78 NO DODGE the DOGE -政府効率化省からは逃げられない
"DODGE"と"DOGE"は似たスペルで、"dodge ball"(ドッジボール)は、ボールから逃げるゲーム、つまり"dodge"には”逃げる”という意味がある。対して、DOGE"は"Department of Government Efficiency" (政府効率化省)の略号で、イーロン・マスク氏とヴィヴェック・ラマスワミ氏が率いる新しい政府機関の略号である。
つまり、"NO DODGE the DOGE"は、”政府効率化省からは逃げられない”、という意味で、私が勝手に作った語呂合わせだ。実際にはそんな呑気な事を言っている場合ではない事はお断りしておく。
それでは、DOGEに狙い撃ちされる”彼ら”とはどこの誰のことなのか?
それは、司法省、国防省、保健省、を中心に、自分の本来の職務は果たさず、自分の出世と利権の拡大のためにのみ汲々とし、アメリカ国民と国土を犠牲にしてきた、ディープステート”であり、”グローバリスト”とも称されるエリート官僚達だ。
例えば、現FBI(連邦捜査局)長官のChristopher Wray(クリストファー・レイ)氏は、トランプ第一政権で指名されたにも拘らず、その後バイデン側に寝返り、あろうことかトランプ大統領の逮捕まで及んだ。その容疑は、”国家機密情報の持ち出し”だったが、大統領権限で持ち出しはできるはずだし、実際に、オバマ大統領を含め歴代大統領も持ち出ししている。
また、2020年1月6日の議事堂デモでは、平和に議事堂に入っていったデモ隊(中には老婦人までいた)を逮捕し、禁固刑に処した。これは、当時の司法長官Merrick Garland メリック・ガーランドと共に、トランプ大統領とMAGA運動を締め付け、政治生命を終わりにしようとした、卑劣極まりない背徳行為だと私は考える。私はトランプ大統領の就任初日にこの逮捕されたMAGA運動家(ただし中にはANTIFA,. BLM等のプロ活動家、さらにはFBIの潜入捜査官もいるはずだが)を全員大統領令で名誉回復してくれるものと期待している。
11月30日 上院議員のジョッシュ・ホーレイは、FBI長官クリストファー・レイはこの地表で最も腐敗した政治家の一人だ、と糾弾した。
以下、DOGEの2トップの一人Vivek Ramaswamy ヴィヴェック・ラマスワミ氏が2024年1月7日(いわゆる1.6 国会デモ日の翌日)にあげたXポスト。トーマス・マシュウ上院議員が1月6日デモ隊調査の公聴会で、ガーランド司法長官とレイFBI長官に対して、1月6日のデモ隊に何人の情報源つまり潜入捜査官がいたか、質問した。しかし両名はこの回答を拒否した。
さらに、新FBI長官に指名されたキャッシュ・パテル氏は、2023年7月に出版した自著で、グローバリストとして政府機関から排除すべき人々をなんと個人名をあげてリスト化している。(昨年の7月に出版です。FBI長官指名に驚いて慌ててこの本を読んだ論客もいるようですが、無視せず読んだだけましだと思います)
そのパテル氏は、FBIのクリストファー・レイ長官とDHS(国土保全省)のアレハンドロ・マヨーカス長官には指導力が欠如している、と11月25日FOXニュースで発言している。むろん、この二人の個人名も上記の自著のグロー場リスのリストに列挙されている。だから、パテル氏の使命は、この二人を絶対に首にする、とのトランプ大統領の意思表示ともとれる。
このようなグローバリスト=エリート官僚達がこれまでどんな悪事を働いてきたのか、については次の記事で紹介した。
また、我が国ではほとんど報じられていないようだが、1月6日国会デモの当時朝、民主党本部前の路上に爆弾が発見された、との情報がFBIから出た。ところが、午後の国会デモの後、いつのまにかこの爆弾騒ぎがニュースから消え、FBIも、誰が、いつ、どこで爆弾(らしきもの)を発見したのか、その時に撮影されたビデオを含めて、証拠が紛失した、ととんでも発言をするようになった。
FBIの内部にはこの時の情報がまだ残されているはず。しかしまだその情報は公開されていないため背景は憶測の域をでない。一つの仮説として、これはFBIが主導した演出された疑惑ではないか、というもの。これは、MAGA運動家が民主党(当時、なぜかバイデンではなく、ハリスをねらったもの、との報道すらあった)を攻撃しようとした、との疑惑を演出して、MAGA運動の息の根をとめようとしたもの、との疑惑だ。
