番外編)心に残るナース②
またまた、心に残るナースは、新人で入職した時の病棟のSさん(なんかSさんばっかり)
Sさんもとても綺麗な容姿の憧れの存在。清潔感に満ち溢れる姿は、できるナースです。もちろん、技術もコミュニケーションも、看護過程の展開も完璧。
学生の時から指導してもらっていたのですが、思い返すと教えられた記憶がない。俗にいうティーチングされた記憶がない。どう指導されたのかというと、「見ててね。」「一緒に来る?」そうです!一切説明はなく、見て覚える。質問しないと何も言ってもらえない。質問する機会を逃すともう絶対に聞けない。そう簡単に声をかけられないオーラがあったのです。
必死にメモを取りながら、チャンスをみて声をかける勇気を学びました。
結果1年後、新人から同僚へと昇格できました(笑)普通に会話できる喜びと、雑談ができる嬉しさに、一緒に夜勤をするのが楽しみになりました。
このSさんからは、他にも、夜勤の朝、患者さんのところに行く前にお化粧をして身支度を整える必要性を学びました。朝に、爽やかな笑顔と整った身支度は、患者さんに朝の爽やかな空気を届けることができる。どんなに忙しい夜勤であっても、それを感じさせない疲れを見せない配慮をすること。プロの一面も見せてもらえました。
他にも、優先順位をどのようにつけて業務をするか、急性期の病棟でリーダー1人で25人を看る臨機応変さを学んだおかげで、私のキャパが広がりました。
今、こうしてたくさんのことにチャレンジできるのは、Sさんのおかげです。「ありがとうございました」
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