2040年の世界 まるでそれは美しい旋律のように
自動運転車で旧市街の寝床近くまで送ってもらい戻った6人はすっかりお腹が満たされていた。年少組の4人は帰りの車内でも今日プレイしたVRゲームについてずっと話していた。
行かなかったメンバーへのメッセージとしてカイは約束通りB-28路地の突き当たりの壁に特に問題なく帰ってきたことと博士にもらった食べ物のお土産があるということを暗号メッセージとして残した。
深夜そのメッセージを読んだメンバー5人は朝になってから廃墟ビル5階の寝床にやってきた。
カイは彼らに一通り研究室でのことを話