しかし、実際にはこの爆弾騒ぎに火をつけるより、国会デモをネタにしたほうが”手っ取り早い”との判断で、爆弾騒ぎには蓋をしたのではないか、との憶測も否定はできないだろう。そのうち、真実が今度のFBI人事刷新で公開されることを期待したい。ランブル放送のボンジーノ氏がこれまで追跡し報告してきているので、別記事で紹介したい。
トランプ大統領は、就任初日にこのクリストファー・レイ長官、そしてメリック司法長官を首にするはずで、当面の狙い撃ちターゲットの主役級と思われる。
そして、彼らは自分達が首になる日(2025年1月21日のトランプ政権誕生日)を戦々恐々として待っているようで、中には次の仕事を見つけて早々に辞職する官僚すら出てきているようだ。
次期トランプ政権は、着々とその準備を進めており、まず各省庁に保守派の政治家、そして”正義同盟の官僚”を任命しつつある。その筆頭がDOGEだ。そして、我が国のレガシー・メディアはほとんど報じていないようだが、今回の大統領選での選挙参謀を務めて重要なマネージメントを成功させたSusie Wiles氏(スージー・ワイルズ)が、アメリカ大統領府の歴史上始めての女性主席補佐官に任命された。ワイルズ氏は、今大統領選の主席選挙参謀として辣腕を振るい、トランプ勝利に導いた最大の功労者の一人といっていいだろう。
私はネット放送で見たのだが、トランプ大統領の勝利宣言集会で、トランプ大統領候が真っ先に聴衆に紹介したのが、このワイルズ氏であったのに、気が付かれただろうか?ワイルズ氏にとっては最大の名誉のはずだったのだが、”恥ずかしがり屋”なのか、"人前で話をするのが苦手”、または英語でstage frightという演台恐怖症なのかは分からないが、トランプ大統領の紹介からまさに逃げるように舞台奥の目立たないところに行き、代わりに共に選挙戦を戦った部下が、”ワイルズ氏は最高の上司だった”、と絶賛するシーンがあり、私には”あの出たがりのトランプ氏の選挙参謀がこんなシャイな女性だったのか!”、と少しほほえましく思えたのを覚えている。
恥ずかしがり屋かどうかは別にして、膨大な人数だったはずの選挙舞台を統制し、一致団結してトランプ勝利に慢心した、その管理手腕は驚異的だと、私には思える。むしろ、戦略眼、キャスティング(適材適所)、そして人材育成と管理についての天才なのではないか、とさえ思える。そのワイルズ氏がWest Wing(ホワイト・ハウスの東西両翼で、大統領執務室のある西翼が檜舞台になる)の主役となったのだから、おそらくは、大統領府のスタッフの人選はもとより、いわゆる閣僚人事にも辣腕を発揮しているのでは、と思うのだが、いかんせん、XやTruth等のソーシャルメディアにもめったに登場しないため、その活躍度合は分からない。そのうち、その辣腕ぶりが紹介されるものと思うが。
以下、ワイルズ氏ご自身のXポスト。
数少ない保守系メディアの一つニューヨーク・ポスト(タイムズではないので、ご注意ください)紙が、West Wing Woman (ホワイトハウス)西翼の女性、として紹介した。
そして、私が待ち望みかつ心配していた、我らの(!)ピータ・ナヴァロ博士が、トランプ政権に復帰する、という私にとっては特大ニュースを知りました。この記事では紹介しきれなかったので、別の記事でナヴァロ博士の紹介(再紹介)と期待される活躍について、書いてみたいと思います。ただしナヴァロ博士の健康状態(6ケ月の禁固刑のあと、かなりやつれた様子だった)が心配ではありますが。
さらにこの後、トランプ政権の閣僚人事(すでにレガシーメディアでは死ぬほど大騒ぎしているし、あのCNNが保守派に媚を売り始めた!)の紹介と私なりの閣僚人事から見えるトランプ政権の今後の目指す方向(そのほとんどは選挙中にトランプ大統領自身がTruth Media等で発言し、明確になっているのだが)を紹介したいと思います。また、お隣韓国の内乱状態についても、Youtubeの李相哲先生の解説を交えながら私なりの背景の憶測(?)、今後ン動向とトランプ政権の我が国への影響についても書いてみようと考えてみます。
今回も拙文を読んでいただきありがとうございます。
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