば銃撃音)がしたら、自然反射で、首をすくめ体を地締めようとする。これは我々の持って生まれた本能だ。しかし警護官は、その本能にさからって、自分の体を盾にして、つまり大きくして、警護人をまもらなければならない。ようするに、自分の命を犠牲にしても、警護対象を守る、そのための厳しい選別と訓練を受けるのだそうだ。

しかし、ちょっと考えて頂きたい。様々な訓練はあるが、人間の本能にさからう、というのは本当に訓練できるのだろうか?私は他にそんな仕事はないように思う。人間、いざとなると、アドレナリンが出てスローモーションのように、時間感覚がゆっくりと感じるようになる、とは言われている。しかしそれは、あくまで自分自身のみを守るため。いくら仕事とはいえ、そして警護対象の要人とはいえ、自分の命を投げ出して、いわば赤の他人をたすけようとは、本能に真っ向から反する行為だろう。

ボンジーノ氏はそれを訓練し、身に着けたものだけが、シークレット・サービスという名誉ある職につけるのだ、と説明する。

以下の写真を見て頂きたい。
まず銃撃を右耳に受けた直後、トランプ元大統領は、右手でその右耳を触ったように見える。”あれっ なんだろう耳が痛いな”、という感じに見えるが、とても命を狙われている、と感じたようには見えない。

銃撃を耳に受けた直後

しかしその直後、自分の手に血がついているのを見て、演台のの下に下に自ら倒れ込んだ。そしてシークレット・サービスが何人もトランプ元大統領を体で覆いこむように包み隠した。これはデニス・ディ・ソーザ氏のポストでよくわかる。トランプ元大統領は顔に血がなれているように見える。

身を伏せられ顔に血が流れるトランプ元大統領

そしてその後、シークレット・サービスの必死の制止を振り切り、立ち上がって、右こぶしを振り上げ、民衆に向かい、FIGHT! ”戦え”と繰り返して叫ぶトランプ元大統領、と周りを取り囲み、GET BIGで守るシークレット・サービス。イーロン・マスク氏のポストだが、このポストを飯山先生もリポストされている。この直後、シークレット・サービスに押されて、トランプ元大統領は演壇からおろされ、おそらくは、病院に直行したものと思われる。

立ち上がり右こぶしをつきあげ、”戦え”と叫ぶ元トランプ大統領と体を張って守るシークレット・サービス(イーロンマスク氏の、”私はトランプ大統領を断固支持し、早い回復を願う!”とのポスト
ラヒームカサーン氏のポスト (獄中の)スティーブ・バノン氏は、”トランプは神の鎧をつけている”

上のポストは、MAGA運動家の一人、ラヒーム・カサーン氏が紹介した、今まさに獄中にある、スティーブ・バノン氏が、”トランプは神の鎧をまとっている”、と銃弾からまさに紙一重で免れたトランプ氏を称えるポストを紹介した。

私は心情的にはこのバノン氏(特に自らは獄中にありながら)の言に共感を覚えるし、”そうなのかもしれない”、とも思う。しかし、左翼メディアは、アタッシュケース(とされているらしい)爆弾の爆発から奇跡的に免れた、あのヒトラー暗殺未遂事件に、今回の暗殺未遂事件をなぞらえ、またぞろトランプ元大統領をヒトラーのイメージにかぶせる、反トランププロパガンダに活用される、と推測する。

そしてボンジーノ氏は、自らの出身母体である、シークレット・サービス長官Kim Cheatle氏の責任、とくに、あまりにも政治バイアスのかかった発言に対して、まず今回の暗殺未遂事件の片(シークレット・サービスの警護の失敗)をつけ、直ちに辞任しなければならない。

シークレット・サービス キム・チートル長官

たボンジーノ氏は、トランプ元大統領自身が、”自分は暗殺されるリスクにさらされている”、と分かっていたはず。大統領候補は、完全な警護パッケージをあらたに作りそして、そのパッケージで警護されなければならない、と指摘する。

安倍元総理大臣の暗殺の真の責任者は誰で、どういう責任をとり、その後どんな警護体制を構築したのか、はっきりしない我が国と比べて、少なくとも米国では要人警護の責任はシークレット・サービス、とはっきりしているのはみならうべきでないか。


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