“生きづらい”を一緒に生きる
だが、情熱はあるをみています。
本当に面白いし、先週と先々週の回はかなりグッときました。
やっぱりM-1戦士って、かっこいいな…
そればかり頭の中で巡っています。
これからはKOCが熱くなる時期ですが、もうM1もすでに楽しみですね。
そんなだが情(略し方、合ってる?)の中で
めちゃくちゃ感心したセリフがありました。
そういう話って面白い
ある回で、若き日の若林さんが
ラジオのオーディションを受けに行くシーンがありました。
あなたが本当にしたい話をしてほしい。
内容は何でもいいです、とスタッフの方に言われたのをきっかけに、自分の情けない話をしました。
その時、スタッフの人はこう言いました。
人が本気で情けない、悔しいと思った話は面白いんだよ、と。
これをきっかけに若林さんはオーディションに合格するというストーリーでした。
私は若林さんのトークも大好きで、出されたエッセイも何冊か読みました。
ただ、このセリフを聞いて頭に浮かんだのは大好きなパンサー向井さんでした。
共感できるから好き
私は向井さんの悔しい、情けないといった話が“大好き”で2~3年前からラジオを聞いています。
でも、“大好き”といっても笑えるから好きというより、
共感して安心できるから好き
という気持ちが強いです。
私も他人のことをすごく気にするし、人見知りだし、でも嫌われないようにニコニコすることはできるし。
でも後から考えて、「あれで大丈夫だったかな…」って色々気になるし。
それに加えて、そんな薄っぺらい褒め言葉はいらないけど、誰かからちゃんと評価されたい、認めてほしいという承認欲求はあるし。
…もうこれだけ書いてて自分でもめんどくさ!ってなるほど、面倒な人間なんですよ。ほんとに。
だから数年前にアメトーークで「生きづらい芸人」って回があったんですけど、
もう180%共感しかなかったです。
つまりは自分って、簡単にいうと
“生きづらい”
ってことかなと思っています。
自分の原点
どうしてこんな気にする&評価されたい人間になってしまったかというと、
幼少期のことが関係しているのかなと思います。
私の隣にいつもいた子は、クラスどころか、学年中の人気者でした。
幼稚園の頃、そして小学校の頃も、その子が周りにちやほやされるのを隣で見ていたのが私。
今思えばその子が好かれる要因はたくさんあるから人気になるのもわかります。
そんな状況に置かれていた私は、
自分が“そっち側じゃない”ということは、幼いながらに理解しました。
私はとりあえず、自分に人気がないってことをそっと受け入れました。
そっから多分、
自分も人気になりたいという気持ちから
自分も認められたい、
せめて人気がダメでも評価されたい、
という気持ちが膨らんでいったのかもしれません。
だから色々と頑張るけど、
自分はまだまだだなって傷つく夜も多くて。
なので高校生くらいからは、自分のメンタルと向き合ってきました。
“情けない”で救われる
話を向井さんに戻しまして。
私なんかが、向井さんを語るのもおこがましいですが、きっと向井さんも苦労されてきたのだと思います。
ラジオで上手く行かなかった話をよくされますし、後から振り返って色々気にしちゃうのとか、久しぶりに会った人とものすごい距離を感じてどうしていいのかわからないとか、
もう気にしちゃうポイントが私と本当に似ていらっしゃるんですよね。
だから、情けない、悔しい話を聞く度に、私は救われています。
気にするの自分だけじゃないんだ、
自分みたいに色々考えちゃう中でも生きている人いるんだって、安心できます。
まるで、生きづらい同士、一緒に世の中・社会という荒波と戦っているように。
…と書きながら本当に一緒にしてごめんなさいと思うのですが、笑
気持ちとしては味方がいるような、そんな気持ちです。
だからアメトーークの生きづらい芸人でキャプテン席にいた吉住ちゃんを見ても勝手に仲間だと思ってしまいます。
自信のないところから生まれたもの
だからこそ、この間も向井さんのラジオを聞いてて励まされたことがありました。
とある番組で、若者の悩みに答えたそうです。
そのお悩みが「自分に自信がありません」というもの。
それに対して向井さんは
「自信がないからこそたくさん準備するし、たくさん先回りしてやってみるし。自信のないところから生まれた自信の方が強い」と答えたそうです。
この話の終わりとして、
「俺めちゃくちゃいいこと言いました!笑」
と笑いにしていた向井さんでしたが、私はすごく助けられました。
私も自信がなくて、これでいいのかな、といつも思ってしまいます。
でもそれでいい。そっちの方が本当は強いのかもしれない、と思えました。
だから会社に行く道中は
「自信のないところから生まれた自信の方が強い」と心に刻み、
オフィスの扉を開けるときは、
向井さんのラジオの最後のお決まりのセリフ
「今日も1日頑張ろう!」を心で唱えています。
同じような思いをしていると思えるからこそ、私は情けない、悔しい話をたくさんしてくれるパーソナリティの方が好きです。
これからもラジオを頼り処としながら、
自信のないところから生まれるものを信じます。
そしてだが情、これからが楽しみです!