不安と期待
2022年になり、今年はどんな1年にしようかとずっと考えていました。
書いてまとめていきながら自分の備忘録として残しておくことにします。
2021年はどんな年だった?
漢字一文字で表すなら、「初」。
自分の中では初めてのジャンルのお仕事があったり、新たな趣味を始めたり、、、
新しい出会いが多く、ここ2,3年の間でも勇気を出したなって思うことが多い1年でした。
とにかく緊張しまくりでしたが、でも全部が楽しくて、素敵な時間で、良い経験をさせていただきました。
特に下半期はあっという間に過ぎてしまったので、本当はまだまだその思い出に浸っていたい。私の大好きな“音楽”で客席のお客さんが笑顔になっている___本当に楽しかったなぁ。
でもこれも既に過去のこと。ひと段落つき、これからどうする?どうしたい?ってやっと考え始めた2021年の12月末。
仕事も趣味も。
昨年から、「モダンカリグラフィー」を習い始めました。
モダンカリグラフィーは美しく書くことを意味する“カリグラフィー”の21世紀に新たに登場したモダンのスタイル。
整った正しい形を継承していくトラディショナルなカリグラフィーと比べて、モダンカリグラフィーは従来のスタイルを受け継ぎつつも書き手それぞれが自分のスタイルをもって個性を表現できることから、音楽に通じるものを感じ、ずっとやってみたかったことでした。
実際始めてみてまだ1年ほどですが、それでも自分の楽器の演奏にリンクする部分が沢山ありました。
楽器のことで上手くいかないことがあった時も、弾く練習から書く練習に変えてみると違う視点から客観的に考えることができて、新しいことに触れる大切さを感じています。
今年は基本のベーシックコースからステップが上がり、Advancedコースで1年間学びます。
自分で表現する、伝えるということも共通だと思うし、音楽が楽器を通して生み出されるのと同じように、文字も人の手によって書かれる。その人のフィルターを通して作られる点に音楽と同じものを感じます。
楽しみながら理解を深めて、ゆくゆくは音楽とモダンカリグラフィーをつなぐ何かを作れたらいいな、と思っています。
だから趣味も大事にしたい。
新たな趣味をもったことで気持ちも切り替えも以前よりほんの少しだけ上手くなったような気がしています。
音楽活動としてはコロナの影響の大きかった時期から少しずつ通常の形に戻ってきたようにも思っていましたが、オミクロン株によって再び中止・延期が増えてきています。スケジュールが無くなっていく不安さがまた押し寄せてきている。
でもこれから先の未来がどうなるかは今までもわからなかったわけだし、どうしようじゃなくてどうしていきたい?に自分への問いを変え、自分の人生の舵を切り道を決めるのは自分なんだ、と気持ちだけはめげずに強くいようと意識しています。
ただ、今の私が言うようなこの強い気持ちも、毎日生きていたら時には崩れることもあるでしょう。
頑張ろうと決断したことが波にのる時もあれば大きな荒波にのまれそうになる時もあるかもしれない。その波は味方になったと思えば壁となって立ちはだかることもあるかもしれない。でもこの不安定さを感じることができるのは、立ち止まらずに歩き続けているからだと信じて、まずは良い時も悪いと感じる時も冷静に受け止めてしっかり進んでいきたい、と今改めて思います。
自分の音楽活動として個人的にやりたいことも沢山あります。まずは浮かんだアイディアを考えただけで終わりにせず、時間はかかっても一つ一つしっかり形にします。
これをやって何になるんだろうとつい答えを急いでしまうけれど、何事も地道に積み重ねて忘れた頃に結果がついてくるというから。
これからの未来は自分にも、誰にもわからない。
先が見えない不安よりも自分に期待を込めて。