療育手帳申請の落とし穴と、取得後の気持ち
「療育手帳」というものがある。
2021年12月に、勇気を出して療育センターに電話をし、
自閉症という診断になるまで、半年以上かかった。
なかなか予約が取れない、時間がかかるという話はインターネット上で聞いていたけれど、本当にそうなんだなあ。
自閉症児を育てている友人から、
「手帳、なかなか取らなかったけど…今振り返ればすぐ取ればよかったと思う」という話を聞いていたので、かる〜く検索。
一般的な申請方法
今はコロナで通常以上に何かと時間がかかるし、、予約も判定も相当かかりそう!なので、善は急げだ!
手帳がどんな制度なのか、何が必要なのか等は調べずにまずは聞こう!と
市役所に駆け込んだ。
「療育センターに最近相談に行き始めたのですが・・・療育手帳というものがあると、知人から聞きました。
手帳についてどんな制度なのか、また、申請するとしたら何が必要なのか教えてください。」
で、1時間ほどの聞き取りを受けた結果。。
「すみません、もあさんは療育センターに相談に行かれているので、
そこで診断を受けることになるので、今市役所では特にできる対応はありません」
えっ・・・
ここまで話したこと、無意味?
てか、最初に、療育センター通ってるって話したやん?
私も手帳について知らないから、何が必要なのか教えてください。
って伝えたやん?
・・・結果、療育センター側に相談してもらい、そこで市役所に提出する診断書や書類を、まるっと準備してもらえた。
担当の方が本当に本当に本当に親切で、頭が上がらない。
長くなりましたが、言いたいことはこれです!
(県や市によって違うかもしれませんが)
・療育センターに通っている場合は、そこで「療育手帳とはなんでしょう?」と聞いてみよう
・まだどこにも通っていない場合は、市区町村の障害福祉担当窓口、または児童相談所へ!
私は、
・市役所と各所の連携というものは出来ていないものだ、
・インターネットでのかじった情報「療育手帳は市役所」
という思い込みがあり、療育センターで相談せず、市役所に凸してしまったのよね。
あと、担当者にもよるかもしれないけどあまりあっちからは勧めてもらうことはないと思うので、まずはこちらから聞くのが良いかと。
療育手帳を持つメリットデメリット
・デメリットは、ない。
ただ、診断がつく、という事実はある。
療育センターの担当者さんも、そこをやっぱり一番気にしていた。
認めたくない人にとっては、耐えがたいデメリットかもしれんね。
・メリット
我が子の場合B2判定、
かつ私の住む街はB2だと受けられる補助はほぼ、ないです。
介護者1名のバス代無料、年末調整の所得税・住民税控除、くらい。
療育手帳をもらって
申請して、2ヶ月ほどで手帳がもらえた。
デメリットはない、なんて書きながら、正直すごく複雑な気持ちになった。
障害じゃない、特性なんだ、って分かってる。
でも日本のルールだと、やっぱり「障害」なんだよね。
もう戻れない、やるしかない、的な怖さと。
とはいえ息子は超絶可愛いし大好きな存在には変わらない。
スッキリ?モヤモヤ?うーん、複雑。
でも、やっぱ少しでも補助が出るならありがたいしね!
いろんなサポートをしてくれる、国や県には本当に感謝です。
余談
市役所では、たくさんいろんな聞き取りがされた。
発語の時期や、困っていること、など。
私の市役所のところは明らかに子供慣れしていない感じの方で、
正直、、事情聴取にも感じる聞き取りに
「障害児」として扱われるんだ、「迷惑をかける存在なんだ」と、
勝手に感じてしまったな。
今まで自分が、子ども関連で接してきた人たちは「寄り添う」雰囲気を
とても出してくれていたので、ここで結構ダメージを受けた。
あー、社会に出たらこんな感じで扱われるんだな〜と。
※今までが恵まれすぎていただけで、普通の対応なんだとは思う。
市役所の皆さんありがとう。。
ちなみに、友人は市役所の担当者さんがすごく親身になって助けてくれた!と話していました。
余談2
子どもの3×4cmの写真を、手帳作成時に提出するのだけど、
証明写真のように背景が白い必要はなく、
顔さえきちんと写っていればスナップ写真の切り取りでもOK!
なので、私は3歳誕生日の笑顔の写真をチョイス。
めっちゃ可愛い!!!!!!!!
やるっきゃねえ!人生楽しも!んで、いっぱい愛情伝えてこ!
今すぐ、そしてずっとできることってそれだよね。