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60 第3のトランプ大統領暗殺未遂 

Rumbleのボンジーノ・ショーで、第3のトランプ大統領暗殺未遂事件が報じられた。表題のスクショには、警官(シークレットサービスではなく、郡警察とのこと)が、ニューヨークのロングアイランドでのトランプラリー(選挙運動)の近くで、”車に置かれた爆弾を発見した”とある。つい先日、トランプ大統領がゴルフラウンド中に、2回目の暗殺未遂事件があったばかりなのに、数日の間にすでに次の暗殺未遂がおこったことになる。

この連続した暗殺未遂は、とても偶然とは思えない。ボンジーノ氏は、第1回目の暗殺未遂事件(バトラー市の演説会場での狙撃事件)の後、”このままでは、トランプ大統領が当選したにしても、とても大統領就任式まで、その身の安全を確保できない”、と繰り返し警告してきている。

ボンジーノ氏自身が元シークレットサービスの現場指揮官であり、かつ、警護要員の教育訓練の指導員も務めた経験があるだけに、その警告は極めて重く受け止めなければならない、と私は思う。

アメリカの保守派のネット発言では、トランプ再選のとき、米シークレット・サービス長官にはダン・ボンジーノ氏を指名するべき、という意見もある。(ボンジーノ氏はトランプ大統領と個人的に付き合いがあり、頼まれれば、なんらかの形でシークレット・サービスの体制立て直しに力をかすものと、私は思う。


第2回暗殺未遂について、これまで分かった事は、
・犯人の携帯位置情報から、暗殺未遂まで12時間近く、現場に潜んでいた。
・犯人の潜んでいた場所は、ゴルフ場周辺で最も発見されにくく、かつ銃撃
 しやすい(射線が確保できる)、いわばプロの狙撃者なら誰もが選ぶよう
 な絶好の狙撃ロケーションだった。(このことだけでも、狙撃の素人だっ
 た犯人が自分でこの場所を選べたのか、はなはだ疑問。
・銃撃はAK47(通称カラシニコフでテロ軍団も好んで使う) いわゆる狙撃
 用ライフルではない。
・トランプ大統領のゴルフラウンドは直前になって決められた。
・その事を知っていたのはせいぜい10人程度だった。

これは私のただの推測でしかないが、もしかしたら、トランプ大統領が回るかもしれないフロリダのゴルフ場に数名の暗殺犯が待機していたのではないか?。トランプ大統領の所有するゴルフ場は、フロリダには数ケ所ある。たまたま、狙撃訓練を受けておらず、かつ、狙撃用ではないAK47という狙撃用にはむかない機関銃をもった犯人だったため、致命的な銃撃にはならなかっただけ、だったのではないか?

逆に運悪く、狙撃訓練をうけた犯人が、狙撃用ライフルをもっていたゴルフ場に行っていたとしたら、そう考えると、そら恐ろしい事になっていたかもしれない。

犯人の動機については、一部では、以下の報道があるようだ。
・犯人はハワイ在住。(フロリダに土地勘などあるはずもない)
・自分のピックアップトラックには、バイデン・ハリスの応援ステッカーが
 貼ってあった。
・これまで一貫して民主党を応援し、献金してきた。
・ウクライナに行き、義勇軍に志願したが、戦闘訓練を受けていないとの理
 由で従軍を拒否されアメリカに帰国した。
・トランプ大統領の、”ウクライナへの支援金提供を停止する”に反発してい
 た。

ウクライナ支援について、アメリカ保守派の意見は、”これ以上ウクライナに資金援助はするな”、というもの。ただし資金援助の停止は、ウクライナを見放すことではない。事実、トランプ大統領はすでにロイアのウクライナ侵攻
の休戦のため、ロシアとウクライナの双方に交渉を持ちかけている、と一部で報じられている。(レガシー・メディアは当然無視しているが)

対してバイデン政権はウクライナへの巨額な資金援助継続と中途半端な武器供与を続けている。例えば、F16は提供したが、肝心要のパイロット養成は手付かず。結果、ウクライナ空軍はF16を活用できていない。

さらに山口敬之氏によると岸田首相は、バイデン大統領からの7兆円の追加資金援助の裏書きをさせてられたようだ。ウクライナには、休戦合意ができたとしても、復興のためさらに巨額な資金が必要になる。だから実質的に、この追加資金援助を含めて、ウクライナには返済能力などあるはずはない。つまり、実際には我が国が、ウクライナの肩代わりをしてアメリカに7兆円しはらう、約束をしたことになる。

ウクライナ国民にとり、大事なのは、とにもかくにも休戦または停戦に持ち込む事であり、そのために実質的に有効な手をバイデン政権は何ひとつ打てないでいる。そもそも、ロシアがウクライナ侵攻できるように、ロシアードイツの天然ガスパイプラインのノードストロム2を再開させたのがバイデン政権だ。(トランプ大統領は、オバマ大統領がゴーサインを出していたノードストロム2を止めていた。だら、ロシアには戦争資金は入ってこなかった)

一方、米シークレット・サービスは、第1回暗殺未遂事件に続いて、トランプ大統領を本気で警護しようとはしていない、としか思えないようなお粗末な警護体制だった。当然のように、ゴルフ場の周辺調査もせず、ドローン監視もしていなかった。

にもかかわらず、一昨日、米シークレット・サービスのProtection Unit(警護ユニット)内部で内部昇進の報道がなされたばかりだった。ボンジーノ氏は、何か問題があっても責任を取らせて首にできない、バイデン政権と酷評している。

これはMAGA活動家がいくら声高に頼んだとしても、トランプ大統領はこれからもゴルフには行くだろう。そして肝心の米シークレット・サービスは、きちんとした警護体制は、おそらくは意識的にとらないだろう。であれば、これからも、というより、これからますます暗殺リスクは高まっていくものと思う。ネット上では、アメリカの元軍人がボランティアで、トランプ大統領警護に当たる、とも伝え聞く。しかし軍人と要人警護は根本的に違うので、警護にどこまで効果があるかは分からない。

トランプ大統領にしたら我慢ならないことだとは思うが、大統領就任式まで暗殺リスクの高い、ゴルフは自粛して欲しい、と願ってやまない。

同じように、総裁選を控えた高市さなえ氏も、民間警備会社に委託して、しっかりした身辺警護ができるように、スタッフのみなさんの注意喚起と行動を願う。



ボンジーノ氏の略歴
元シークレットサービスのいわゆるAチームで、オバマ大統領警護のTransportation Teamを指揮した。このチームは、大統領の移動の安全警護を担当し、業界用語で、”Door Kicker”と呼ばれる、最も危険な任務。(TVドラマ等で、犯人の立てこもる部屋のドアを蹴破る、という最も危険な任務からもじった言い方らしい)詳細は、私の#34記事を参照して欲しい。

ボンジーノ氏は、後に現場エージェンとの教育訓練も担当した。当然のことだが、ボンジーノ氏は、今のシークレットサービスに昔の同僚や部下も多く残っている。その個人的つながりから、内部情報が、一般のメディアではなく、仲間に信頼されているボンジーノ氏のところに来るようだ。それが、同氏が他のメディアより早く確かな内部情報を入手できる秘密でもあり、またどこよりも信頼できる証拠になる。

このようにボンジーノ氏には、シークレット・サービスの管理職の腐敗と無能ぶりに嫌気をさして辞める優秀なエージェントが多くいる、ともコメントしている。



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